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サバゲー スナイパーについて

今回はサバゲーにおける「スナイパー」についてまとめようと思います。
この手の内容は、ある意味ロマンの塊なので様々な価値観が入り乱れているのが現状です。

なので初めに言っておきますが、この記事はあくまで私個人の身体能力に基づいた意見となります。

これは趣味ですし、皆様にはそれぞれの拘りがあるはずです。なのでそれぞれの道を突き進むのが1番だと思います。

この記事は「沼にハマった側」の意見となりますので「単純にスナイパーがかっこいい」というお話よりも、ミリフォトのようなかっこいい見た目を目指すより、どんどんサバゲーに最適化させるためにおかしくなっていく装備とか、スナイパーに手を出した人間の苦悩や葛藤がメインかもしれません。


初心者にはオススメできない

そうは言うものの、これは趣味です。好きな装備を身に纏うのが1番に決まっています。カッコイイは正義です。こだわりがある場合はどんどんその道を突き進んでいただいて大丈夫です。
例えば、WW2(第二次世界大戦)時代の装備が好きな方であれば、歩兵装備はボルトアクションライフルが基本だったりします。

ただ「これだけはやめとけ」と思う事があります。それは「安いから」と言う理由でスナイパーライフルを最初の一挺にする事です。これをやってしまうと、サバゲーを辞めてしまう可能性がぐんと上がります。

なぜなら、サバゲーにおいてスナイパーというのは銃や装備の性能なんかよりも「経験値が強さ」だからです。銃の性能は特に関係ありません。いくらカスタムをしようが、経験値が無ければ無力です。

「経験値」とは何か

ここで言う経験値とは、これら3つのスキルを育てていくことだと思います。

①自分の装備の性能を全て把握できている

例えば、自身の装備であるスナイパーライフルが単発で連射が効かない場合、電動ガンを持った大人数の敵がいるエリアには絶対近付きませんよね。
かと言って遠距離から狙うとなると、今度は遠すぎて弾が失速して届かなかったり、相手に気付いてもらえない、弾が遅すぎて避けられてしまうなんて事もザラにあります。日本の初速規制的に、BB弾を50m飛ばす事が出来たとしても、50m地点でのBB弾の初速は遅いです。いくら精度を上げたところで避けるのは容易です。必要なのは飛距離ではなく「25m以内なら確実に狙ったところにヒットできる」精度の方だと思います。
東京マルイのVSR-10であれば、箱出しでも25mは0.25gでも0.28gでもほぼ確実に狙ったところに当たります。

②フィールドの状況、地形、戦力も把握できている

となれば、今度はフィールドの地形から「25m以内で身を隠せて一方的に攻撃できるエリア」を探します。それか、フラグ戦のように、最終局面で敵が集中するエリアを見つけて潜伏するのも良いでしょう。
その為には、あらかじめフィールドの地形情報を入手する必要があります。ネットでフィールドの画像や地形図を見るとか、そのフィールドに何回も通うとか。そして見つけたポイントがブッシュなのか、バリケなのか、季節、気温当も考慮して、迷彩などの偽装はどれが良いのか決める必要があります。

③上ふたつの要素が合わさったらどうなるか大まかに想像できている

例えば、スタートから目的のポイントに到着してから、音が悟られないように他の誰かが発砲している時に撃つとか、逆に1発も撃たないで敵をやり過ごして後ろから攻撃するとか。
地形や装備について把握できていることが多ければ、その分立ち回りの引き出しは増えていきます。

サバゲーでのスナイパーは「泥臭い」

実際にサバゲーでスナイパーをやられている方々は分かるかと思いますが、悲しいくらいに「ゲームや映画とは違う現実」がありますよね。敵の虚をつく為に「こんな所けわしくて行けない」とか「泥まみれじゃん」みたいな所にもガンガン切り込んでいって、暑かろうが寒かろうが濡れていようが、そこでじっと待つんですよね。

性能的に火力がないので、一箇所に陣取って防衛は難しい場合がほとんどで、かと言って遠距離も敵に避けられてしまうので「起死回生の1発」なんて物はないに等しいです。恐らくバリケフィールドや遮蔽物の少ない防衛戦が1番向いてない気がします。

無闇に、かつ焦った状態では「撃たない」

シンプルに見つかったら火力負けするからです。スナイパーライフルの利点は「25m以内は確実にヒットできる精度」なので「絶対に当てられる」状況まで己の姿を晒してはいけません。誰かの発砲音に乗じて撃ったり移動したりします。もし外してしまった場合は、すぐ2発目は撃たない方が良いです。
これにも理由がありまして、1発目を外した段階で、敵は大まかに弾が飛んできた方向を探しているからです。そこにすぐ2発目を撃ってしまうと、自身の位置に目星をつけられてしまいます。
また、1番ダメな例としては「ボルトの操作音を聞かれる」事です。これは本当に残念というか、文字通り1番やっては行けない事だと思います。VSR-10よりも大柄なL96のような、ボルト自体が大きいモデルだったり、旧日本軍のライフルに付いている防塵カバーが付いているモデルに起こりがちな印象です。せっかく潜伏して、サプレッサー等で発砲音を消している意味がなくなってしまいます。

追求するのは「確実性」

ここまで来ると、もうロマンとか関係なくなってくるんですよね。
「確実に狙った所に飛んで当たってくれる」確実性の方が生き残る為には大切です。

東京マルイVSR、マルゼンCA870は箱出しで十分

もう何も弄らなくて大丈夫です。CA870はバネなりが気になる場合は社外品の「ノンばい〜ん」とサイレンサーアダプターをつけるだけです。

BB弾は東京マルイがいい

少し値が張るんですが、品質が一定なのと、0.25gのバイオ弾は少し茶色っぽくなっているのでスナイパー向けかもしれません。さらに上のグレードに0.28gのバイオ弾があります。これ間違いなく良い品ですが、いかんせん値段が高いです。遠距離の射撃競技なら間違いなくオススメですが、サバゲーならば0.25gで十分だと思います。
理由は、弾自体の精度が高い事と、バックアップでハンドガンを装備していたり、電動ガンも一緒に持っている場合でも同じ弾で全て運用できるので効率が良いからです。

光学機器は、視力と相談

スコープとかダットサイトとか、色々あると思います。年代物の銃に合ったものを付けたいとかであれば、絶対付けた方が良いと思います。

ただ、命中精度を上げたいとか、カッコいいからと言う理由で付けるのはオススメできません。まず自身の視力と相談した方が良いです
その理由は、25m先を狙うのに、光学機器は逆に危険な場合があるからです。視力が良いのであれば、私はダットサイト一択だと思います。なぜならスコープより軽いからです。何なら銃本体にアイアンサイトが付いていれば、それで良いと思います。重量が増えませんからね。

逆に視力が悪いのであれば、スコープをオススメするのですが必ず1倍があるモデルにすべきです。スコープの1倍は、裸眼より良く見えます。倍率も変えられるので、状況に応じて切り替えると良いでしょう。
スコープはシンプルに重いです。また、急な遭遇戦になった時に咄嗟にエイムできません。なので予備でハンドガンを装備したり、近接戦に対応した備えが必要です。

オススメのダットサイト

明確に「これです!」とは言えません。と言うのも、ダットサイトは無数にあり過ぎて誰もよくわからないからです。
それよりも、求める機能が備わっているかどうかで決めた方が良いかも。

これは私が求めている機能になります。
・信用のあるメーカー品である
・真夏の炎天下でもドットが見える
・ドットが小さい
・キルフラッシュかレンズガードが取り付けできる

こう言ったモデルが良いかもしれません。


オススメのスコープ

これは私が実際に使って良かったと思うものがあります。
軽くて1倍があって、必要最低限の機能しかないので安いです。
レンズガードをバトラーキャップで挟めばレンズが割れることもありません。マウントリングやバトラーキャップ、レンズガードは別途ご用意する必要がありますが、手軽で軽いです。


スナイパーを目指すなら

初めはセミオートで戦ってみる

スナイパーを目指したいとふと思った時は、電動ガンをセミオートのみで戦ってみると良いと思います。そこからノーマルマガジンにして行ったり、ハンドガンのみで戦ってみたり、とにかく敵との距離を詰めることに慣れてみると良いと思います。

隠れてみる

殲滅戦などで「一度も見つからずに生還する」と良いでしょう。初めはフィールドの端っこから、徐々にセンターに行ってみたり「体感で敵に見つからなさそうな場所」がおおかた想像できるようになると良いと思います。


こんな感じです。ざっくりですが纏めてみました。
スナイパーは実際は苦労することの方が多いと思いますが、そこが楽しい所でもあります。

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