仕事がなくゆっくり出来て、久しぶりに心穏やかになれた日
いつもなんだか、心がささくれ立ってることが増えた。
いい歳の大人だし、まぁ、もっと言うとかわいげも初々しさもとうにない、おばさんだし、家族含めて誰も気にかけてくれるよな存在じゃない。
そうは言っても、認知症の母の元に行って、足らずを補ったり、それでちょっと達者な頃を思い出して、悲しい気持ちになったり、
子育てと家事を一緒に乗り越えてきた同居の夫の、
リウマチで痛そうに動きにくくなった手指を案じて、
土日は1週間分の料理を作る。
それで要は、とても悲しく、そして忙しいのだ。
まるで、あの三人の子育ての時期の再来か!と思うほど、心が落ち着かず、疲れが取れない。眠れない。ホントに。
こんな子育て再来のような時期が、1年と少し続いていて、溜まりに溜まっていた頃、ふと何にもしない日、しなくていい休日がありました。
そうすると、楽ちんなのよ、心が。
あ、洗濯物ってこんなにいい香りだっけ。
あ、ベランダから見える新緑はこんなに綺麗だっけ。
あ、うさぎみたいな雲が動いてる、とか。
あ、そよ風が優しいな、もしかしたら、父が来たのかな、とか。気づくんだよ。
そうして、越年の、
枕元のごちゃごちゃが片付くと嬉しいし、
化粧台の上やら引き出しから、髪の毛やお粉がなくなるとまた嬉しい。
切れたものはAmazonでちゃっちゃと大補充もして。
しかもね、
何の予定もないから、一つ二つが終わったら、ゆっくりとティータイムと音楽。
こんなるとね、夫に難癖つける気がなくなるし、LINEで子供を追っかける気もしなくなる。
自分が、穏やかに満たされると、何もないのに、心はもっと豊かになる。
行かないから、電話で安否確認をしたらば、心配させまいと明るくて元気な声の母。
母からのプレゼントの1日だと思おうか。