見出し画像

先天性心疾患と診断されたら

先天性心疾患はお母さんの胎内の中で心臓がうまく作れなかった疾患で、心房や心室を隔てる壁に穴が空いている、左右の心房や心室のうちどちらかが小さい、心臓から出ている肺動脈や大動脈などの管のつながりがおかしいなど胎児によって状態は様々です。約100人に1人の割合で生まれてくるといいます。昔は手術の成功率も低く、子どもの病気だと言われてきましたが現在は医療の進歩によって手術をした後に成人し、人並みの生活を送れているケースも増えています。一方で、心疾患の患者は運動面での支障は続きますが見た目には疾患があることが分かりづらいため、成人した患者が増えることで社会的な配慮の必要性も増していると言えます。

先天性心疾患の発覚、我が家のケース

出産予定日は10月中頃で、お腹の中にいたイブに異常が発見されたのは7月26日だった。妻に小さい脳動脈瘤があったため、出産でどの程度ダメージを受けるかどうか大学病院で検査をしてもらった(結果的に出産には影響ないという診断だった)際に行われた胎児の検査で発覚したものだった。

妻がイブ(仮名)の名前を提案して、ほぼ決まったのは次の日だった。それ以来、その名前でお腹のイブに語り掛けていた。

胎児の場合、心臓の検査の際はどうしても母体を通してなので推測の部分も増えてしまう。イブの場合も、最初は内臓逆位と言われていてそれが右側相同となり、最終的には出産後の検査でお腹の部分だけ内臓逆位という結論になった。さらに手術をして実際に直接目で見た場合に想定と違っていたケースも多いという。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?