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働くということ②

今の道、働き方を選んだのはある意味惰性だった。

とにかく、離れたい。
クソッタレな上司も、陰でコソコソいう同僚もウンザリ。

6年在籍した前職は契約社員。全国で知らない人はいない某社のグループ会社。外面は最高によく、福利厚生もいい。有給は1時間単位で使えるという環境であったけど、要領の悪い自分は会社のお荷物になっていた。
十二分に自覚もあった。

上司に契約更新せずに期間満了で退社の意志を告げてから。
あっという間だった。
有給消化を含めて、逆算した最終出勤日は上司に告げてから1ヶ月も経っていなかった。

そして今の会社へ。
派遣スタッフの登録をした。
とにかく、形はどうであれ食べていかないといけない。
何となくで選んだ会社。
あわよくば紹介予定派遣で行ければいいな、といった軽い気持ち。
最初の派遣先で、思ったこと。

「なんてゆるい会社なんだろう」

と。こんなにゆるゆるでいいのかと。
感動したのだ。

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