はじめての海外🇰🇷浦項遠征vol.2

2023年11月19日 22:46

vol.1はこちら
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道が思わぬ渋滞にハマり、1時間前には到着出来る見立てが外れてしまいましたがなんとかチケットを買えました。14000ウォンぐらいだったと思います。

ゲートをくぐると、凄まじい高揚感や緊張感が湧き出ました。自分は2019年のACL、蔚山とのノックアウトステージ第2戦のゴール裏が画面越しにもかなり印象に残っているのですが、あの学生の頃見た景色の中に自分がいると思うと、夢の中、未来に来たような気分でした。状況的に、浦項とはホームゲームで負けていてグループステージ突破のためには何としても勝ちたく、数日前にはルヴァンカップ決勝で涙を飲み、宏樹選手を始めとする多くの選手のコンディションに問題があり、総じてかなり厳しい試合になると思うと気持ちはすぐに目の前の取るべき勝ち点3に向きましたが、そんな背水の陣とは思えぬほどにキックオフを待ちわびていました。

ここで勝つってめちゃくちゃ難しいんだと思い知らされました。細かく突き詰めれば敗因は色々だと思いますが、この地で相手よりも1点多く取って勝ち点3をもぎ取るためには、それが選手のプレーだったりサポーターの声援だったりするかもしれませんが、スタジアムの雰囲気もろとも引き寄せる相当な引力のようなものが必要に思えました。

夜道を歩きながら、書いてみようとすると難しいのですが、浦和レッズが苦しいときこそ「We are REDS」の「We」でありたいと思いました。そんなに友人が多い訳ではないですが、自分にはひょんなことをきっかけに出会えた、普段レッズ以外のチームを応援しているサポーター(通称他サポ)の友人がいて、対戦前に挨拶したりDMで近況報告し合ったり(？)する時間がとても好きです。浦和レッズ所属でなくとも好きな選手もたくさんいます。
それでも、よっっっっっっっっっっっっっぽどに感化される何かが起こらぬ限りは、自分はこれからもずっと1番浦和レッズが好きだと思います。スタジアムではいつも赤いユニフォームに袖を通した選手たちに輝いて欲しいですし、そのためにできることは、そんなにお金のないただの１サポーターの自分には微々なものばかりかもしれませんが、せめても選手が一歩足を伸ばせる力になりたいです。そしてできることなら、チームが苦しいときにこそ、寄り添えるようにできたらいいなと思っています。浦和レッズが常勝ではないからこそ、勝つ喜びも負けた悲しみも全部ひっくるめてフットボールだと知っています。過去も未来も一旦置いといて、目の前にある大好きなフットボールに熱くなって、これからもずっと私の月曜日のテンションは浦和レッズ次第ですが、チームが必要としてくれるのであれば何かを成し遂げれるよう全力でサポートしたいです。

この負けは、そう遠くない未来で、
「これだから浦和レッズはやめられない」と叫ぶであろう日に繋げたいです。

浦項から高速バスに乗ってソウルに戻ってきました。Googleマップを当てにして見つけたバスターミナルが本来向かうべきとこと全くの別物(今旅一番のしくじり)、気力を振り絞って走り何とか乗車。コネスト地図を頼りに散歩しました。

東大門周りは深夜でも営業しているサムギョプサルやお鍋のお店があって助かりました。トンギムトゥクという豚肉とキムチのスープを注文、この時間の寒さはさすがに身に応えましたが、あたたかいひと時を過ごせました。

ソウル駅からまた1時間ほど電車に揺られ、仁川空港に戻ってきました。お待ちかね、本場のサムギョプサルです。こりゃ美味しかったです。分厚い豚肉を付け合わせのキムチやお豆と頬張るともう幸せでした。空港鉄道の改札口の近くにあったこのお店は韓国のりや色んなキムチをビュッフェ形式で好きなのを取ってこれて、ランチメニューも充実してました。気になっていたものの初日は慌ただしく寄れなかったのですが、店員さんも優しくて来てよかったです。

日本にあるようなお土産屋さんがあまり見当たらず、コンビニで面白そうなお菓子を買ってチェックイン・審査を終えてソウルを旅立ちます。