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文学フリマ京都9に出店しました! ~初出店の感想と美味しいご飯~

2025年1月19日(日)に開催された『文学フリマ京都9』に出店しました!

文学フリマ初出店、即売会は学生の頃、○十年前に地元のコミケに出店した以来の出店です。
出店者待機列に並んでいる時点で緊張で震えてきたし、ブース設営時にどう動いたらいいか戸惑い、始まってからは人の多さに圧倒された初出店。
ポストカード&ペーパーを受け取ってくださった方、購入してくださった方と、親切にしてくれた出店者さん達への感謝と、即売会の楽しさ✨
この感情を忘れないうちに、文学フリマ京都9に参加したきっかけから当日の感想をまとめました。
注意:つらつらと長いです!


文学フリマ出店を決意したきっかけ(長文です)

私が文学フリマのことを知ったのは、旧Twitter、現Xで偶然情報が流れてきて知りました。
東京会場に一般参加した際、出店者さん達はすごく楽しそうで、いつか出店してみたいなと思いつつ、仕事が多忙で家庭のこともあるため難しいな、と諦めて少しでも文学フリマに関わりたくてスタッフとして参加したこともありました。

そんな私が出店を決めたのは、昨年春に病気が判明して夏に手術したことがきっかけになります。
病気判明する一年半前から体調不良が続いていましたが、当時の職場は多忙で毎日数時間の残業は当たり前。
若手のフォローとパワハラ気味の上司からの重圧、家庭では反抗期長女の対応で自分のことは後回しになり、「体調不良は睡眠不足とストレスから。腹痛は過敏性腸症候群だから」と思い込んでいました。
下腹部にしこりがあるのに気が付いても、腹痛が酷くて動けなくなっても長女の中学受験が終わるまでは……と、痛み止めを飲んで耐える日々。
やっと職場を異動して病院受診をしたら……総合病院の紹介状をもらいました。
総合病院でMRI検査をしたら、お腹の中は腫瘍でパンパン!
さすがに「今まで我慢し過ぎたな」と、反省したし落ち込みました。
手術は子どもが夏休みに入ってからにしてもらい、お盆前に仕事は病気休暇をとり入院。
予定時間以上の7時間以上かかった手術では、大きな腫瘍を二つ摘出しました。(背骨にまで癒着していたと聞き、寒気がしました)
術後、不正出血が止まらなくなって輸血が必要なほど重度の貧血になり、起き上がるのもつらい日々を送りました。

貧血でほとんど動けない、少し動くだけで寝込んでしまう中、主治医から言われた「手術するのがあと半年遅かったら危なかったです」「よく我慢しましたね。痛み止めでどうにかなる痛みではなかったはずですよ」「僕だったら耐えられません」という言葉を思い出して、「動けるようになったら、やりたいことをやろう」と決意。
やりたいことの一つが「文学フリマ出店」だったのです。
「元気になったら出店する」と、出店申し込みをしました。
文学フリマ京都9は申し込み〆切直前で、受からないかもと思っていたから出店決定したときは嬉しかったです。

出店が決まってからの事

出店が決まってからは、出店者さん達の体験記録を読み漁って「開催場所と本のジャンルで大分違んだな」と、脳内シミュレーションをしていました。

やる気はあっても重度の貧血の影響か、術後一月くらいはスマホ、パソコンの画面を10分も見ていることが出来ず(眩暈と頭痛、吐き気がひどくて)、記憶力も落ちてしまい文章がほとんど浮かんでこず……
病気療養中、創作活動は全く出来ませんでした。
職場復帰後も、日常生活を送ることだけで精一杯で作業は進まず、本の入稿が終わったのはまさかの1月1日(笑)。
ペーパーも印刷所で印刷してもらうつもりだったのに、年末年始休業のことが抜けていて間に合わず、今回はコンビニコピーにしました。
さらに、印刷所から送られてきた本を梱包して荷造りするのも直前までかかりました。
(間に合ってよかったー!)

京都に到着してからの事。ご飯編(前泊しました)

居住地から京都までは新幹線を使わなければ大変な距離のため、ゆうばりちゃんと前日に京都入りすることにしました。
「美味しいものを食べよう!」と、四条周辺の気になるお店を調べて京都ご飯を美味しくいただきました😋✨

左上下→京菜味のむら(ランチ) 右→喫茶ソワレ(休憩)

ホテルで食べるおやつということで、ずっと気になっていた『祇をん ににぎ』の祇園ぽっちりを購入。
今まで食べたフルーツ大福の中でも一番といっていいくらい美味しかった!
夕食は、ゆうばりちゃんのリクエスト「京都のおでん」ということで、『八朔』の白味噌おでんをいただきました。(写真を撮り忘れました!)

上→八朔 、下→祇園ぽっちり(写真を撮り忘れたので公式から借りました)

八朔→ https://izakayahassaku.com/

文学フリマ京都9、当日の事(ブース設営まで)

文学フリマ初出店の緊張からかなかな
か寝付けず、寝付けなかったのに5時前に起きてしまいました。
朝の会場設営に行こうかとも話しましたが、二人とも新幹線で数時間かけて帰ることを考えて「体力は温存した方がいい」となり、モーニングの時間までのんびりすることにしました。

そしてやって来たみやこめっせ!
前日に下見に行って分かっていたけど、周辺施設と平安神宮周辺の広さに圧倒されながら出店者待機列に並びました。
東京会場のスタッフをした時は忙しくて考えなかったけれど、出店者ってこんなにも緊張するのねーと緊張で少し震えながら待ちました。

ついに出店者入場!
あんバター食堂のブースは、入り口から近くて迷わずたどり着けました。
ブースの第一印象は、「思った以上に狭い!」
長机の半分だと分かっていたけど椅子二つ並べたらギチギチで、少しずらさなければキツイ。
両隣の方がお一人出店で助かりました。
(動くときに気をつかわせてしまい、すみませんでした)
ベテラン出店者の方いわく、今回は出店数が多くなった分、前後の間が狭くなっているそうです。
設営もなにからやればいいのか迷いつつ、スーツケースを広げて設営開始。
荷物を広げるスペースも限られているため、手荷物は少ない方がいいと感じました。
前日、ホテルで確認したのと二人だったため設営はスムーズに完成✨

可愛くしました✨

文学フリマ京都9、当日の事(開場してからのこと)

「あと一分切りました」というアナウンスが流れた後、拍手と共に始まった文学フリマ京都9。
一般参加者が入場を始めてしばらくは、ライトノベルのあたりは閑散としていて「大丈夫かな」と不安になりましたが、徐々に人が増えていきました。
近くの出店者さんが積極的にペーパーを渡している姿を見つつ、はじめは緊張からブース前を通る参加者さんになかなか声をかけられません。

開始して三十分ほど悩んだ末、「京都に知り合いはいない。恥じらいなどないわ!」と吹っ切り、立ち上がってペーパーを渡すことにしました。
「気になって来ました」と言って来てくれた女性が竜帝陛下を購入してくれた時は、歓喜乱舞したくなりました✨
その後、「試し読みコーナーで表紙に惹かれて、読んでみたら面白かったので買いに来ました」という女性や、「タイトルに惹かれました」という女性に購入していただきました。
男性にも、試し読み後に購入していただいて少しびっくりしたり、ブース前を通った女子学生さん達は「可愛い!」と名刺とポストカードを受け取ってくれました。
学生さんたちはまだ中学生なので、「十五歳になったら買います」とのこと。
ありがたいことに【竜帝陛下と私の攻防戦】は想定以上の冊数を購入していただけて、ポストカードはほぼ全て配ることが出来ました。
【短編集】と【幼馴染はBLゲームの主人公です】、シールも購入していただけました!

ブースにお立ち寄りくださった皆様、お話してくれた出店者さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m

初出店、無名サークルだから少しでも知って貰えばいいなという思いで、恥ずかしかったけど勇気をかき集めて頑張りました( ;∀;)
特に、人が多い場所が苦手なゆうばりちゃんは本当に頑張りました。
帰宅後、寝込まないか心配になるくらいの頑張りっぷり!
「彼女がこのイラスト担当しました」と、ほぼ言えなかったことが悔やまれます。

あっという間の文学フリマ京都9でした(撤収)

あっという間時間は過ぎて行き、文学フリマ京都9は拍手と共に閉会しました。
もう5時間経ったんだ、という感覚になり少しぼんやりしながら撤収作業をしました。
会場の後片付けも手伝いたかったのですが、帰りの新幹線の時間もあるため周りの出店者さん達に挨拶をして会場を後にしました。

みやこめっせを離れると、緊張からあまり感じなかった空腹感と疲労感が一気にやってきてフラフラ。
京都駅地下ポルタで、打ち上げ代わりに早めの夕飯を食べました。
白味噌蕎麦、初めて食べました😋

ポルタにある『田ごと』でご飯

*反省した事と次回、東京40での検討事項*

反省、改善すること
①荷物は宅配便で送ろう!
入稿が遅くなり、印刷所の年末年始休業のことを忘れていて、本が届いたのがギリギリでした。
宅配便受付期間に間に合わず、スーツケースに本を詰め込んで持っていき……
めっちゃ重かった!両腕が筋肉痛になりました!!

②手荷物は少なくしよう。
設営グッズだけでもかさばります。手荷物が多いと、置き場に困る(お隣にはみ出ないよう気をつかいました)。

③ジャンル選びは慎重に考えよう。
申し込む時にジャンルに迷い、「大きな括りだし」とライトノベルにしました。が、Webカタログが出てからと、当日の様子を見てみて「ちょっと違うかも」と感じました💦
次回参加予定の東京40は、『恋愛』ジャンルに変更しました。

④もっと出店者さん達と交流しよう。
必死すぎて、周囲の出店者さんとあまり交流出来ませんでした。
イベント参加経験談や創作について、関西の美味しいご飯について話せばよかったなと、終わってから思いました。

⑤自己アピールはした方がいいのかな?
名刺とフリーペーパーは置いていたけれど、「こんな作品を書いてます」みたいなアピールは恥ずかしくてしませんでした。
もっと自己アピールすればよかったのかな、と終わってから思いました。
(次もきっとアピール出来ないと思う……)

東京会場との違いを感じたこと
①ライトノベルよりエッセイと短歌が人気?
規模の差なのか、エッセイと短歌に人が集中していた気がします。
混雑していて通るのが大変な通路もありました。

②京都の一般参加者さんは慎重なの?
ブースに「ご自由にお持ちください」と書いても、なかなか無配を手に取ってもらえませんでした。
「よろしければお持ちください」と声をかけても、受け取ってくれるのは三人に一人くらいでした。(ちょっと悲しい)

③「また来ます」「一周回って考えます」と言って離れた方は、本当に一周回って来てから購入してくれたこと。
じっくり考えて購入する方が多いのかな? それとも、見本誌コーナーで試し読みしてきてくれたのかな?と思いました。

参加決意から当日までを振り返ってみた感想は、「楽しかった~!次も頑張ろう!」です。
東京40までに創作活動を本格的に再開して、もっと自己アピール出来るようにします!
(出来る気がしない)

ここまでお読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m


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