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牛丼チェーン店

すき家(すきや)は、ゼンショーホールディングス傘下の株式会社すき家が運営する牛丼チェーン店。47都道府県・日本国内店舗数最多の合計1,930店舗(2019年6月現在)を展開している。店舗の看板には屋号とともに、「牛丼」と「カレー」の文字が使われており、牛丼とカレーが主力商品となっている。

すき家のロゴ

すき家の店舗例(兵庫県 相生垣内店、郊外型店舗)
中国やタイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、台湾、香港、ブラジル、メキシコなど、海外にも出店している。
大手牛丼チェーンと言えば、すき家の他に、吉野家、松屋、なか卯、神戸ランプ亭などが挙げられる。中でもすき家は、2012(平成24)年3月現在、1,783店舗を展開しており牛丼チェーンで最も多くの店舗数を誇る有名店だ。
 


このロゴを知らない人はいないだろう

全国各地で見かける「すき家」。正直、どこにでもあるという印象だが、今回の投稿はそんな「すき家」が横浜発祥ではないかというもの。真相を探るべく、早速調査に乗り出すことにした。

横浜発祥の事実は本当なのだろうか。また、その名残はどこかに残っているのだろうか。「すき家」を運営する株式会社ゼンショーホールディングスに話を伺うことに。




すき家の始まりは?



話によれば、確かにすき家の発祥は横浜で間違いないとのこと。
1982(昭和57)年6月に母体となる株式会社ゼンショーを設立、その場所が横浜市鶴見区の生麦だったそうだ。工場が多く消費者が多い地域に狙いを定め、会社設立の翌月には生麦にランチボックスという弁当屋を開業している。それが、現在の「すき家」の前身である。
 


創業時の株式会社ゼンショー

その後、ランチボックスの経営が上手くいかず、複数のおかずを調理する弁当屋から、牛丼を提供するというシンプルな経営に切り替えた。

また、社長である小川氏が吉野家出身であったことからその経験を活かし、1982(昭和57)年11月には「すき家」1号店が同じく生麦に誕生。なお、正確な場所は資料に残っていないとのことだ。

現在、本社は東京都港区に移転し、「すき家」の1号店とランチボックスはともに廃業している。
 


本社のあった場所はマンションに姿を変えていた

そのような形でスタートした「すき家」であったが、実は当時の面影が残っている場所がある。

それは、株式会社ゼンショーの出発点でもあるランチボックスの店舗。会社がスタートした場所ということで、初心の思いが込められ、廃業した今も建物はそのまま残っている。
 


国道15号沿い、大黒町交差点に残るランチボックス

ファミリーが牛丼を食べられるようにと、ロードサイドでの出店を中心に事業拡大してきた「すき家」。その始まりが生麦であったとは、知らない人も多いのではないだろうか。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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