ベリーショートはやっぱりハードルが高い?
梅雨真っ只中、うっとおしい雨が降り、蒸し暑さは増すばかりで、髪の毛がいつも以上に整わない。そんな中ある出来事を思い出した。
それは、少し前の同窓会で会話である。久しぶりに会った同級生(男子)に、「なんでそんなに髪の毛短くしてんの?短かすぎん?」と言われた。
おそらく本人は深い意味もなく聞いたのだろう。
しかし、私は、その人とそこまで親しくなかったこともあり、これって『ディスられてる?!』と勝手に思いこみ、ムキになって、たぶん顔も少し赤くしながら「くせ毛がひどくて髪のセットが楽だから」と答えた。
いつもの私だったら、ただの同級生からの一言など、さっさと忘れてしまうはず。でも、今回は今でも鮮明に覚えている。
小さい頃から猫っ毛で、ストレートヘアが流行った頃は、(年がばれるけど)毎日ドライヤーと格闘し大変だった。若い頃は、それなりにいろいろな髪型を試してみたが、結局このベリーショートに落ち着いて久しい。
おしゃれでもなく、地味な顔も決して小さくもなく、ちんちくりんの私なのだが、ベリーショートにした直後やそれからしばらくの間は、お世辞も入り、似合ってるとか、褒めてもらえる事も時々はあった。なにより私自身がすごく気に入っていた。
しかし、である。
年齢を重ねた現在は、実は自分でも、いまいち髪決まらないなぁ、あまりにも地味すぎて、おじさんっぽくなってる(おじさんすみません)、似合ってないわあ、と思う日が増えてきた。
髪の毛の艶も若い頃と比べて当然少なくなり、ついでにもともと控えめだった髪の毛の量は、さらに控えめになり、ところどころ白髪も混じり、顔の輪郭も下へ下へと下がってきて、、、
つまり、気にしていたところでの、ベストなタイミングの痛い一言だった。
もともとベリーショートは、似合う似合わないのハードルが高い、人を選ぶスタイルだということは、わかってはいる。でも今となっては、この髪型しかできない髪質なのだ。
もっと年をとったマダム達を参考にしようと、注意して観察してみると、明らかにショートやベリーショートの方が占める割合が高くなることがわかった。そしてベリーショートは全く珍しくなくなる。
今が、ちょうど微妙な年齢なのかもしれない。とにかく、この髪型は変えられないので、アンチエイジングとまではいかないが、少しだけ老化に抵抗しようと思った次第だ。
三日坊主の私に果たして継続可能な対応策はあるのか?しばらくジタバタしては、がっかりするを繰り返す日々が続きそうである。
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