ブエルタ・あ・エスパーニャ 2016 スプリントに関する考察
ブエルタだけにとどまらず、最近では総合系の選手が落車することが多くなった。なぜ?
①スプリントステージでも、集団内にいたら以外とタイム差を取られている場合がある
②チーム毎に隊列を作るので、高速でも集団が横に広い(コーナーの進入が危険)
①コーナーの多いゴール前のスプリントステージでは、コーナーを抜ける毎に集団は細く長く1列に近づいていく。もちろん道幅が広ければそんなこともないのだが、後ろに行けば行くほどコーナー後の伸びた集団についていくことは難しくなる。だからこそ、スプリンターチームが引いている横に並んで自分たちの居場所を作る。すると、スプリンターなら使える物はなんでも使うので、総合チームのラインには、チーム力の無いピンで動いている選手や、少数でゴールを目指すスプリンターが集まってっくる。すると②の状況がつくらるわけだ。
スプリンターは瞬間的に力を出してサッサッと動くことを得意とし、状況判断から細かい動きを得意とする特徴がある。しかし、総合系の選手は一定ペースで走ることを得意としているが、コーナーや、横の動きを苦手としている。スプリンターは、そんな総合系選手のいつ止めるかわからない動きにかまっていては、置いていかれてしまうので、同じ場所に居るがゴールが近づくにつれ温度差が激しくなる。
ここから先は
888字
/
2画像
¥ 100
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?