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体験、会津の冬!

 2月13日(木)、会津若松に行ってきました。
 1年前から会津若松市にあるAG高校の学校評議員を務めています。学校評議員会は、年2回開催され、2月は1年間の総括です。この会議が予定されていました。
 こういうとき、「単に会議にために会津と福島を往復するのはつまらない」と考えてしまいます。会議は午後3時半開始なので、その前に現在の仕事である学生募集のための高校訪問をこなし、会議からは「私用」に切り替えて夜は今春定年退職となる先生を囲む懇親会を設定していました。当然、宿泊になりますが、あくまで自主的、私費です。
 ところが、この冬1番の寒波・大雪!会津に暮らす方も「経験が無い!」というほどの豪雪。除雪が追いつかず市内の路面状況は酷いもの。鉄道は止まり、市内のバス運行にも障害があって、前週半ばから軒並み高校は休校となっています。
 このような状況から、前日には訪問予定先の学校から「止めた方がいい」という電話が入り、続いてAG高校から「会議は中止して、書面開催にする」との連絡。何と!主たる目的が無くなってしまったではないですか。セットしてある懇親会と宿泊をどうするか。参加者と相談すると皆さん「やりたい」との返事(笑)。これは出かけるしかありません。
 乗用車は4WD車。会津には若い頃4年間、単身赴任で2年間の経験があるので、雪道は十分に経験しているつもりでしたが、高速道路を降りてすぐ「来るのは無謀だった」と感じるほど。雪もすごいのですが、道路状況がひどい。この日は少し気温が上がり、凍った雪が崩れて轍(わだち)ができ、そこここに動けなくなっている車や大型バス。特に南北の幹線道路を繋ぐ東西の道路状況が極悪でした。

車間距離をとりながらの走行
除雪された雪でバス停も埋まるほど

 来てしまったものは何とかするしかありません。慎重に道路を選んでスタックしないようにのろのろと車を走らせ、何とか、昼前に県立A高校にたどりつきました。隣接する私立AZ高校には徒歩で書類のみを届け、大渋滞の車列を見ながら他の高校は訪問を断念。午後は本来会議開催のはずのAG高校にだけ寄って(「どうして来たんですか?」と笑われました)から宿に入り、在宅勤務のような形で勤務先とメール等のやりとり。

会津若松駅前 歩くのも辛い 
福西本店炭蔵 和彩「夢家」

 そして夜の会へ。宿から会場までは1キロ半ほどなので、普段なら徒歩を選択しますが、ホテル前の歩道もすごい雪で歩くのもままならず。市内の路線バスは軒並み運休、タクシーも来ません。意を決して歩き始めて会津若松駅南側の「野口英世青春通り」まで辿り着くと、何とこの通りだけ雪が無い!さすが観光地会津若松、と感心しながら1キロほど歩き、その先は悪路が復活。それでも何とか遅れること無く夜の会場へ。参加予定の一人は1時間半遅れ、一人は結局辿り着けず。ここでも今回の災害級の大雪を実感することとなりました。

除雪された駐車場の雪

 週末は冬の寒さはひと休みとなり穏やかな日和でしたが、今週は再び寒波・大雪の予報。雪の状況がこれ以上酷くならないことを祈るばかりです。

幹線道路脇 歩道からの出口の作業中

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