トラブルつづきのドライブノォト*前編
2023年、
挑戦した中のひとつに、「昔大好きだった車の運転をしてみる」があります。
田舎でしか運転したことなかったから、
数年ぶりのレンタカーでドライブ、
都会の高速は、喉がカラカラ、手に汗にぎる挑戦でしたが、
ふだん行けないところにも行け、
リトルカイト(もう一人のわたし)も喜んでいるような、
気配や協力を感じ、達成感がありました。
あと、車だと、大事にしているアザラシたちを連れていけます笑
その挑戦も3回目になると、日帰りでは行ける距離も限られ、
若干淡路も飽きてきたので、
2023年ドライブノォトの集大成、
「一泊二日、南あわじまで南下しよう!」
を決行しました。
少し気になったのが、
2回お世話になったレンタカー、マーチではなかったこと。
2回もお世話になると若干愛着がわき、
レンタカー屋さんの前をとおってマーチを見かけると、
小さく手をふっていたほどでした。
今回はBOONという車。
しかも、これまで乗ったことのない仕様です。
ギアがハンドルの隣にあり、
サイドブレーキが足元にあり、
ドアの内装もいままでなじみあった旧式の仕様と違う、、、
いくぶん不安をおぼえながら出発しましたが、
まあなんとか、無事に出発し、
県道をしばらく走り、高速にのり(やはり高速は緊張で背筋がのびる、、、)淡路インターチェンジで下道に。
下道におりたらこっちのものよ!
とばかりに、わたしは余裕です。
しかも今日は雨予報だったのにこの晴天、空はセルリアンブルーで吸い込まれそうだし、海はグロスのようにキラキラしている!きれい!
ねえ、あーちゃん、リトルカイト!
と、まだまだテンション高めでした。
まずは、前回とても素敵で気にいった、
「森のオト」さんでランチ。
一週間前から予約とってます(前のめり気味)。
わたしは12時半からの予約で、12時10分頃店に到着しました。
少し時間があるので、散歩でもしてみよう、と
店の下にある5台ほど止めれる駐車場の一番端っこに車を止めました。
(そこしか止めるところがなかった)
あーちゃんに布をかぶせて、
荷物を持ってドアをあけた瞬間、
ドアが思いがけず勢いよく、ほんとに勢いよく、
いきなり開いたのです。
旧式の仕様だったら、すぐに指を入れる内ポケットがあったのに、
この車はない!
一瞬のことでなす術もなく、
「お願い!当たらないで!」
と祈ったけれど、隣の車のドアにガコーンと当たったのでした。
マジか、、、と恐る恐る外に出て、お隣のドアを見ると、
黒の塗装がはがれ、キズがしっかりできています。
(レンタカーはグレーなので目立ってない)
神よ、わたしに10分、時間をください、、、
と、すごい勢いでいろんないいことも悪いことも考えたけれど、
いや、だめだ、逃げることはできない、と思い、
12時半を待って店に入り、お店の人に事情を話し、
車の持ち主を呼んでいただきました。
現れたのは、オシャレでおきれいな素敵な女性。
話すととってもさばさばしていて、
「いや、もうすぐ車検なんで大丈夫ですよ!」
と、言ってくれたけれども、
見過ごすのが難しいキズだったので、
「大丈夫」はあっけなく撤回されました。
(そりゃそうだ)
なんでも、ご親戚の整備工場に車検出す予定だったので、
また聞いときます!と明るく言ってくださった。
しかも、せっかくの旅行なのに、すみません、
となぜかわたしに謝ってくれるという、、、
わたしこそ、楽しい食事の時間に申し訳ありません、と謝り、
連絡先を交換して、その日は別れました。
ああ、素敵な方だったのが不幸中の幸い、、、
そして、何よりも逃げなくてよかったと思ったのです。
お金はかかるかもしれないけれど、
逃げなくてよかった、だってリトルカイトを失望させることなる。
今日の課題は一応よかった、よね?
その後、洲本に出て、
「セルフデートのすすめ」
でも登場した、
美しい海岸、「大浜海岸」へ。
「森のオト」では、ちゃんと言えてよかった、という思いが強かったけれど、時間がたつごとに、悔やんでもしょうがないことがぐるぐる渦巻きはじめました。
やっぱりあの車(BOON)がいけなかったんだ、とか、
なぜあの駐車場は若干傾斜になってるのよ、とか、
なぜドアをはなしたのだろう、とか、
後悔が押し寄せてくるけれども、
また、はたと立ち止まる。
いや、起こるべくして起こった。
後悔は何の解決にもならない。
速攻でワークしてみると、前日、違う事象で逃げたことが絡んでいるからかも、とふと行き当たりました。
やはりしょうがないことだ、と思いなおし、
海岸の駐車場に戻って、車に乗ったとたん青空だった空は、
いきなり分厚い鉛色の雲が覆いました。
5分も経たないうちに激しい豪雨。
稲妻が空をかけめぐる。
傷心と豪雨の中、南あわじの福良へ車を走らせたのでした。
車のトラブルはまだまだ続くのですが(涙)、今回はこのへんで。
最後までおつきあいありがとうございました。
後編もよろしければのぞきに来てくださいね。