
【お出かけ】Elizabethを鑑賞しました
こんにちは。ドイツ留学中のみみと申します🌼
ご覧いただきありがとうございます。
私は先日ドイツで念願のミュージカル „Elizabeth“ を鑑賞してきました!!
日本にいた時から「絶対に現地で観るぞ。」と考えていた公演だったため、夢が叶い興奮がおさまりません。新鮮な記憶を忘れぬうちに記録しておきたいと思います。
„Elizabeth“ との出会い
私がこのミュージカルと出会ったのは、日本の大学で歴史の講義を受講していた時でした。それまでは「聞いたことあるな」くらいの認識でしたが、オーストリアの歴史と共にその物語について知り、強く興味を持ちました。講義を担当していた先生もこの舞台がとても好きなようで、授業の一環として過去の公演映像を見ることになり、物語に感動した事はもちろんですが、私は特に劇中の「音楽」に衝撃を受けました。「この曲を!生で聴きたい!」と思ったのがきっかけで想いを馳せるようになりました。
それではここからは、私の念願叶った „Elizabeth“ 鑑賞記を書いていきたいと思います!
会場に到着。 現地の雰囲気は?
会場はほぼ満員で、老若男女とても沢山のお客さんがいました。ほとんどの人がドイツの方のように見えました。アジア人はほとんど見かけませんでした。ちゃんとしたシアターでの公演という事でみなさんどんな格好をしているのかなとドキドキしていましたが、人によって色々で安心しました。ジーンズにセーターなどのラフな人もいれば素敵なドレスを着ている方もいました。年配の男性はジャケットに身を包んでいる方が多く、紳士的でとてもカッコよかったです!
会場では軽食を購入する事が出来て、観劇前には各々の時間を過ごされていました。特にワインやビールなどのお酒を飲まれている方がとても多くて驚きました🍻(日本でもよくあるのかな?)
またこれは自分の肌感ですが、お一人で観劇に来ている方は少なく、家族や友人などと複数人で来ている方が多かった気がします。日本だと一人鑑賞って割とあるあるな気がしたのでドイツとの違いを感じました。
いざ観劇!
そうこうするうちに開演の時間が近づいてきました!私は下から2番目くらいの値段帯のチケットを購入していて、しかも予約したのがあまり早くは無かったためちゃんとステージが見えるか少し不安でしたが、しっかりと観劇することが出来ました。そもそも会場が小さく、前の席が小柄な女性の方だったのもラッキーだったなと思っています^^
(日本で好きなアイドルの舞台を見たことがありますが、それよりめっちゃ近くで見れました!双眼鏡いらないなんて!嬉しい!笑)
そしてついに公演が始まり、途中で30分休憩を挟み、あっという間の2時間半でした。終始感動しっぱなしで、目がパサパサで喉もカラカラになる程必死に物語を楽しみました。とにかく、素晴らしい公演でした!!
感想
⚠️ここからは少しだけ舞台のネタバレがあります。まだ見たことの無い方、知りたく無いよという方はご注意下さい。
また、作品の曖昧な解釈やオタク的な考え方なども滲み出てくると思います。そちらもご注意下さい。
公演の最初から最後までキャストの皆さん、オーケストラの方々、全てが素晴らしかったです。特にエリザベートとトートは理想以上でとっても最高でした!
私が一番この舞台で好きな曲は „Ich gehör nur mir“ でこの曲を聴くことを楽しみにしていましたが、そんな私の想像をはるかに上回る素晴らしさでした。女優さんの声がとにかく美しくて音の伸びがすごくて、鳥肌が止まらず自然と涙が出てきました。若い彼女から亡くなるまでの全てを一人の女優さんが演じていますが、その雰囲気の移り変わりや同じ歌でも全く違ったものに魅せる演技には本当に感動しました。
そして次にトートです!いやこれはほんとに…カッコ良すぎました。私が今まで観ていた映像にはいなかったタイプの、幸が薄そうな高身長色白イケメンで完全に私の想像するトートと一致していました。そしてもちろん声もかっこいいんですよ。ひょろっとした感じなのに力強い歌声が印象的で忘れられないです…
ルドルフについても語らせてください。幼きルドルフがほんっとにとんでもなく愛くるしかったです!可愛くてちっちゃくて、 „Mama, wo bist du?“を歌う姿が儚すぎて可愛すぎて抱きしめたくなりました。
あとはやはり大人数での曲はどれも迫力満点でした。オーケストラとアンサンブルのキャストの方、そしてプリンシパルの皆さんで作り上げる曲のインパクトは本当に強かったです。音の響きに圧倒されました。
もっともっとキャストの方や物語について書きたい事はありますがキリがなくなってしまうのでこの辺で終わりにしておきます!私の興奮と感動が伝わっていたら嬉しいです。
さいごに
最初は絶対にシェーンブルン宮殿で夏に行われる „Elizabeth“を観たいと思っていたので、留学に来てこの公演が2025年からは無いと聞いた時にはとても落ち込みました…しかし、今回こうして大きな感動を与えてくれたシェーンブルン版の „Elizabeth“を場所は違えど鑑賞できたことをとても嬉しく思っています。決して安いチケットでは無かったですが、本当に行った甲斐がありました!
まだ日本の宝塚版や東宝版の「エリザベート」は観たことがありませんが、日本にもとても沢山のファンを持つ作品とのことなのでいつか絶対に鑑賞したいなとまた新たな夢が出来ました💫
今回の鑑賞をきっかけにミュージカルにハマってしまいそうです…またいつか観に行けるように頑張ろうと思います!