人生の全てが運動時間 #1
「心が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。」
Byウィリアム・ジェイムズ
皆さん、こんにちは。
「運動しなさい。」こう言われたときの反論は大抵「時間がない。」ですが、これは正直私からすれば、ナンセンスと言わざるを得ません。なぜならその気になれば、運動などは、日常生活の中にいくらでも溶け込ませることができるものだからです。
※商品のご紹介がありますが、これらは、私が実際に使って良いと思ったもののみです。自信をもっておすすめ致しますが、あらかじめご了承ください。
それでは本題に移ります。
まず初めに私は、筋トレなどを行っているうちに、実は人生というものは、運動効率がいい時間・悪い時間とそれ以外の休息時間。これらをひたすら繰り返すのみなのではないか?と考えるに至りました。
つまり、なにか特別な運動をすることよりもNeat(立ち歩いたり、家事をする時間などの日常生活を送る上で意識することなく消費しているエネルギーのこと)の負荷をいかに運動と呼べるレベルにまで高めていけるかといったことの方がよっぽど重要なのではないか?と思ったのです。
そこでまず私は、非常に安易ではあるのですが、高重量の靴(こちらは、かなり硬いので、長時間穿き続けると、足が痛くなるかもしれません。)や加重ベスト(私が探した限り、20キロまでありました。)などを身に着けて、日常生活を送り始めることを決めました。すると効果は劇的で、最初は普通の日常生活だけで筋肉痛が起きるほどでした。まあ、普段何気なく立ち歩くなどの行為がもれなく高負荷に変わるので当然と言えば当然です。
中でも階段の上り下りはとても良い運動に変わりました。一段飛ばしで駆け上がり、そのまま駆け降りる。これを延々と繰り返す(階段登山などと言います)のです。また、普段から一段飛ばしの習慣を意識付けていれば、時短すらでき、まさに一石二鳥といってもいいほどです。
たったそれだけで時短?と思われた方も多いと思います。ですが、それは認識を改めるべきです。なぜなら、日常動作のほんの1秒2秒の短縮の積み重ねが膨大な時間の短縮へと繋がっていくからです。例えば、洗濯物を干すスピードが1枚につき1秒早くなったら(そもそも代行サービスを頼むか、乾燥機付き洗濯機などを使えばいい。といった議論はここでは置いておいて。)年間でどれだけの時短になると思いますか?同時に掃除を1分早く終わらせるようになったら?その法則をすべての日常動作に当てはめていったら?時間などいくらでも作れそうな気がしてきませんか?
また、例えば、私は鮮魚店勤務ということで、鱗取りやツボ抜き(魚のエラやワタを取り除く作業)などをすることが多いのですが、その時、ただ漫然とするのではなく、ワイドスクワットホールド(ワイドスクワットのボトムポジションをひたすらキープし続ける)やカーフレイズ(踵の上げ下げ運動)などを意識的に行い、筋トレの時間としています(もちろん仕事に支障のない範囲で、です)。
人は、新しいことを習慣とするには、66日間(21日などの意見も)かかると言われています。簡単に習慣化する(運動に限らずなんでもですが。)には、IF THEN(イフ ゼン)プランニング(○○をしたら、○○をするといった風に、習慣的に行っていることと、新たに習慣化したい行為を紐づけること)が非常に効果的です。
例えば、トイレ(お食事中の方はすみません。)に行き、用を済ませ立ち上がったら、そのままの勢いでスクワットを10回してしまう。といったように毎日確実に行うことと、運動を切り離すことのできない一連の動作だと考えて実行するのです。
トイレの話が出ましたので、トイレでできる筋トレを一つ。これは手すりがあるというご家庭に限られますが、それもうまく利用すれば、即席のディップスタンドとなります。場所を移動する必要すらありません。用を済ませたら、そのままディップス(上半身のスクワット。手すりなどの固定された2本の棒などをしっかりと掴んで体を浮かせ、そのまま体を上下に動かすという運動。髭ダンスの動きに似る。)を10回ほど行いましょう。
さらに、その気になれば、入浴時間でさえも筋トレ時間に変えることができます。湯船の両縁に前腕部を乗せ、足を延ばした状態のまま、腕の力だけで体を浮かせ、ひたすらその姿勢をキープし続けるのです。(Lシットホールド)こちらは本来、ディップスタンドなどを使って行いますが、湯船であれば、浮力を味方につけることで、遥かに安全かつ、気軽に行うことができます。(湯船に浸かるという習慣は健康を維持する上で、絶対に欠かすべきではありません。シャワーのみで済ませているという方は見直しましょう。)
それと、シャワー(冷水が望ましい)は、カーフレイズを行ないながら浴びるなどと決めてしまうのも良い手です。また、応用することで、ドライヤーや歯磨き、髭剃りの時間なども運動時間に変えることができます。(髭剃りに関しては、そもそも脱毛してしまうのがおすすめではありますが。)
カーフレイズは回数をこなすことがとにかく大事な種目です。足が暇をしていると感じたときにはどんどんやりましょう。
中でも、スマホをいじる間はずっとやり続けると決めるのがおすすめです。なぜならそれで疲れてくれば、スマホをいじること自体をやめたくなるはずだからです。
今回はここまでです。長らくお付き合いありがとうございました。