今更だけど、コロナに罹りました。
2020年の3月以来、ずっとすり抜けてきた新型コロナにとうとう初罹患してしまいました。ワクチンを受けている人は罹患しても症状が軽い、と聞いていたのに何だか症状のオンパレードだったような気がする。
木曜日の夜、何だか寝れない状態が続いて朦朧としながら金曜日の朝を迎えた。ほんのり関節が痛い。ふと、熱がある?と思い測ると37.1度。なんだ微熱じゃん、と余裕をかましていた。
ところが、時間と共に頭痛と関節痛と悪寒が酷くなる一方。こりゃ、フル(インフルエンザ)だな、と勝手に自己診断。アメリカから持ち帰ったTYLENOL Extra Strengthとお水をたっぷり摂取してベッドに横になるも痛みで眠れない。夕方には38.4度になっていた。
同居人が夕食にとUber Eatsしてくれたお粥が美味しかったこと。そう、この時点ではまだ食欲もあり、美味しく味わう事が出来た。
母に電話して明日の能登のチャリティーピアノコンサート行けない旨を伝えた。「いやあ〜、あんた大丈夫なの〜?!」大丈夫じゃ無いから電話口で大きな声やめてくれ〜!これ以降携帯の電源はOFF。机の上に放ったらかしにした。
金曜日の夜は一晩中、7度前半から8度前半を行ったり来たり。TYLENOLの飲むと痛みから解放されて1時間ほどはトロトロ眠れるが、それ以外は右を向いても左を向いてもうつ伏せになっても何をしても頭も痛い、節々も腰も痛い。
土曜日、朝から二つオンラインミーティングがあったが、どちらもカメラオフで何も言わずただの見学参加にした。朦朧としてて頭が回らん。
ミーティングの後、アメリカから持ち帰ったコロナのテストキットがまだあった事を思い出し、一応、検査してみるか、と軽い気持ちでチェックした。
すると、何と!二本線がくっきり浮き上がって来たではあ〜りませんか!
ガ〜ン!今更コロナかいっ!もう完全に白旗っす!ウイルス相手じゃ、どう足掻いても自分の免疫力ちゃん達に頑張ってもらうしかない。
同居人にコロナをうつしてはまずいので、部屋で自己隔離を始めた。非常用に買い置きしたあったハンドサニタイザーも緊急出動。この頃には食欲もすっかり失せていた。同居人がポカリやゼリー系の栄養剤をたくさん買い込んで来てくれた。ありがたい。体が干上がっているのが自分でも分かる。
クリニックも考えたが着替えて歩いてクリニックに行くのもしんどかった。コロナと分かっているので行くだけ他の患者さんに迷惑だし、ドクターに言われる事も分かっていたので、フリーレンを最初から見ながら、ひたすら耐えた。咳と鼻水、咽頭痛が酷くなり水を飲むのも痛くなった。土曜日の夜は咳が酷くてあまり眠れなかった。
日曜日の朝ふと、マンションの掲示板に「救急時にこんなのありますよ」とファストドクターというアプリを携帯にダウンロードしていた事を思い出した。往診、オンライン診療、無料チャット相談ができる。薬は宅配か近くの処方箋薬局で受け取りだそうだ。
オンライン診療を申し込み、問診票を記入しているとすぐ受診案内がテキストメッセージが来た。何と繋がった先は新宿のドクターだった。症状を説明すると「それはそれはここ数日お辛かったでしょう。」あ〜、この一言であなたは良いドクター認定ですわ。
その良いドクターはコロナには対症療法しか無い事を正直に説明された上で、出せる薬はこれらですけど、どうします?と聞いて下さった。とにかく咳を治めたいので鎮咳剤と喉の痛みに抗炎症剤を処方して頂いた。
当初お薬は宅配指定にしていたが、今は混んでて届くのに丸一日以上かかるとの事。電話を切ってからテキストメッセージのリンクに沿って近所の処方薬局を選び直し、月曜日の朝イチで同居人に取りに行ってもらうことにした。間も無く処方箋が指定薬局にファックスされた旨のメッセージが入った。
家から一歩も出ずに全て完結。
これがしんどい患者にとってどれほどありがたいことか。
もっと広まるといいなあ、こういうの。
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