エアコキハンドガン にありがちなこと
エアコキハンドガンを手にしてから30年が経とうとしているんですが、サバゲーにおいてエアコキハンドガンの優位性について色々と思うことがあるので纏めようと思います。
サバゲーにおいてエアコキハンドガンが活きる場面とは?みたいな事を挙げていければと思います。
今回は完全に私の主観となりますので初めに言っておきますが、
これは趣味です。皆さんにはそれぞれのこだわりがあるはずですので、どうかその道を好きなように突き進んでください。
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ラインナップがかなり豊富
エアコキハンドガンと呼ばれるものはたくさんの数が市場に出回っています。特に有名なのが、東京マルイ、クラウンモデルだと思います。他にも韓国のアカデミー、トイスター、中華の黄河(お祭りの景品)とかACROやUMAREXもあります。長物を入れるともう収集つかないので、今回はハンドガンに絞ります。
東京マルイ
18歳以上ハンドガン 14種類
10歳以上ハンドガン 29種類
10歳以上リボルバー 12種類
クラウンモデル
18歳以上リボルバー 20種類
18歳以上スパークリングエアガン 1種類(キャップ火薬とBB弾同時発射)
10歳以上ハンドガン 26種類(サイレンサー付きも含む)
10歳以上リボルバー 24種類
これだけでもすごい数です
エアコキガバメントのパーツだけやたら豊富
後発モデルなので分解しやすい設計と言うのもありますが、ホルスターも豊富で外観もかっこいいですからね。
クラウンモデルのガバも、少し東京マルイ製と互換性があったりします。
東京マルイ18歳以上 HG後発モデル
ハイグレードモデルと呼ばれるラインナップの中にも、後発のモデルは本体の分解が容易にできるように設計されています。それ以前はマガジンが自重で落下しても、本体は容易に分解できないようになっています。スプリングやパッキンを変えたいと思っている場合は、これらの後発モデルがオススメです。
・M1911A1コルトガバメント
・HK Mk23 SOCOM Pistol
・HK USP 40
・S&W PC356
・ベレッタM92Fミリタリーモデル
・ベレッタクーガーG
クラウン10歳以上 新モデル
これらは一部、東京マルイと設計が同じだったりします。
分解手順も同じです。
・M1911A1コルトガバメント
・HK USPシリーズ
無くても困らない
「エアコキハンドガンは安いしBB弾だけあれば遊べてとってもコスパが良い!」と私も含めてたくさんの方が仰っています。別に間違っている訳では無いですし、その通りだと思います。
ただ同時に「別に無くても困らないじゃん」という気持ちもわかります。
なぜかと言うと、使い勝手が悪いのでそこまで役に立たない状況の方が多いからです。箱出しで遊べはしますが、サバゲーでヒットを取るにはある程度の練度が必要だからです。電動ガンやガスガンと同じように使えるシロモノでは無いので、買ってからしばらくはがっかりすることの方が多いかも。
固定ホップと低初速がネック
東京マルイをはじめエアコキハンドガンは18歳以上モデルで0.25gで最適な弾道が出るようになっています。インドアフィールドのレギュレーションは基本的に0.2gの場所が大半で、0.2gで運用するとBB弾が上昇して思ったように当てられません。また、アウトドアフィールドで使用すると今度は0.25gで弾道が安定しても初速が低すぎて相手に避けられてしまい当たりません。18歳以上エアコキハンドガンのノーマル初速は0.2gで50〜60m/s、ジュールで0.2J〜0.4Jくらいが平均です。
10歳以上モデルも同様で、もっと初速が低すぎて相手に避けられてしまい当たりません。
ここが沼への入り口
ある程度使ってみておおよその勝手がわかったとき、自分の身体能力でカバーするか、本体をカスタムするかに分かれると思います。私はどちらも沼だと思います。
勝利のカギは「接近すること」
YouTube等でエアコキハンドガンで何回もヒットをとっている方、だいたい相手との交戦距離は15m以内のケースが多いです。裏どり等で相手の「虚」を着く必要があり、練度が必要な気がするのですがそうではなく・・・
シンプルに初速が低いから接近して「いちばんBB弾の初速が高い範囲」で撃たないと太刀打ちできないんですよね。
カスタムに振った人、フィジカル(身体能力)に振った人も、どちらもおそらくこの事に気づくと思います。根本の問題は初速の低さだと言う事に・・
0.2g以下のBB弾を使いがちになる
初速の低さも相まって、弾道よりも近距離でいかに速く弾を飛ばすかの方が重要になってくると思います。固定ホップでBB弾が上昇すると言っても、せいぜい10mあたりからなので、それよりも近い距離なら狙った通りに当たるからです。
トリガーレスポンスは最高
単発とはいえ、軽いトリガープルで引いた瞬間弾が出るので、接近戦の最初の一発は速いです。これに高初速を加えたくて、人によっては0.12gや0.15gを使っている人もいます。
消音化は限界がある(ほぼ変わらない)
メタルギアシリーズの麻酔銃(M9やMk22ハッシュパピーやルガーMk2)とか、最近では漫画のザ・ファブルのように一発撃つ度にスライドを引いて再装填!な銃は大体サプレッサーが付いているので、付けたくなるのが人情だと思います。結論を言うと、音は消えません。
大まかな理由としては、銃本体が樹脂で出来ており、ピストンの打撃音を消せずに本体も共振するからです。発射音以外にも、コッキングやリロードの際のメカノイズも、樹脂製ゆえに結構カチャカチャ響きます。
接近しないといけないのに、操作音やリロード音で位置バレするリスクが高いです。
クラウンモデルのエアコキリボルバーは意外と静かだったりします。
一方、長物のVSR-10やCA870は内部が金属で出来ていて、打撃音をある程度打ち消す事ができるのでサプレッサーを付けるとかなり音が消えます。
暴発リスクが高い
これは初心者にありがちな事になりますが、マガジンを抜いても本体に一発残っている。しかも撃てる状態であることにも気づいてないパターンです。
セーフティーエリアの暴発事故ダントツ一位の原因だと思います。(第一位もしかしたらグレネード誤爆かも・・)
もう一つの原因は、サイドアームとして装備していたが本体が軽いので存在感が薄く、装備していることを忘れてマガジン差しっぱなし、コッキング状態のまま帰還するパターンです。
突然壊れる
まあ樹脂ですからね
ガチで使い込んでいる方はわかると思います。突然シアーが掛からなくなって寿命を迎えます。強化スプリングを入れると更に寿命が半減します。
味方に心配される
サバゲー歴の短い方に多い気がしますが、いざチーム分けをして、チームメイトに私のようなエアコキ使いがいると「あんなモンでちゃんと戦えるのかな」と不安にさせてしまうことがしばしばあります。
ロマン武器化する
雰囲気が好きと言う方に刺さるイメージがあります。たとえ初速が低くても、連射できなくても、ギミックが好きなんだ!というのはとても大事なことだと思います。
寿命を犠牲にしてでも初速を上げる
パワースプリングを入れると0.6Jくらいまで初速を上げる事ができますが、本体の寿命が半減します。それでもちゃんと飛んでくれれば良い!と言う考えも分かります。モノによりますが、それをやってしまうと持って2年行くか行かないかくらいで壊れます。
最後に
ざっくりですがこんな感じです。私の愛銃はエアコキガバですが、Mk23も気になっています。と言うのも、ノーマルで初速がエアコキガバより若干高いのと、本体がデカいのでコッキングしやすいのと、ガスガンでMk23を使っているので、ホルスターやマグポーチの付け替えをしなくてもそのままの装備で戦線復帰できるからです。
ガスブロでガバやベレッタを使っているのであれば、サブで持っておくとホルスター等を変えなくても良いのでオススメです。