見出し画像

D1-Lab設立までの歩みと、変革に必要な「対話」の重要性

株式会社Brave group代表取締役の野口と株式会社D1-Lab代表取締役の北による、社内対談をお送りします!株式会社D1-Lab設立に至った背景や、変革に必要な「対話」の重要性についてお話ししています。


株式会社Brave group 代表取締役 野口 圭登
2011年の在学中に株式会社Vapesを創業。2016年に同社を株式会社ベネッセホールディングスへ事業譲渡、50社以上のスタートアップへのエンジェル投資、共同創業を経て、2020年に株式会社Brave group代表取締役に就任(現任)趣味は食べ歩き(ラーメン)、バスケ(鑑賞専門)、麻雀、お酒(たしなむ程度)、サウナ。

株式会社D1-Lab 代表取締役 北 祐一
2021年10月Brave groupに参画し社長室長に就任し、2022年4月に株式会社MetaLabを設立。2022年10月に同社の取締役に就任し、2023年10月に代表取締役となる。2024年10月から株式会社D1-Labの代表取締役に就任。趣味は旅行、ゴルフ、新しいことへの挑戦。


ふたりの出会いと、MetaLabの会社設立のきっかけ

野口:北さんとの出会いは、確か最初は2018年くらいにゲーム部としての案件を獲得したくて、営業体制をどう考えれば良いのかを悩んでいて。それで上西さんと一緒に初めて食事に行ったんですよね。接点だけでいえば僕もまだBrave groupの代表取締役としてフルコミットしてないくらいの時期で。

北:そうですよね。共通の知人経由でお会いして、私はちょうど新規事業のプロジェクトを担当していたタイミングでした。その事業で何かタイアップみたいなことができないかと相談したことを覚えています。
その後、共通の知人から再び、野口さんと会ってみたらと繋いでもらい、2021年の夏ごろに再会しました。

野口:社名がBrave groupに変わって、オフィスも芝浦のオフィスに移転になり、経営体制も刷新されたタイミングですね。
最初の出会いから3年ぶりぐらいに再会した感じでした。

北:そこで野口さんと経営メンバーに会わせていただいて。

野口:ちょうど、当時からこの「VTuber事業だけでやっていく」っていうのが自分の中長期的なイメージではあまり無く、「二の矢・三の矢」を作んなきゃいけないと考えていたのもあって、再会したタイミングでじゃあ北さんにその領域をお願いしよう、と相談したんですよね。

僕自身は当初、技術がある制作会社とVTuberを使った企画をする代理店的なポジションの事業部をつくる発想だったんですけど、北さんから「もう自分たちでエンジンも作りましょう、武器を持ったら、トリガーも持ちたいです。」っていう意見が出て、そこからBrave Engine(※1)の開発をすることになったんですよね。

野口:そして最初はBrave Engineを開発するための会社として、MetaLabを設立しました。

※Brave Engineとは企業の先端技術活用を支援するサービス開発エンジンです。

変化していく中でも、変わらない「テクノロジーを活用して社会課題を解決していく」というテーマ

北:どういうテーマでビジネスをやっていきたいか?っていうのは、定期的に自分なりに考えているんですけど、ちょうど教育に強い興味を持ったのはパンデミック(コロナ禍)でした。子どもの林間学校や課外授業などが無くなり、リビングにいる子どもを見て何かできることはないのかなっていうことを考えていて。また、「テクノロジーを活用して社会課題を解決していく」というテーマは、MetaLabだけではなく、僕自身も常に持っているテーマなので、Brave Engineの次にMEキャンパスを立ち上げていくというのは自然な流れだったと今にして思います。

立ち上げ当初、MEキャンパスは不登校の子たちの課題を解決したいという想いから始まっています。
少子化でありながらも通信制高校の子どもたちが増えているのは、「同じ場所」「同じ内容」「同じ時間」で学ぶという環境が難しくなっているという社会的な課題だと考えていて、いま起こっている社会変化に僕らはテクノロジーを活用して何ができるのだろうというアプローチで行動しています。

北:一つは通信制高校の松陰高等学校の生徒さんに、手に職をつけるための実践的なカリキュラムが提供できるんじゃないか?そして、もう一つが学びの場のインターフェースとして、コミュニケーションに何らかのハードルを抱えているのであれば、仮想空間上でアバターでコミュニケーションするという方法もあるんじゃないか?という仮説が生まれて。そこから「メタバースの学校」というコンセプトでMEキャンパスを立ち上げたんです。

https://news.ntv.co.jp/category/life/72b03a8436bb4031b805904521b2a757

北:その後、田久保さん(株式会社D1-Lab取締役/MEキャンパス事業責任者 田久保 健太)が事業責任者としてジョインしてくれました。田久保さんは以前から教育事業を7年ほど経験されてきたので、「オンライン学習における学習課題」を当事者意識で感じられていて、様々なコトについて対話をしました。

北:MEキャンパスは、当初の不登校の子たちの課題解決をするための「メタバースの学校」から「結果につながるオンライン学習プラットフォーム」へと変わっていく転換期でもあるのですが、軸には「テクノロジーを活用して、社会課題に対して何ができるのか」っていうところに向き合い続けているので、僕にとってはすごくしっくりきている変化でもあります。

D1-Labの統合において大切にした「対話」と、新たなビジョンに込めた期待

北:(統合について)経営と組織文化は紐付いていると考えていて、そこをしっかりやることがその後の事業成長につながるだろうと考えています。
経営レイヤーでは、自分たちがどうありたいか、どういうところを目指していくのか、ということについて議論する時間を大切にしました。中長期的にどうありたいか、どこを目指していくのかについての対話をすごく重要視していたのがひとつ。あとはそれをきちんと言語化して、一緒にやるメンバーの方たちにも伝えていく組織文化がD1-Labにとって重要だと考えています。ディーワンの経営メンバー3名は全員「つくり手」なので、ディテールへのこだわりが強い。良い意味で、細部を話し合う時間が多かったですね。

野口:『新規事業のMetaLab』と『歴史あるディーワン』の社名が、「D1-Lab」に落ち着いたのは、その5人の”お互いを尊重したい”という意思がすごい反映されていると感じていて。「対話をしっかりされたんだな」って感じました。

野口:例えば、ディーワンがBrave groupにグループインをしてから一番うちがシナジーを実現できたのってやっぱりBrave group APACの立ち上げだったなと改めて思うんですよ。まだBrave groupのグループのシナジーがなかなか少ない中で大きな結果になったし、今もそのシナジーが続いている。
だから今後はディーワンがこれまで培ってきた実績や技術をより広く、新しく知ってもらって、受注案件を増やしたりっていう、商品企画やセールスの伸び率を上げるための領域にフォーカスしたいと思っています。D1-Labの武器をどんどん増やしていって、自社事業の底上げにつなげていけると良いですよね。

MEキャンパスのコンセプトも「メタバースの学校」から、「結果につながるオンライン学習プラットフォーム」に変化した。北さんがおっしゃるように、人との出会いや時流でピボットを繰り返して変革していて。グループの中でもMetaLabが一番変化しているかもしれないね。

北:そうですね。やっぱりディーワンが積み上げてきた20年以上の実績というのは偉大で。それをもっともっと世の中に知ってもらいたいですね。

今回、D1-Labのビジョンを定めるにあたって「クリエイティブ・テクノロジスト」というワードを古賀さん(株式会社D1-Lab取締役 古賀 祐次)から出していただいたんです。僕たちは「クリエイティブ」と「テクノロジー(技術)」の掛け合わせで、世の中に体験を創っていくということを目指したいと考えているので、とても良いワードだと思っています。

新しい技術をキャッチアップし、クリエイティビティで形にしていく。「クリエイティブ・テクノロジスト」は、いまのお気に入りワードですね。そうそう、D1-Labのビジョンは、こちらになります。

想像を超えるユーザー体験から感動を生み出す 〜 創り手も共感できる社会を牽引 〜
わたしたちは、テクノロジーと総合制作力で、エンターテインメントの新しい体験を生み出すクリエイティブ・テクノロジストでありたい。自らが挑戦する創り手集団(チーム)として、ユーザーが心躍る体験を創り続ける。
世界中で、新たな体験と感動を与えるために。

野口:テクノロジーで言えば、D1-LabにはAI関連の技術発掘も期待してます。D1-Labの中でどんどん新しいテクノロジーのトレンドをインプットしてもらって、そのノウハウを社内の事業部にもどんどん浸透して、
Brave group本体との様々なシナジーのサイクルを生み出すことができるとめっちゃ良いと思っています。
もちろん、半年とか・1年後、、、いつかはまた色々景色が変わることは全然あると思うので、AI関連に限らず、トレンドをキャッチしてもらって、Brave groupに良いシナジーを起こしてくれたら良いと思う。

北:そうですね、D1-Labはクライアントワークだけでなく、グループにも価値提供できることがあるので、掛け算的な思考を持って活動するのはすごく良い環境になっていくんだろうなと考えています。そういったことがやりやすい環境なので、良いチャンスだと僕は捉えています。
小さな変化を一人ひとりがつくっていくと、すごく大きな変化につながる。そんな変化をこれからも楽しんでいきたいです。

<関連リンク>
▼プレスリリース
20年以上の歴史と実績を誇る株式会社ディーワンと「MEキャンパス」などを運営する株式会社MetaLabが合併し、株式会社D1-Labに社名変更

▼事業部紹介
想像を超えるユーザー体験から感動を生み出す!クリエイティブ・テクノロジストのD1-Labをご紹介します

▼求人情報
株式会社D1-Labでは、積極的な採用活動を行っております。
募集中の職種は、下記の求人一覧ページからご確認ください。

記事を読んでいただきありがとうございます。
よろしければBrave group公式noteのフォローとスキ(♡)をお願いします!

Brave groupとは

Brave groupは『世界に、日本の冒険心を』というパーパスを掲げ、『80億の、心をうちぬけ』というミッションのもと、VTuber事業を行うIP Productionをはじめ、同領域と親和性の高いIP PlatformやIP Solution、また、Incubationの領域において複数事業を国内外で展開しています。

いいなと思ったら応援しよう!