桜の花が綺麗だった
仕事を辞めて1人で出かけることが増えた。
最近のブームは銭湯。体力が落ちている私は外に出て目的地に向かうだけで結構疲れてしまう。疲れた先で何をするか考えると帰りたいな、お家でゆっくり休みたいとなってしまう。
銭湯はいい。癒されるし、休めるし。
露天風呂が大好き。外の空気を吸って体だけあったかくて、暑すぎたら寝湯に行って涼んでを繰り返す。おばあちゃんの井戸端会議に耳をすませたり、子どもが濡れた床を転げるだろというスピード感ではしゃぎまわるのを見たりする。
自分は全く介入しないけれども、コミュニケーションを取らせてもらっているようなそんな気持ちになる。
自販機も多いから話すのが苦手でも、最初の受付さえ通り抜ければ大丈夫。
外に出て、歩き、露天風呂で日の光を浴びて、コミュニケーションをとったような気分になり、さっぱりして飲むヨーグルトを飲む。
なんて素晴らしいリハビリなんだ。
帰りは夕方。普通に帰ると前職の人々と会ってしまいそうで怖くて、川沿いの土手道を通って帰った。等間隔に桜の木が並んでいて、素直に綺麗だな素敵だなと思えたのはいつぶりだろうと思いながら夕焼けと共に帰った。
新生活とか、出会いの季節とか大学生活、新社会人、そんなワードを見るのはどこか嫌だった。春もなんとなく嫌い。何かの始まりに自分は入れてもらえていないような気がするから。
今年はのっからせてもらう。明日は面接。余計なことをしなければ大丈夫なんだが、緊張する。今年はたくさんの文章を書いて、考えを深めて、自分の食い扶持を稼ぐ糸口になれば、とっても嬉しい。や、贅沢は言わない方がいいかな。
健康に楽しく生きていきたい。心から。