[オピニオン] 大相撲千秋楽優勝力士インタビューで「今、感謝の気持ちを伝えたい人は誰?」の質問をしよう
令和6年春場所千秋楽は、新入幕の尊富士が豪ノ山を押し倒しで破り、13勝目を挙げ、110年ぶりとなる新入幕優勝を果たしました。
表彰式では、NHKによる優勝力士インタビューが行われました。観客は、歴史的優勝を成し遂げた、尊富士の感動のコメントに大きな拍手を送りました。
さて、いつも気になるのは、千秋楽恒例の、NHK優勝力士インタビューとテニス4大大会での優勝スピーチとの違いです。プロテニスグランドスラム大会決勝後の表彰式優勝者スピーチは、必ず感謝から始まります。自分を支えてくれたチーム(コーチなど)や、試合に関わった人たち、観客、そして家族に向けて感謝を述べます。大会での優勝は、多くの人々のサポートによって成し遂げられるからです。
[提案]
大相撲千秋楽優勝力士インタビューで「今、この大きな喜びと感謝の気持ちを誰に伝えたいですか」の質問をしよう。
もし、この日、尊富士がこの質問を訊かれたら、おそらくこう答えたでしょう。
「親方、女将さん、部屋の皆さんと付け人。後援会の皆様。15日間、会場で、応援してくれた観客と全国の相撲ファン。地元の皆さん。最後に、自分を今まで育ててくれた両親、家族に感謝したいです」
優勝力士の感謝の気持ちを聞いて、誰もが心が温まります。ぜひ、NHKのインタビューアーは、「感謝の気持ち」を引き出してください。
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