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【32連勝】自由枠何入れる?ORS期機械ネメシスの構築・回し方簡単解説【Shadowverse】

どうも初めまして、しと(@BraveShito)です。
最近note書くの流行ってるみたいですね。
自分には実績と言えるものは何一つありませんが、今回たまたまランクマッチで機械ネメシスを使って32連勝出来たので、構築や立ち回りについて自分自身が考えていることを書いてみることにしました。
(もちろん全文無料です)

10月19日 (1回目の調整後、アディ前)

「機械ネメシスの解説とかどこに需要あるんや」
と思うかもしれませんが、まさにその通りで、現在の競技環境は財宝と回復の2強環境であり、セカンドデッキとして選ぶのであれば選択肢に入ることは少ないです。
(進化ヴ、マガチヨ、財宝ロイヤルなどに有利が取れているためランクマッチ・競技環境共に活躍が期待できます)

それゆえに機械ネメシスについてまともに語られることはあまりなく、今から触ってみようと興味を持つ人からすれば少し困った状況です。

しかしながらシャドバのメインコンテンツはあくまでランクマッチであり、そのランクマッチで勝てるのであれば解説するに値すると思います。
そういうわけで、少し初歩的な話も交えながら現在の機械ネメシスについて話していこうと思います。

※不明な点などあればコメントお願いします

最終更新:2023年11月26日
 ・環境の変化を考慮し対面別の相性など修正
 ・アッパー・ナーフ等を受けて内容を修正


はじめに|32連勝構築について

こちらが32連勝した際に使っていた構築です。
今弾で追加されたカードは、アーティフィシャルエデン、ファイアバラージの2枚です。
世間一般的な構築と比べると、

① ドールズトレーニングが入っていない
② ファイアバラージが入っている
③ アニマルパペッターが3枚入っている

このあたりが差別点かと思います。

これらのカードは自由枠でありながら試合を進める上でプレイに大きく関わってきます。
そのため、デッキを組む際にはどのような試合展開を行うのか考えておく必要があります

自分が使っている構築ではとにかくカウントを稼ぐことを重点に置いており、盤面ロックや当たり先ケアも積極的に狙いたいことからドールズトレーニングを不採用にしています。そして、代わりに後攻でも使いやすいファイアバラージを採用しました。
これに加えて、終盤のコストのくっつきやすさやファイアバラージの融合素材にもなれる点を評価してアニマルパペッターを3枚フルで採用しています。

こういった自由枠を変えることによる変化が現在の機械ネメシスの魅力の一つであると思います。


【1】確定枠について

こちらが個人的な確定枠です。
ミカエルを1枚にしているリストも見かけたことがありますが、

① ライルの返し先を固定されてしまう
② エデンの破壊対象の確保(守護1面だけだと困る)
③ 2枚以上出したい場面がある

といった理由から2枚としています。

また、アームレスキューは構築によっては融合先が安定しないことから2枚としています。正直3枚確定でもいいぐらいですが、減らすことも選択肢としてあるということです。

そして最後にエデンですが、今の機械ネメシスはドローの少なさからトップで引ける打点を増やした方が安定するためキルザエルとエデンといった高コストのカードが大量に入っています。
しかしながら、エデンは進化が必要な場面が多く、アンリエットなど低コストの学園・機械カードを増やすのであれば打点の温存もしやすくなるため2枚に減らすといった選択肢もあります。

他の3積みカードについてはデッキの安定性を保つ上で今環境においては減らす必要はないと考えてます (グライアス落ちる前はキルザエル0で回してたりしたので環境によって多少変わります)。

追記:Rageの結果を受けて
キルザエル1でファイナリストなった人がいるみたいです。ドルトレ&祝祭積んでる前寄せの構築だとキルザエルの比重下がるのかなと思います。


【2】自由枠について

こちらが自由枠です。
チェスウィッチほどではありませんが、機械ネメシスもかなり自由枠があります。
カウントさえ稼げれば正直何を入れてもいいので、今後アディショナルで機械タイプを持たないカードが追加されたとしてもとりあえずは試してみるつもりです。
では、早速カードごとに解説していきます。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

①スマートゴブリン

1ターン目に出せる唯一の学園フォロワー。
このカードを入れる最大のメリットは後手4で破壊カウントを10稼げることです。また、アンリエットのブーストをしやすくなるなどの噛み合いもあります。連携10も稼ぎやすくなります。

しかしながら、後半腐ってしまうこと、放置のされやすさから思ったよりカウントに貢献しない場面があるなどの理由から自分は採用していません。


②バレットテイカー

ミカエルを戻しながら連携も稼げる1コスト。
直接召喚をよく引いてしまう運の悪い人は入れてください。自分は運がいいので不採用にしています。

冗談はさておき、実際使ってみるとこのカードを出したいタイミングは少ないです。カウントを稼ぎながら連携10を目指すのであれば置くのは1ターン目ぐらいしかないため、本来の直接召喚を戻す役割を担うことが難しくなります。
また、現在の機械ネメシスは引いたグレティナを手札から打点にすることも多いため優先度は低いです。


③ドールズトレーニング

コラボの絵違い来てほしいなぁ…

面放置対策のビビらせ枠。
ビビらせ枠、とは言ったもののハンド状況によっては放置される面を作らざるを得ないことがあります。なので公開制に限らず強力なカードではあると思います。1コストで人形を出して10連携を稼ぐことも出来ます。

ではなぜ自分が抜いているのかですが、カウントケアの面放置についてはある程度プレイングでカバーできると考えているからです。
上でも書きましたが、自分は面を押し付けるよりも副総長ケアなどを優先した受け寄りのプレイを好みます。また、10カウントの最後がアームレスキュー、アニマルパペッターにするなど処理強要させることで試合を優位に進めることが可能です。

とまぁ少し否定のようになってしまいましたが、やはり回復ビショなどを重く見るならかなり強いカードであることは間違いありません。公開制であれば入れる価値は高いです。

ドルトレ最強!

④ファイアバラージ

今季の個人的最推しカードです。
これがあるから勝てた試合がいくつもありました。回復が少ない機械ネメシスにとって手軽に貼れるバリアは貴重です。また、1コストであることから終盤のアニマルパペッターやライルとの噛み合いもいいです。
加えて、最近増えてきた進化ヴのリアン&アルフィーを処理するのに必要です。ついでに武装ドラもメタれます。刃の盗賊に打つこともあります。

あと、これは見つけた時感動したのですが、ファイアバラージの融合変身は自分が共鳴状態である必要があるためライルで調整することがあります。その際、ライルの人形と一緒に加わる"スペルの方"を融合することでお得に使うことが出来ます。

これを融合します (脳死でやっちゃだめだけど)

ちなみに、不可視の技巧は10破壊で発動するカードです。
「機械カウント10いかないなぁ…」
という場面でもアニマルパペッターなどを出していると10破壊到達するので、融合する際は10破壊いくかどうかを目安として慎重に考えましょう。


⑤煌奏の学徒・アンリエット

貴重なPPブースト枠。
最近は回復ビショを触る人が増えたためその強さを理解してる人は多いと思います。ブーストだけでなく序盤の4点除去がロイヤルの刃の盗賊に対して強いです。また、デッキに7コストのカードが多いためブーストする価値は高いです。
発動に関してはライルが学園を供給するため回復ビショップより安定します。

と、強いカードであることは間違いないのですが当然引けないと弱く、先行ではノイズになることもあります。また、後手4アンリエットしたとしてもレポーターがなければ10カウント行かないことが多々あります。そのため、人によって採用・不採用が大きく分かれるカードです


⑥ミカエル(3枚目)

中盤の盤面除去の弱さを補助しつつ回復もしてくれる神カード。今季は特に財宝ロイヤルなどのリーサルラインを避けるために必要不可欠です
神カードではあるのですが、デッキに戻すカードが減ったことにより素引きを嫌って2枚にしている人が多い印象です。

それでも私が3枚採用にするのは、財宝や進化ヴといったガンガン攻めてくる相手に対して確実に2枚以上出したいからです。
「ミカエル戻すカード増やさないの?」
と思われる方もいるかもしれませんが、前期の機械ネメに入っていたカシムの強いところは"テンポを取れる"というデッキに戻す以外の役割があったところです。残念ながら今のプールにはそういったカードはなく、ミカエルを戻すよりはミカエルを増やしてしまおうとなったわけです。

親の顔より見たカシム

また、これは私の構築に限った話ですが、ファイアバラージを融合する際にミカエルを引いたことで共鳴がずれてしまうと困るので、デッキから出てもらう必要があります。


⑦レジェンドティーチャー・ルシウス

学園の3コストフォロワー。看守・アニマルパペッターと枠を争っているカード。先後問わずテンポを取りながら連携10を稼げる強力なカードです。局所的ですがヴァンパイアとビショップに対して進化の4点が刺さります。3/3で処理強要をしつつ、必殺による盤面制圧をしながら盤面進化で打点を通せるのはルシウスにしかない強みでしょう。しかしながらその必殺が裏目に出ることもあったり (エルヴィーラやロジャーによる相討ち)、看守同様カウントを稼げないなどデメリットもあります。また、アームレスキューの融合素材に出来ないといった点も挙げられます。これらのデメリットをカバーするのに最適なのがドールズトレーニングであり、巷ではルシウス3枚、ドルトレ2枚の構築をよく見かけます。

追記:Rageの結果を受けて
思った以上にマガチヨが多かったです。
エルフ相手専用のコンボとして、グレティナ込みで
ルシウス進化→pp回復→ドルトレ で14点
ということが出来ます。ライル人形 (技巧あり)で6点
7コストで可能なOTKコンボ、覚えときましょう。


⑧アニマルパペッター

アニマルパペッターは実質0コスト!

ルシウス・看守同様3コストの枠を争っているカード。
ですが、このカードは特定条件下で0コスト以下になります。それが他の2枚と違う強みです。
基本的な動きとして、機械フォロワーを面に残すことを意識しましょう (2面以上残っていると実質0PPになるのでレポーターなどと一緒に出せます)。

デッキ全体で言うと、今季はホフレからのグライアスアクセラの大量ドローという動きが無くなったため2ターン目にホフレを切ることが増えました。そのため少しアニマルパペッターの出しやすさが上がりました。また、グライアスが落ちた打点の穴も埋めてくれています。

これも忘れてはいけないのですが、アニマルパペッターから出てくるターミネイトマシンベアには突進がついています。特にレポーターが引けていない時、この突進を生かしてカウント達成することも視野に入れておきましょう。

序盤の諜報員許さないマン

⑨撃針の看守

ルシウス・パペッターと枠を争う3コストの機械フォロワー。ターン終了時のドロー&回復が染みます。

アームレスキューの融合素材になることや、ナーフの影響で財宝ロイヤル相手にも残りやすくなり2ドローが安定して見込めることが強みです。
と、強いカードであることは間違いないのですが、カウントを稼ぎたい序盤に稼げないこと、後半腐ることから入れるとしても3枚は必要ないと考えています。

覚えておきたい序盤のコンボ

2ターン目にライルを出しライルの人形(0コスト)を回収、3ターン目にライルの人形+看守と出すことにより看守を取られにくくすることが出来ます。

注意点として、先行であればスモーメカニックで十分なこともありますし、そもそも看守の1ドローよりもライルの人形の価値を重く見るなら無理に出す必要はありません (ナーフはされたものの一蹴採用されてたら取られるので)。

相手が連携ロイなら尚更注意したいです

⑩アームレスキュー(3枚目)

正直3確でいいとは思う

融合することでプロダクトを生成できる機械フォロワー。どちらかというと進化ネメのイメージが強そうですが、機械ネメでは本体も最強です。

後攻5ターン目までに8カウント稼ぎ、アームレスキュー本体を出して体力を戻す動きが特に強いです。融合プロダクトは相手のケアに対してぶっ刺さりますし、ホフレの横にくっつけることでドローしながら除去の補助も出来ます。

自分がよくやるプレイとしては、融合プロダクトなどで盤面を空にしつつ、次のターンにレスキューで体力を戻しながら再び面を空にする。これによって継続して相手の動きを阻害をすることが可能です。


⑪アーティフィシャルエデン(3枚目)

今季から追加されたでかすぎるカード。
正直最初見た時は「なんだこれ……」と思いました。
ですが、使ってみると進化で攻撃力が"3上がる"とかいう神すぎるカードデザインに震えました。
これにより進化すると偶数→奇数、奇数→偶数と攻撃力が変化します。

グレティナと合わせて最大15点出るので終盤の押し込みにおいて最強と言っても差し支えないです。また、7回復で耐えることも多く、キルザエルでは出来なかったことをしてくれるカードです。

しかしながら、奇数でないと7点出ないのが少しネックで、その場合グレティナ込みで13点しか出せません。対戦相手が上手ければ偶数・奇数のケアはしてくると思うので進化は残しておく必要があります。
機械ネメは進化を使いきることはほとんどありませんが、多少扱いにコツがいるカードだとは思います。

追記:アッパーによる影響
対バフドラにおいてはリソースを使わされて打点が続かない状況が発生しやすいです。エデンの「4枚ドロー&4コスト減少」を使うことも頭の隅に置いておきましょう (秘術ウィッチのミデロみたいな感じ)。

奇数調整方法|よく使うやつ

グレティナのみ (3or5)
ミカエル(3)+ライルの人形(2)=5

エデンは出す時に盤面のフォロワー2体を破壊する必要がありますが、盤面に1体しかいない場合でも効果はちゃんと発動します。細かいことですが、覚えておくと役に立つかもしれません。

盤面一掃→ グレティナのみを破壊で奇数

おまけ|環境次第で入りそうなカード

前期の機械ネメシスで入っていたことがあるカード達です。
祝祭の饗宴はテンポムーヴをする上で強力ですが、カシムが落ちたことや序盤の1コストの価値が高いことから最近は入れることは減りました。

追記:Rageの結果を受けて
ファイナリストの構築が祝祭の饗宴3枚採用でした。テンポムーヴを特に重視するのであれば採用を検討してみるのもいいかもしれません。

ランクマでされた動き。確かにこれはめんどくさい

絆の証明はリソース補充が出来るカードですが、前期までのOTKを積極的に狙うデッキとは違い今季はテンポを重視しています。そのため優先度は低いです。しかしながら1PPで打てれば強力なので、学園カードを大量に採用しているデッキであれば採用を検討してみてもいいかもしれません。最後にパンドラ。出た当初は"パンドラ+直接召喚グレティナ+ライル"でOTKができるとのことで話題になりました。ですが、今の環境は先攻後攻に限らず早くて7ターン目、遅くとも8ターン目には20点飛んできます。そのため、進化が余りやすい後攻では活躍が見込めず、先攻はそもそもパンドラを使わずとも8ターン目に倒しきれるため現在は採用されることはなくなりました。


【3】デッキを組んでみよう

さて、ここまで確定枠、自由枠の解説をしてきたので最後にデッキを組んでみましょう。
↓イメージとしてはこんな感じ (あくまで目安)

◇ 確定枠 (30枚前後)
ー・ー・ー ↓自由枠 (10枚前後) ・ー・ー・ー
◇ テンポムーヴ強化枠 (3~5枚)
→ ルシウス、アニマルパペッター、看守
◇ 環境対応枠 (2~5枚)
→ ドルトレ、ファイアバラージ、祝祭の饗宴、
  アンリエット
◇ 終盤打点補助枠 (1~2枚)
→ エデン3枚目 (人によってはキルザエルも枚数変わる)
◇ 回復補助枠 (1~2枚)
→ ミカエル、レスキュー3枚目
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◇その他 補助枠 (2~3枚)
→ スマートゴブリン、バレットテイカー

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① 一般的なドルトレ構築 例

多少人によって枚数が違うと思いますが、ドルトレ採用の構築はおおよそこんな感じです。
ドルトレと相性の良いルシウスを採用しつつ、連携が稼ぎやすいのでミカエルも3枚入れてみました。

機械ネメは先攻でも後攻でもある程度戦えますが、まず第一として先攻で確実に勝つことが重要であるため、アニマルパペッターやエデンといった打点カードはしっかり3枚採用したいです。

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② アンリエット採用型 例

こちらはアンリエットを採用した形です。
学園カードを盛るためにルシウスの枚数を増やしています。学園カードを増やすとレスキュー融合がしづらくなるため枚数を減らすのも良いでしょう。アンリエットでブーストした場合、中盤でパペッターを使うことが減ります。そのため枚数を減らしている人が多いです。

ブーストしてもカウントを稼げていないことが稀にあるため、この構築においては機械フォロワーであるキルザエルはエデンより優先度が高いです。今回はエデンも3枚入れていますが、もし減らすのであればエデンをおすすめします。

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③バラージ採用型 例

バラージ採用型です。
連勝した時のリストを元に、現在の環境を踏まえて枚数を変えてみました。
(もちろん連勝した時のリスト使ってもらえるのは嬉しいですが)

ドルトレの枚数、ファイアバラージの枚数は好みだと思います。ただ、競技環境でドルトレ構築が結果を出していることからある程度は対応されることは頭に入れておきましょう。しかしながら、それでもルシウスとのコンボが出来たり、相手の下振れを一方的に倒せたりと、有ると無いとでは大違いです。

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3コスト枠の優先度

個人的には今の環境であれば、
アニマルパペッター>>ルシウス>看守
の優先度かなと思います。
アニマルパペッターはテンポムーヴで強力なだけでなく、カウント稼ぎの点で優秀です。
デッキの安定感を上げることに貢献してくれるカードなので優先度は高いです。

追記:看守を回復カードとして採用するメリット
看守が1点回復をしてくれるのは周知の事実ですが、看守の回復が他と違うのはこのカードを出しながら他の動きを出来るところです。
対財宝などで「あと1点回復すれば耐えるけど次の自分のリーサルも無い……」ということはよくあると思います。受けながら殴り返すための回復カードとしての採用であれば価値は高いです。


【4】機械ネメシスの回し方

ここからはマリガンや立ち回りについて簡単に解説していきます。リストは自分が使っているものを参考にします。

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① マリガンについて

先攻

先攻であれば2コスト機械フォロワーは2枚程度持っていいと思います。
優先度としては、
スモーメカニック>ライル>>それ以外
といった感じ。後半使わない機械カードを優先的に置いていくイメージです。

機構の暴走は最強カードなので2枚以上持ちます。ライル人形やホバーバイカーを温存出来るのが理想です。そのため看守を返して暴走を持つこともあります。
対ビショなど、面放置されやすい相手などではカウントよりも単体の強さを重視して看守を積極的に持ちたいです。
この構築には入っていませんが、ルシウスも先攻で強力なカードです。

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後攻

後攻では2コスト機械は1枚程度のキープに抑え、暴走やレポーターを引きに行きます。
この際の2コストの優先度は、
ライル>>ホフレ>それ以外
といった感じ。対面が財宝やアグヴの場合はかなり盤面除去をシビアに考える必要があるため、ライル以外の2コストは返して全マリガンも視野に入れます。ホフレは2カウント稼げるのでライルの次に優先度が高いです。

また、後手4までに8カウントを準備できていれば後手5でアームレスキュー本体を出せるため、極力1コスト1カウントで動けるよう意識しましょう。
例外として、対ビショであれば後手でも看守キープを考えます。
先攻・後攻、どちらにおいても面の数を意識した上でカウントの計画を立てることが重要です。

追記:最近の環境について
最近のランクマはアグヴより進化ヴと当たることが多いです。そのためレスキューは持たなくて良いでしょう。


② 基本的な立ち回り|注意点

先攻・後攻、どちらにおいても5ターン目までに機械カウント10を目指します。
先攻では4ターン目までに6カウント稼いでおくのが理想です。プロダクトがあれば先5のレポーターとくっつけることも出来るため5稼げていれば十分です。

後攻はアームレスキュー本体を狙いたい、また後手5でライル人形にバフをかけたい (破壊10)ことから後手4までに8カウント以上稼げているのが理想です。ライル人形に進化を切って顔を詰める余裕があるのであれば出来るだけ進化ターンまで温存したいです。

レポーターは5/6という高いスタッツであることから非常に放置しづらいです。その反面、ロジャーやエルヴィーラに当たられると当て先がなくなってしまいます。そのため脳死で後手4レポーターに飛び付くのではなく、5まで引っ張って確実に10カウント達成することもあります。

処理強要しやすいカード。カウントの最後に最適。

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直接召喚いっぱい引いた時

直接召喚をたくさん引いているということは逆にトップで引く確率は下がっているわけです。ライルを出すタイミングをギリギリまで遅らせましょう。戻して引き直すのが最悪のパターンです。

カウント9まで進んだ状態でレポーターが残されることがありますが、グレティナが継続して出ない手札状況なら逆にそれを利用して盤面から打点を稼ぐといったプレイングも存在します。

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グレティナもミカエルもない時、ライルで何戻す?

地味に迷うところだと思います。
自分は "余ったプロダクトマシーン" だったり、後半使いづらい看守だったりを戻すことが多いです。ライルを2枚出す場合は1枚目のライルで加わった不可視の技巧を戻すこともあります。

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注意!必要以上にカウントは稼ぐな!

上で "余ったプロダクトマシーン" と書きましたが、ここで覚えておいてほしいのは、
使わないカードもリソースということです。

ライルを出すときやファイアバラージに融合するときは手札から1枚カードを消費します。そのため一見必要のないプロダクトマシーンを残しておくことで、結果的に手札のキルザエルやエデンといった打点カードを失うことなく使うことが出来ます。
(ファイアバラージの場合はネメシスカードが必要なのでプロダクトマシーンは要りません)

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ホフレでドローしたい時|残りPPを意識しよう!

↑上で書いたプロダクトマシーン温存の発展形として、ホフレ+プロダクトでのドローがあります。
テンポムーヴが重要な現在の機械ネメですが、手札次第ではホフレのドローに頼る場面もあります。

さて、本題はここからです。ホフレを使ってドローするのは5ターン目か6ターン目ですが、この時残りPPは3か4となります。つまりドローをした上でライルなどのカードをプレイしようとするとほとんどPPは残りません。もちろんですが、ホフレのドローを行いつつ盤面処理もする必要があります。その状況で出せるプロダクトマシーンはせいぜい1枚程度です。
(アームレスキューの自動進化プロダクトマシーンがあればドローしやすくなります)

残りコストを考えた上でプロダクトを温存するのかどうか、慎重に検討する必要があります。

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20点OTK妨害の裏技

アームレスキューは、守護+ラストワードで回復を持っています。そのため、狂乱ヴァンプの「ヘドネ+ガロダート+デモンディーヴァ」の20点を防ぐことが出来ます。
これ以外にも財宝ロイヤルのバルバ砲手を防げるなど、OTKに限らずラストワードを生かした特大打点への対応が可能です。


【5】対面別|意識すること

対財宝ロイヤル (微有利)

財宝対面はとにかく顔を守ることを意識します。また、連携10を達成して早期のミカエル直接召喚を狙います。機械カウント以上に連携が重要です。

機械ネメはお世辞にも回復力があるデッキではないので、後手を取った場合はある程度割りきって顔を詰めにいくことも必要です。もちろん、副総長ケアを出来るのであれば相手の先7の平均打点である17点を避けつつ逆リーサルもとれます。間に合わないのであれば、後手6のグレティナ+グレティナ14点、またはホバーorライル人形+アニマルパペッター+バラージなどの17~18点で削りきれるラインまで押し込みましょう。

バラージが入っている構築に関しては0旗絡みでも体力を保っていれば先7OTKを耐えたりします。
どちらにしても、顔を削りにいきケアさせることで相手のOTKは遠ざかるので、こちらが安全に7を迎えることが出来ます。

基本的なことですが、アスシオケアは常に出来るのであればします。カウントの進みが早ければ先4レポーターも検討します。進化権を確実に打点に変えることが重要です。

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対回復ビショップ (不利)

一番苦手な対面。正直やりたくないです。
ですが、看守によるテンポムーヴやライル人形を使ったレポーター隠し、ドルトレによるバフなどやれることは多く、回復側も実は顔をしかめている場面は結構あると思います。

とにかく顔を削ることが大事です。後手4レポーターをせずに盤面のフォロワーに進化を切ってライル人形で隠すなどした上でエルヴィーラアイテールにレポーターのプロダクトを当てることで諜報員が出てくる前に10カウント達成が出来ます。

ドルトレを使う際は、相手のライフを削りきれるかどうか計算しながら並べましょう。1点でも残してしまえば負けてしまうのでカウントか盤面の強さ、どちらかに振りきった方がいいです。中途半端に面を作るのだけはやめましょう

ライルで攻撃せず何も出さずパスが正解。
次のターンにレポーター+ライルの人形を出したい。

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対進化ヴァンプ (有利)

最近プロリなどの影響もあって増えてきた進化ヴですが、シグナであったりガデルが面に当たってくることから面放置がされにくくグレティナ召喚が安定するため基本的には有利です。

ですが、リアン&アルフィーに手こずっているとこちらの打点が続かなくなり、息切れして負けてしまうといった事故も発生します。そのため、ファイアバラージなどのメタカードであったり、進化を温存しながらリアン&アルフィーを確実に捌く必要があります
進化を切っていないリアン&アルフィーであれば、5/5スタッツのキルザエルやアマルガムでバフしたグレティナで相討ちすることが出来ます。

顔を詰めたい場面だが、アスシオケアしつつキルザエルを構えることで確実に勝ちにいきたい。

機械ネメシスは除去とライフプッシュを同時に行えるデッキなので、進化ヴ程度の回復であれば押し込みが間に合います。それ以外の面の駆け引きで負けてしまうことはとにかく注意しましょう。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

対マガチヨエルフ (微有利)

マガチヨ対面はとにかく守護が重要です。リリィを出されると大抵削りきれず相手のマガチヨのターンが来ます。
ライル人形の2/3スタッツが偉くメイ1枚で処理されないため、レスキュー+ライル人形で守護3面を貼ることが可能です。一旦リーサルを避けてしまえばキルザエルがいるので継続的に3面守護を貼ることが可能です。

面ロックを警戒しつつ、メイを出すと破壊10カウント達成してしまうようにしておきます。前期のマガチヨに比べて反転をこちらの盤面に打たれることも減りましたが、それでもリリィ変身などのリスクがあるのでホフレは出来るだけ当てておきましょう。

追記:アディショナルの影響
アディショナルで真相究明という相手の盤面のフォロワーの効果を全て消すカードが出ました。
守護+バラージのバリアで大体は耐えますが、ある程度顔を詰めて相手が看守のコストを下げにくい状況にしてあげる必要があります。
もちろんそのまま殴りきれるのであればマガチヨに走られる前に倒してしまいましょう。

☆キラリンブイッ!☆

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対秘術ウィッチ (微不利)

マルチプルウィザード、エンペラーゴーレムのアッパーによりナーフ後のランクマッチ・競技環境で数を増やしたデッキです。

エンペラーゴーレムのアクセラがかなり強く序盤に強い面で返されることが多いです。一番注意したいのはこちらが先攻の時で、相手がグリュネ+エンペラーアクセラ×2と並べてきた場合にレポーター1枚で返せない事があります。なので、プロダクトマシーンを温存して敢えて先5でレポーターと一緒に出すのが安全です。

序盤に面が返せないと負けてしまいますが、先5のエンペラーゴーレムはライル1枚で返せたりと、手札次第にはなりますが意識していれば問題はありません。ただ、全く回復をせずに面を返しているとレヴィ連打されるだけで負けてしまうので、回復をするためのコストも考えて次に使うカードを考えましょう

最近の秘術ウィッチはパメラを減らしていて、耐久プランを取りづらくなっています。回復やバリアを張りながら殴りあいをすればこちらが勝てることは多いです。特にファイアバラージを相手がケアすることは難しく、最低でも3点カットになるのでリーサルを避けやすいです。

追記:最近の環境について
レートやjcgの競技環境においてパメラの評価が高まっています。そのため耐久プランを取られることが増えました。長い試合を意識して戦いましょう。

ミデロを見越して6Tは何もせず手札を温存。
結果的にこの後手札が繋がって勝つことができた。
(処理はグレティナ強くて割となんとかなる)

エペゴの返し方 補足
先攻であれば、エペゴを投げられたらグレティナが出る状態(10カウント)にすることで簡単に返せます。この時レポーターは体力5以下にして倒れるようにしときましょう(レヴィの場合も考慮して面は出来るだけ当てる)。
また、カウントが不足している場合は連携10達成だけしてミカエルを出します。ミカエル込みならパペッター1枚でも取れます(パペッターとミカエルでゴーレム踏みで5点+3点でエペゴ処理)。
↑どちらも無理な場合はライルで返すしかないです(逆に言えばライルさえ持っておけば返せる)。

後攻の場合は後手4での10カウント到達は難しいので、レポーターを体力6で残すようにします。体力2点で残ったエペゴなら返せますし、ゴーレム相討ちの場合もレポーターかかってれば問題ないです。
後攻でレポーターがない時は上に書いたようにライルで返すしかありません。序盤にライルを出した場合も可能であれば人形を温存しましょう。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

対バフドラゴン (五分)

ディオン1枚のアッパーで秘術と同じくランクマッチ・競技環境で数を増やしたデッキです。勝てない訳ではないのですが、ドラズエルが入っているリストだとかなりきついです。

盤面を返せずに負けてしまうというのが大半の人のイメージだと思いますが、実際は盤面を返すのにライルやホバーバイカーを使った結果攻めきれず負けてしまうことが多いです。つまり、リソースを確保しながら終盤まで繋ぐことが対バフドラで勝つためには必要になってきます

出来るだけ序盤で使わせたいカード

さて、リソースを確保するということでしたが、バフドラには珊瑚礁の精霊というカードがあるためカウントがギリギリの状態だと消滅でケアされてしまいます。そのため、こちらが余裕を持ってカウントを稼ぐ動きがなおさら重要になります。と、ここまで聞くとかなり難しい対面のようにも思えますが、序盤のボードのやり取りのコツを覚えていればリソースを温存しやすくなります。

コツは2ターン目の相手のオルカサーファーは放置して、こちらの盤面の数を減らさないことです。相手のグランドスラムに対してアニマルパペッターが非常に有効で、バフドラであればこちらのフォロワーは残りやすいので3点AOEまで狙えます。こちらが先に面を作ってしまえば後の面処理が簡単になり、楽にグレティナ召喚まで繋げることが可能です。

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アッパー後環境|バラージは入れろ!

アッパー後環境に出てきた秘術ウィッチ、バフドラゴンはどちらも特大打点を飛ばしてくるデッキです。また、バフドラゴンのドラズエルはもちろん、本体ガンベインも厄介です。これらに対して対抗するためにはファイアバラージは必須だと思います。

バラージを使う際の注意ですが、こちらが融合したのを見て相手がガンベインを置いてくる可能性があります。出来るだけ打つ時以外には融合しない方が安全です。


おまけ|機械ネメシス顔面Tier表

完全に独断と偏見で作ったので
「おいここ違うだろ!」
などの異論があれば受け付けます。
とにかく伝えたいのは、機械ネメシスのカードは顔が良いということです。特にスモーメカニックはシャドバのキャラクターの中でも屈指の美少女であると思います (ミカエルはおまけで入れた)。
私はシャドバ以外に遊戯王を少し触ったことがあるのですが、そこでも閃刀姫というメカメカしい女の子が沢山入ったデッキを使っていました。

デッキがいくら強かろうが弱かろうが、結局はそのカード達を好きでいられるかが大事です。自分は機械ネメシスをフルプレにしてしまいました (どうでもいいですがグライアスは最後までオーブ入れるの躊躇ってました)。

あと豆知識なんですが、ホフレはリメイクだったりします。人形ネメ好きだった人は思い入れがあるのではないでしょうか?

ドルオペ加えるやつ。0コス5点生成できた

おわりに

ここまで読んでくださった方ありがとうございます。あまり文章を書くのが得意ではないので、読みにくかったかと思います。
ですが、少しでも機械ネメシスというデッキについて知って貰えたなら幸いです。

これを書いたのは連勝したことがきっかけではありますが、そもそも
「機械ネメシスは簡単である」=「単純」
というイメージを少しでも拭いたいという想いがありました。

カウント系全般に言えることですが、相手の動きに合わせて柔軟に立ち回りを変える必要があり、そこが機械ネメシスの魅力でもあります。

これを読んで少しでも
「機械ネメまた触ってみるかぁ」
と思ってくれた方がいると嬉しいです。

おわり

絵:しと

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