貴方と一緒なら何処へでも
まずはご紹介から。
私の文章にコメントを書いてくれた旅人さんがいまして、とても嬉しかったのです。
ありがとうございます🤲´-
そこでこの曲を思い出しました。
とても楽しげで暖かい曲で機械音も少ないためオススメしようと思います。
素敵な曲だなぁ、と耳を澄ませて舌鼓、ならぬ耳鼓をうっていました。歌詞がぽろぽろとしていて、楽しそうで、何より、韻を踏んでいて聞きやすく、すっと耳にはいってきます。
あまり聞かない声だったが、5周、10周としているうちにどんどんこの子の魅力に浸かっていました。ボカロは個性が出て、作り手はきっとメロディーラインから考えたり、歌詞から考えたり、と色々考えているでしょう。そこがまた違いの出るポイントで好きなのですが、この子を使っているボカロはあまり見かけなかったので、きっと駄菓子O型さんがこの子に聴き惚れてしまったか、一目惚れてしまったのでしょう。
大人っぽい声で行きたい場所や、食べたい場所、着たいファッションを列挙していく彼女はどうしても愛おしく、旅に出たい、大切な人と出かけたい。そんな気分にさせてくれます。
この歌を聞いて真っ先に考えたのは保育園から今まで、ずっと一緒に過ごしてきた親友でした。親友はいつも優しくて、穏やかで、ずっと話を聞いてくれて、人見知りですが私には心を開いてくれている大切な人です。
そんな大切な人と私は、「お前とはいつでも会えるからなー」「今日暇ー?近くでご飯食べようぜー」なんて言いながらどこかに行くのですが、毎回親友は優しく、「いいよー」と答えてくれます。それ故にあまり2人で遠出をしたことが無いです。
高校に入り、だいぶ友達の輪も広がって、電車でどこかに行って遊んだり、恋人と一緒に遠出したり、だとかはしていましたが、「今までずっと傍に居てくれた親友」とは遠出したことがない、なんて。
過去に色々あったのを優しく受け止めてくれて、泣きながら相談すればいつもは怒らない親友の熱を感じることが出来て、どうすればいいのか一緒に必死に考えてくれて、触れないで欲しい時は一緒に美味しい物食べに行きながら写真を沢山撮ったり話したり、それなのに。
僕の人生で貴方が1番大切なのに。
昼間に聞いていたこの曲に感謝を述べながら、親友に電話して、「一緒にどこか行こう。どっか遠くに。」なんて言ったら、親友は笑って、
「どこでもいいんだよ」
優しくそう言ってくれました。
「貴方」と何処かに行ってみたい、僕はそのときに親友の優しさを、感情を垣間見て、すごく嬉しかったのです。
「貴方となら」何処にでも行ける
と言われた気がして、凄く嬉しかった。ただそれだけなのですが、本当に嬉しかったです。
「次は 映画 買い物 水族館
イタリアンと海と遊園地
誰かと行きたいところに全部
私はあなたと行ってみたい」
そんなことを言っているこの歌は最後に
「あなたと行きたいところは全部
100回超えてもまた行きたい」
なんて、言っています。
親友を通して、ようやく理解して、結局私は親友と過ごす時間が特別で大切で大好きで、ずっとずっと話していたくて、行く場所なんて貴方と過ごすための口実です。でもあわよくば、
行きたいところに貴方と行って、貴方と過ごせれば。
「今度は何しよっか」
「今度は何処に行こっか」
「今度は何を着よっか」
「全然話し足りないよね」
全部、全部、貴方とする事が楽しいから、貴方と一緒にいる時間が楽しいから。
ねえ次も、またその次も、貴方と一緒にあちこちデートしていたいよ。
親友をもっともっともっと大切に思ったキッカケの曲です。きっと貴方もこの曲を聞いたら思い浮かぶ人がいるでしょう。
恋人、友人、家族。
それは画面から出てこない人だったり、
もう生涯会えないかもしれない人だったり、
ずっと傍にいてくれている人だったり、
思い出の中にだけしかいない人だったり、
思い浮かぶ人をもっともっと大好きになれる素敵な曲です。
皆さんが大好きな人と一緒に居れる時間が素晴らしいものでありますように。