チェーン落ちのリスク回避
レース中にチェーン落ちするリスクは全ての選手にあり、チェーンキャッチャーを付ければ100%回避でいるかといえばそうでもないが、無いよりは幾分マシになるだろう
後ろがローギアに入っている時にインナーに落とさないや、トップ側のギアに入っている時にアウターに上げないという当たり前の事は今回置いておく
実際に走っている時に自分で気をつけられる方法としては?
チェーンがアウターからインナーに落ちる時はどんな時か
そう、登り坂に入った時にインナーへと落とす時だ
インナーに落とす時に一番リスクが少なく、パワー変化が少なくケイデンスのみ変化する瞬間はどんな時か?
ちょっとずつ細分化して考えていくと、インナーに落とすタイミングは掴めてくるはずだ
方法の1つとして、僕が行っていたのは
インナーに落とさなければいけない坂道を上り始めると、ジワッと足にかかるトルクが上がり始めた時はじっと我慢、クランク2回転~2.5回転はそのままのギアで上り始め、ケイデンスが7~10回転ほど落ちたところで一瞬(1/4回転くらい)ペダルを踏み込まずにインナーへと落とすこの時、後ろのギアはそのままで
勾配が急だと2~3回転が1.5~2回転になることはあるが、一度感覚を掴んでしまったらどこで落としたら良いか感覚的にわかるだろう
インナーに落とすとケイデンスは13~18回転ほど上がるが、すぐに減速していくので適正なケイデンスに合うように後ろのギアを1枚ずつ軽くすれば良い
こうする事で、スムーズに登り坂の入り口を作る事ができる
そして、踏み過ぎもなくなる(マッチを燃やさなくて済む)
逆にアウターにあげる時
スピードが上がり始めた時
そう、アウターにするとケイデンスが落ちるので、落ちるケイデンスに合わせてペダルを回してあげながらアウターへと入れる
この時、ペダルを踏むことを弱め、クランク半回転分ケイデンスを落としてペダルへのパワーも落としてあげると、問題なくアウターへ入ってくれる
だたいアウターに入らない選手をみると、インナーのケイデンスのままカリカリと回している人を多く見る
この2点をやるだけでチェーン落ちや、上がらないリスクは大きく減らせる上
インナーへのスムーズなチェンジができるので、上りでの不要な変速の回数がめっきり減る
僕はレースを走っていた時、このタイミングを身につけていたので、メカニックトラブル意外ではほぼチェーントラブルを起こした事がない
些細な気遣いが大きなトラブルを回避できることを覚えておこう