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もしエアガンの性能だけでサバゲーするとしたら
こんにちは。
今回はサバゲーにおける銃の性能、特にハンドガンの立ち位置について考察していきたいと思います。「もし性能だけでサバゲーするとしたら」をベースに考えた場合、ハンドガンは種類ごとに明確な「短所」を持っています。
初めに言っておきますが、この記事はあくまで私個人の身体能力に基づいた意見となります。そしてこれは趣味ですし、皆様にはそれぞれの拘りがあるはずです。なのでそれぞれの道を突き進むのが1番だと思います。
この記事は「沼にハマった側」の意見となりますので、基本的に手持ちの銃はいじる事が前提となります。
そして、
●武器の特性を活かして戦う
●一方的に相手を倒せる状況を作る
確かにもっともな意見ですが、そんなことは当たり前で、
相手はそんな事させないように攻めてくるのがサバゲーです。
箱出しの性能に慣れるとか、使いこなせる訓練は大事なことなんですけど、性能限界はあります。
となると、1番勝率の高い装備と戦術を身につけるのは当然の流れだと思います。
サバゲーでハンドガンは必要?
これまでのサバゲー歴の中でハンドガンを扱う事はありますが、こと使用頻度という観点で見てしまうと、どうしても使える状況が限られるというのも事実です。
日本には四季がありますし、サバゲーフィールドもインドア、アウトドアがあります。様々なフィールドで楽しみたい場合、ハンドガンの種類によって使える状況が限られてしまうという時点で「これって必要なの?」と思うこともあります。
サバゲーにおいてハンドガンは「サブ」ではない
そもそも私は大きな勘違いをしていました。ハンドガンはサイドアームで、メインは長物であると。実際の軍隊や警察に限らず、民間人も例外ではありませんが実銃の世界では基本的に「長物がメイン、ハンドガンはサブ」という運用形態をしています。そのイメージが強すぎるのか、サバゲー装備もおのずとそのようになっていました。
しかしよくよく考えると、ハンドガンをサブとして使用する機会がほぼありません。実際のサバゲーにおいて、メインの長物(特に電動ガン)が万能すぎて、ハンドガンはそれを上回る性能が発揮できる状況じゃない限り使わないと言う事に気がつきました。ハンドガンはサブではなく、メインより抜き出た能力に全振りしたナニカだと思います。
サバゲーにおいては、メインの性能を状況によって上回るからハンドガンを使う。といった運用方法が実は大半なのかもしれませんし、ハンドガンの種類もこの条件に合致するように選ぶべきだと思います。
ハンドガンの選び方
メインに単発式を使用するとき
例えばVSR-10やCA870といったものや、ポンプアクション式ショットガンを使用する場合は、連射できるタイプのハンドガンを装備すれば火力負けしづらくなります。
一般的にメインが単発式の場合、ある程度相手との距離を保って使用する事が多いはずなので、トリガーレスポンスよりも携行弾数を重視するとなるとリポバッテリー化した電動ハンドガンが良いのかも。音も静かで、何よりどこでも一年中使えると言うのもありがたいです。
固定スライドガスガンの消音性も魅力的ですが、トリガーレスポンスが電動ハンドガンより悪いため、大人数に距離を詰められた際の対応力が心配です。
また、そんな回りくどい事はせずに、メインの装弾数を増やす方が手っ取り早い気もします。
メインにノーマル電動ガンを使用するとき
火力は申し分ないとして、トリガーレスポンスが心配です。せっかく火力で距離を詰めても、15m以内ではレスポンス負けする可能性が上がります。であれば、メインよりもトリガーレスポンスが良いハンドガンにするべきです。となれば、ガスブローバックタイプが良いのかも。
また、これは後述しますが、電動ガン自体をはじめから取り回しの良いモデルを買って、カスタムした方が手っ取り早い気もします。
もうハンドガン自体をメインにする
こういった流れもあります。どう言うことかというと、カスタムによって短所を克服する事によってメイン武器化させよう!と言うことです。
電動ハンドガン
●リポバッテリー化
●電子トリガー化
元々100連マガジンとサイレンサーアダプターが純正で販売されているため、短所であるトリガーレスポンスを底上げしてしまえば良いと言う考えです。
カービンキットもモデルによっては販売されています。
ガスブローバックハンドガン
●外部ソース化
●マガジンアダプター
外部ソース化によって一年中使用できるようにした上で、マガジンアダプターを使用し電動ガン用のマガジンが刺せるようにすると、短所である冬に使えない、装弾数が少ない問題を解決する事ができます。
Co2ハンドガンも魅力的ですが、本体の価格が高い、マガジンの価格が高い、分解できないモデルがある、ガス漏れする確率が高いと言う短所がありますので、いじれる人向けなガスガンだと思います。
カービンキットもモデルによっては販売されています。
固定ガスガン(MK23)
●外部ソース化
●マガジンアダプター
外部ソース化によって一年中使用できるようにした上で、マガジンアダプターを使用し電動ガン用のマガジンが刺せるようにすると、短所である冬の初速低下、装弾数が少ない問題を解決する事ができます。カービンキットも販売されており、お好みの一丁を作る事ができます。
ただし、そこまでやってしまうと「電動ハンドガンカスタムの方がよいのでは?」とも思います。Mk23は分解しやすかったり、社外パーツが多いなど、ゲーム以外の要素がかなり充実しているのも特徴です。
もう電動ガンだけで戦えるやつを作る
実際のところ、広い所でも狭い所でも使える電動ガンがあれば、もうそれで良いじゃん。と思うのですが、アサルトカービンやSMG、PDWだと取り回しがちょっと・・・と思っていた所にこんな物を見つけてしまいました。
インナーバレルが110mm(MP5Kと同じ)と短いのですが、メカボックスがQDタイプなので強めのスプリングも入って、ストックも11.1Vが入る物に交換(内部の強化も必要ですが)するだけで、ガズブロハンドガンとほぼ同等のキレが手に入りめっちゃ飛ぶはずです。
以前に組んだセッティングが、ちょうどインナーバレル110mmだったので、これを組み込めば小型軽量化もできて良い事ずくめかも。
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King ArmsのM4です。「LONEXのフラッシュマグしか刺さりません」
なんでも限界を目指したペアです。とにかくBB弾に与える回転を多くしたい一心で作りました。回転の遅いヘリカルギアのレスポンスは、11.1Vで強制的に引き出しています。とにかく飛びます。副産物として、発射音がかなり大きいです。
●LONEX 300連多弾マガジン6本
●100:200ヘリカルギア セクター引き終わり2枚カット
●イフリートモーター
●ZC M130スプリング
●宮川ニトリルフラット60°
●フルシリンダー
●マルイ純正バレル110mm
●0.28g/11.1v 1100mAh 40Cで運用
MOSFET配線、Tコネクタ化しています。
ハイパワーで全て解決!みたいなセッティングです。ハイダーのお陰でフィールドのどこにいても発砲音がわかるレベルです。中・長距離でパフォーマンスを発揮します。ちょっと過激なのでフルオートは使わないようにしていますが、セミオートのレスポンスもかなりのものでした。
こちらのセッティングを施しています↓
DSGや電子トリガーもアリ
要はセミオートのキレと取り回しの良さが両立できれば良いです。
ただし、DSGや電子トリガーを搭載しても、インナーバレル110mmで初速を出すのは難しいと思います。特にDSGはインナーバレル230mmが理想的だったりします。
もろもろ纏めてみましたが、性能だけでサバゲーするとしたらハンドガンは要らないかもしれません。性能云々やコスト云々もありますが、何より武器チェンジの時間がすでにロスだからです。
最後に、この記事はあくまで考察です。答えはありません。そしてこれは趣味です。皆様にはそれぞれの拘りがあるはずです。なのでそれぞれの道を突き進むのが1番だと思います。