古い格安ミラーレスカメラで難易度の高いタイムラプス映像を撮影するには(その2:マジックランタンの便利機能の紹介とその設定について)
こんにちは、こんばんは、お疲れ様です。
梅雨本番となり、三次市高谷山からも「霧の海」がまったく見られない毎日が続いております( ;∀;)
さて、前回の記事で「古い格安ミラーレスカメラで難易度の高いタイムラプス映像を撮影するには」と題し、タイムラプス映像撮影に係るマジックランタンの設定方法等について解説しました。今回は、その他のマジックランタンにおける便利機能について解説します。
なお、マジックランタンには、数えきれないほどの便利機能がありますが、今回は、自分がタイムラプス撮影時に便利だと感じている機能を紹介します。
ゼブラ
白とびを検出して斜線等により表示します。斜線が入っている部分が白とびしている部分です。
「Overlay」タブの「Zebras」で設定します。
フォーカスピーキング
ピントがあうと、被写体(特にエッジ)に色が付きます(マグカップの上部の縁で赤くなっている部分がピントが合っている部分です)。
「Overlay」タブの「Focus Peak」で設定します。色の選択や強さ等変更可能です。
マジックズーム
ワイプのようなものが出て、そこに任意のポイントを拡大させて表示させることができます。正確にピントを合わせたい時に便利です。
「Overlay」タブの「Magic Zoom」で設定します。ワイプの位置や大きさ、縦横比等の設定ができます。
ヒストグラム
最適な露出の状態を確認しながら撮影するのに便利な機能です(画面右上に出ている表示です)。
「Overlay」タブの「Histogram」で設定します。
FPS overrride
タイムラプス撮影に係る設定をここで行います。前回の記事で詳しく解説しています。そちらをご参照ください。
ムービークロップモード
動画撮影時に3倍ズーム撮影ができるようになります。動画撮影時、望遠レンズに付け替えたいとき、この設定を使えば、望遠レンズを付け替える必要がなくなるので便利です。
Intervalometer (自動インターバル撮影)
自動インターバル撮影に係る外部レリーズが使えないEOS-M2ですが、この設定により自動インターバル撮影が可能になります。自分は露光時間の長い星空タイムラプス用画像撮影や星景コンポジット(合成)用画像撮影等に使用しています。
LiveView zoom tweaks
シャッターボタンを半押しすると10倍拡大表示になります。風景撮影の際、きちんとピント合わせたい時(一番遠くの山の稜線等に正確にピントを合わせたい時など)に使用すると便利なツールです。
マジックランタン便利機能解説サイト
画像ばかりでは分かりにくいので、参考になる動画サイトを貼っておきました。ただし、英語サイトです。すみません(;'∀')。でも、ここが一番分かりやすかったです。他にもよいサイトがあったら、教えてください。日本語字幕表示でご覧ください。
いかがだったでしょうか。たいへん便利な機能ばかりで、特にタイムラプス(雲海を昇る日の出撮影)を行う自分にとっては、なくてはならないツールとなっています。この度紹介させていただいた内容が、皆さんのお役に立てたら幸いです。当ページをご覧いただき、ありがとうございました。