[エッセイ]お金持ちになりたいのは異端?
こんばんは、ただの大学生「ザク」です。
突然ですが、お金持ちってどう思いますか?
「なんか悪い人」
ってイメージないですか?
大学の友達も、大体いい印象を持ってなかったです。カイジの利根川とか極道の親分とか。
お金持ちにはなりたいですか?
「別にいい」って言うんです。
「自然に囲まれてゆっくり暮らせればお金なんて要らんって」
とか言い出すんですよ。
お前昨日バイトの時給低いって俺に愚痴ってたやん。
とかは言いませんけど別に。うん。
僕の将来の夢はお金持ちになる事です。
具体的には企業してその後は資本家になって生活したいっていう事です。
でも皆んなして「がめついね」「変わってるね」「無理やろw」とか言ってきて。
ずっと家族にも言い出せなかったです。
「消防士になりたい」とか「観光系の仕事がしたい」とか言ってました。
怖かったんです。家族にも反対されるのが。
でもある日僕はついに父に打ち明けました。
「お金持ちになりたい。社長になって、お金増やしてそれで生きていきたい。」
「なにを考えるんだお前は!」
とは言いませんでした。
「お前ならできる」
と言ってくれたんです。
何故そう思ったのか。
父はその時、僕の名前の由来について話してくれました。
僕の本名は「創」と書いて「はじめ」読みます。
「世の中に新しいものをどんどん創り出して欲しい」という想いがあるそうです。
僕は泣きそうになったので「ありがとう」とだけ言って自分の部屋に逃げてしまいました。
多分絶対見られてないです。
その日の夜、僕は
「この家に生まれて良かった」
と思いながらベッドにくるまっていました。
ありがとう父さん。
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