気まぐれ日記/残念な居酒屋
2月24日
私とナギとりんごと仁の4人は、LOUIS VUITTONのお店を出て、ナギが見たい服や靴や、あれこれを見るのについて回りながら、途中リンゴ飴を買ったり、私とりんごが見たいお店に寄って、試着したりしながら楽しんだ。
そんな時いつも仁は、ただ黙ってついてくるだけ。
「自分が見たいお店見てきていいよ!」と言っても、自分一人では行かない。
りんごは、数年前に花粉症デビューをして、今はくしゃみを15回くらいしていて苦しそう。
だけど薬を飲まず、鼻を赤くしながら耐え忍んでいる。
一通り見て、ナギの買う物も決まり、お金と相談しながら買い物を終えて、思ったより早く買い物が終わったので、帰り道どこかの居酒屋でも寄って帰ろうと、居酒屋を検索して、よさそうなとこに電話をかけたけど、土曜日なので予約でいっぱいのお店が多く、ここでいいか!ってな感じで決めたお店に入る。
入ったら、なんだか…気さくなのか?感じ悪いのか?わからない対応をする、白髪まじりで、髪が長く一つに束ねた一見芸術家?みたいな年配の男の人がいて
「あ。靴はそこに入れて」と言われ、私はブーツを履いてたから、靴箱に入らなくて、どこに置こうかな?と躊躇してたら
「そんな靴履いてくるから…」とか言われ
席に案内され、その芸術家みたいな人が注文を聞きに来た時に、焼き鳥をお好みで頼んでたら
「そんな一本ずつ頼むの?5本セットや10本セットで頼んでくれたほうがいいのに」と言われ
他のも注文したら、それより、こっちを注文して!みたいに言われ…
いい加減私たちも、腹が立ちはじめ
「じゃ、その10本セットでいいです。」と、思いっきりムスッとした言い方で返した。
「ほんの少しだけ頼んで、食べたら出ようよ!!」と、りんごが言うので、そうすることにした。
「これでビックリするほど、すごーく料理が美味しかったら許す。」と、ナギが言うので笑った。
お酒と料理を待つ。
料理きました。
お刺身…全然ダメ。きっと冷凍してたのをレンジでチンしたんだと思う。
だって端っこの一部分だけ色が変わってたもん。
お刺身が熱で焼けたやつ。
焼き鳥もイマイチ。
腹が立つのを通り越して、悲しくなった。
お会計の時は、その芸術家みたいな人の奥さん?だと思うけど、その人はすごく愛想もよく、いい人。
この人が最初から応対してくれてたら、まだ少しは違ったかな。
当たり前だけど、もう二度と行かない!!と
みんなで帰りにブツブツ言いながら、ラーメン食べて帰ろうと、よくあるチェーン店のラーメン屋へ。
おいしーっ!!!
「このラーメンって、こんなに美味しかったっけ?」
「今まで食べてた時は、そんな美味しいって思ったことなかったよね」
「めちゃくちゃ美味しいね」
ラーメンに救われた。
ラーメンのおかげで心が温かくなった。
あのお店の後だから、コンビニのものでも何でも美味しく感じるのかも。
生まれて初めて、こんな嫌なお店に当たってしまった。
手首のLOUIS VUITTONの香水を嗅いで
気持ちをリセット。
これも一つの人生勉強か…。