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電動ガン カスタム 爆音 発射音を大きくする
こんにちは。今日は「発射音を大きくする方法」についてまとめていこうと思います。
「このセッティングは一体何の役に立つのだろう」
と、いまいち使い所がわからないセッティングのお話です。
この記事は用途不明、そして沼にハマった側のレビュー記事となります。
逆に発射音を小さくしようとした記事はこちらです。
ハイダーを変える
14mm逆ネジが付いている電動ガンであれば、こちらのハイダーが一番安く手軽に発射音を大きくする事ができました。
いにしえのアイテムですが、こちらは・・・
外観が好きであればお勧めです。こちらは通常のセッティングの電動ガンでは効果が薄いです。これから紹介するカスタムを施してから使用した方が良いと思います。
かなり値が張りますが、こちらもお勧めです。これを使用する場合は、これから紹介するカスタムを施しても良いですが、いまお使いの物に付けるだけでも良いと思います。
ここから更に発射音を大きくするには、インナーバレルに対してシリンダー容量を大きくすると良かったです。その上でこれらのハイダーを付けると、フィールドのどこにいても音が聞こえるレベルになりました。かなり近所迷惑なレベルです。
カスタム内容としてはこんな感じです。
メカボックスを分解しなくてもスプリングが交換できるタイプの方がやりやすいと思います。DMTやアークタウラスがカスタムしやすかったです。
なので、DMTかアークタウラスで作業したと仮定して説明していきます。
お手持ちの電動ガンが、KING ARMS製か、G&P製のメタルフレームで組まれている場合は、このメカボックスもお勧めというか、バリがひどいのでお手入れ前提ですが私が使っているメカボックスのリンクも貼っておきます。
・バレル長110mm 内径6.08mm
東京マルイ製
ヤフオクで取り寄せて、110mmにカットしました。
アーク、DMTのチャンバーにフィットとするかと思いきや、インナーバレルとチャンバーを固定するC型のパーツの内側中央の小さな突起を若干削らないと、インナーバレル側下部の溝に合いませんでした。
そこを削るだけで組み込みできました。
工具は全てAmazonで揃えました。
これでインナーバレルを切断して、切断面をきれいにします。
・M130の強力なスプリング
ZCのM130等ピッチスプリング
ZCはミリタリーベースというネットショップで買いました。
基本的に私はスプリングはZCに統一しています。その方がレートがわかりやすいからです。
シリンダーヘッドには、ハネナイトを耐衝撃用の接着剤で貼り付けると良いでしょう。
この作業が面倒な場合は、このシリンダーヘッドもお勧めです。
・100:200のハイトルクヘリカルギア (おおかた 24:1)
このギアはトルクが強いギアではありますが、M130をフルストロークで引いてしまうとモーターが負荷に耐えられなかったり、消費電力が上がって電費が悪くなるので、セクター引き終わり2枚をカット、ピストン前側2枚をカットして使用しました。ピストンの歯は全て金属製になっている物が必要です。アークやDMTは元からそのタイプのピストンが入っています。
このギアは、モーターのピニオンがノーマルのままでも使用できるように、ベベル出力側、スパーの両側、セクター入力側のみがヘリカルになっています。セクターの小さなボルトは、ネジロック剤を塗布して増し締めした方が良いです。また、使用前にシャフトが真っ直ぐになってるか、スパーギアの所に全部のギアをはめ込んで、手で回転させて確認すると良いでしょう。
・フルシリンダーを使用する
東京マルイかDMT製
シリンダー容量は最大化させます。
インナーバレル長を110mmにしたのは、この容量でも法定初速内に収める為です。
フルシリンダーはヤフオク等で東京マルイのシリンダーを調達するか、エアソフト97さんからDMT製のフルシリンダーを買うのが安いです。
・ハイトルクモーターを11.1vで回す
オススメはG&Gのイフリートモーターです。
このセッティングでレスポンスとスプリングを引く力を引き出すには11.1vは必要です。
少し電費は悪いですがこちらもお勧めです。価格がイフリートより安いです。
・HOP周りについて
パッキンはニトリルゴム硬度50°がオススメです。理由は、柔らかいので弾に回転をかける際のグリップ力が強いからです。押しゴムは、面積の広い長掛けタイプがオススメです。お手軽なのは、ライラクスのフラットタイプです。
このカスタムを施すとどうなるのか
ただ単に発射音が大きくなるだけではありません。むしろ音が大きくなるのは副産物で、本当の効果は0.28g以上の弾を使うと飛距離が伸びる事です。ノーマルのエア容量セッティングだと、インナーバレルで弾を加速させて初速を引き出しています。そのためバレルが長いと加速はしますが、HOPの回転が壁に当たって減衰してしまいます。なので、初速が出ているのに50m手前でドロップしてしまいます。
このカスタムはビーダマンの締め撃ちのように、圧縮空気の圧力のみで一気に弾を撃ち出すため、バレルで加速しない分HOPの回転が減衰しにくいです。なのでBB弾の飛距離がかなり伸びます。0.28gでも十分な性能は出せますが、本領発揮は0.3gだと思います。俗に言う「流速カスタム」の類だと思います。
発射音が1番大きいのは0.2g
ただし、0.28程遠くへは飛びません。音が大きくなるのはあくまで副産物なので、お好みでどうぞ。
本体の寿命は縮む
当然ですが、こんな高負荷なセッティングでは本体の寿命は理論上縮みます。私もこのセッティングを2年前に施し、今のところ故障や異常はありませんでしたが、ギア比を100:200ではなく通常の18:1で運用したところベベルギアのシャフトがひん曲がってしまいました。
これに近いセッティングの電動ガンがある
レビュー動画
この銃の使いどころ
中・長距離の狙撃が最もパフォーマンスが出ます。私がこのセッティングを施した理由は2つあります。1つはシンプルに、電動ガンのある種の性能限界が知りたかったからです。2つ目は、広大な面積のブッシュ系の山林フィールドで「ブッシュも切れて、隠密状態でロングレンジの狙撃が可能な電動ガン」が作りたかったからです。実際にゲームで使用してみて、やはり上記のシチュエーションに特化したセッティングだなと思います。
この銃の弱点
接近戦に勝てない事です。重量弾の特性上仕方無いのですが、短距離での初速が低いです。法定初速が80m/sとか75m/sなので、0.2gや0.25gの15m以内の初速は90m/sという事を考えると、CQBや不意な遭遇戦で0.2gを使用した相手と同時に発砲した場合は相手の弾の方が早く着弾します。
じゃあ0.2gを使えば、音も大きくなって初速も出るからいいじゃん!!
気持ちはわかります。そういう使い方も、相手を牽制する手段としてはアリだと思います。0.2gや0.25gを使用すると、インナーバレルが短すぎて思ったほど初速が出ません。(それでも85m/sくらい出るので使えなくはない)
1番パフォーマンスが出る使い方ではない事を承知の上で使う分には全く問題ないです。
こんな感じでまとめてみました。記事のタイトルが「音を大きくする」なのですが、結局のところカスタムの副産物だったというお話です。
興味のある方は、一度お試しくださいと言いたい所ですが、高負荷です。いつ壊れるかわかりませんので、そこはどうかご了承ください。