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完璧な育児とは誰のためですか?
第一子が誕生した時、周りから完璧な育児の始まりだねと言われたことがあります。渡された育児本にも書いてありました。
その時は、確かに何もできない小さな子どもを守らなければならないと強い使命感がありました。
でも、この気持ちが後々自分自身を苦しめることになるなんて思ってもみなかったです。
育児本を読みながらこうしなければいけないんだ
この時期はこの遊びをするべきなんだ、必要なんだ
離乳食が始めれば育児本通りに作らないと
など挙げればキリがないです。
SNSを見て他のお母さんはこんなことさせてあげていると知り、
ますます完璧を求めるようになりました。
自分以外の家族が完璧な育児じゃないと嫌になってしまい、
なんで同じことしてくれないの!と怒りさえ覚えていました。
成長してくるにつれ、子どもにも好き!嫌い!が出てきます。
自分が思う完璧な育児が出来なくて、育児ってつらいと思っていました。
ある日、公園に行くと、子ども3人連れたお母さんが来ていました。
下の子は自分の子どもと同じくらいです。
お母さんを見ててそんなに神経質にならなくていいんだ
と前向きな気持ちになりました。
そこからはなるべく”ま、いっか”と思うようになり、
子ども達を一人の人間として接するように心がけました。
完璧な育児とはなんだろ。
誰にとっての完璧なんだろう。
子どもはよく親の表情をみていると思う。
そんな時に完璧に囚われすぎて怖い表情になっていると、
子どもの表情も暗くなってしまう。
いつも笑っている親でありたい。
もちろん、笑えない日もあると思う。
そんな時は子供たちに「今日辛いことがあったんだ」と話し気持ちを共有しています。
完璧な育児とはつらい言葉だと思いました。