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「蒼い炎」読了

 GUCCIやDisneyで盛り上がってますが、流れを読まずに読書感想文です。6月22日、図書館でリクエストしていた「蒼い炎〜究竟編〜」がご用意されたとゆー事で、その日のうちに読み始めました。昨日、やっと「無限編」まで読み終えたので今の気持ちを書いておきます。

 究竟編の2018〜2020年のあたりは本当に読むのが辛かった。あの当時のジャッジまたはルールの運用に対し「なんで?」と思う気持ちは今でもある。でも、あの2シーズンにおける羽生くんはSPとFPをなかなか揃えられなかった。2019スケカナは纏められた方だと思う(←FPの4Loがクリーンじゃなかったけどノーミス)。スコアもまぁまぁ出たと思う。でも、それ以外はジャンプを決めきれない印象だった。ジャンプ重視に傾いていく中で、繋ぎやジャンプの工夫をバッサリ切って着氷だけに集中すればスコアはもっと伸ばせたんじゃないかな?
 あの頃からぶつ切りなプログラムで滑るスケーターが増えたと思う。まず繋ぎ薄めでジャンプを跳ぶ。ステップやターンが随所に散りばめられるなんて事はない。それはステップシークエンスに集約。それらを終えたら舞う(コレオシークエンス)。ぶつ切りなプログラムを「メリハリがある」と言って称賛する声にテンションがダダ下がりでした。
 それと、4回転を数多くこなせばPCSが盛られるとゆーのが理解出来なかった。繋ぎが薄くて長い助走でも着氷すればPCSが上がるってどーなの?そこは技術点が上がってPCSは下がるんじゃないの?ジャンプ前後の表現を削ってるんだから。
 メリハリつけて(←ぶつ切りにして)、ジャンプを着氷できればスコアが伸びる。だとしたら、そーゆうプログラムが増えるのは当然だよね。ISUがそーゆう方向に舵を切ったなら選手はそれに倣うしかない。スコアで勝ちたいなら羽生くんもそうするべきだった。でもそーしなかった。すごく苦しかったと思うけど、自分のスケートを貫いた。私が羽生くんのスケートを観たいと思う理由はそれ。私は美しい表現を観たいの。プログラムから物語を感じたいの。
 プロになって、羽生くんらしさをより表現できるよーになったんだから魅力が増すのは当たり前だよね。フィギュアスケートに関係ないGUCCIやDisneyが羽生くんを取り上げるのは、ブランドイメージに見合う存在と認めたからだよね。ISUが認めなくても、大衆が求めるのは羽生くんなんだよ。今日からGIFTが再配信されるけど、世界中で配信予定なんだよ。これが答え。「結弦の前に道はない、結弦の後に道はできる」んだよ。たぶん、その道を歩める人は他にいない。羽生くんだけが残すことのできる軌跡をこれからも楽しみにしてるね。ずっと付いて行くからね!

おまけ:ELLEのポストカードはこれでした。カワイイとカッコいいがせめぎ合ってる(⸝⸝⸝°◽︎°⸝⸝⸝)




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