いにしえの職場の話〜ゴーゴー百貨店〜⑦トサカツヨシ編。リーゼントで行ってきま〜す
〜過去の職場の話を書いております。読み切りなのでどこからでもどうぞ〜
今回は満を持してトサカツヨシについて書こうと思う。満を持してないが。どっちやねん
てなわけでトサカツヨシ。トサカ! ツヨシ! 本名だ。でね、名は体を表すって感じで本当にトサカたててたんだよね。ツヨシ!
百貨店員でございますけれどもー
まじでリーゼントだったんだ。ビシッとな
すんごいリーゼントおじさん
それでもって顔面の方は
ちんまりとした可愛らしい奥目でさ。
つぶらな瞳ってやつよ。眉毛は短く刈り込んでいたな。ひげ剃り跡が濃いめ。んで、お洒落にも異様なこだわりがあったらしく、そりゃそうか、リーゼントをつらぬいているんだもんね。
服装がいつもそりゃスーツなんだけれども、裏面の生地へのおこだわりが。龍とかバシッと入った裏生地と、裏ボタンての? も、派手派手しいボタンのしか着ていなかったよ。
もーさ、中学生のときに見たやつーーー
そのまんまなのさ。っていつの時代なのよって、35年ぐらい前だわな。私の中学生時代って。えっ すんごい前だなっっこっわ
そんなつもりもないんだが。軽くふるえたわよ?ついほんの少し前のつもりだったが。
数字こっわー
本当の事実をつきつけられたよ?
これが真の実、真実っての?
まぁいいか
ここまでくると、やぁアッパレだわな。うん。
え、なにがだよ、
トサカツヨシ
それでさ、ツヨシはさ、左右の小指の爪だけ長くしてたんだ。ある年齢以上の人は多くいるんだよね。なんで?って聞いたらいろいろと便利だからと言っていた。よ? 便利って?ってさらに聞いたらさ、
耳の中ほったり鼻くそほるのに便利なんだと言っていたよ。きっっったねーーーーー!
お洒落でもなんでもねーわ。汚!!!
ほんでさ、ツヨシはさ、やっぱり
リーゼントに命かけてて。めんどくせー。
あるとき、リーゼントが崩れた!っつって激オコして早退したこともあったよ。
オトコのくせになんなんだよ。。髪型ぐらいでって今はジェンダー論で〇〇のくせにって言ったらダメなんかいな。いやでも思ったよ、私ゃ。
女子だって眉毛消えかけても働いてるっつーの! あ、私だけか? そもそも書いてない日も働いてるっつーの!←なんの告白
んでも頼ったら頼ったでこれまたツルの一声があったもんでツヨシに頼るのはよかったなー。頼られるのも好きそうだったし。取り扱いを気をつければ重宝した人材だったよ。
どうでもいいけど、ツヨシがよくつるんでいたのは事務所にいたパンチパーマのおっさん。いいコンビだった。ってどんな百貨店だ。
本当、平成令和には貴重な人材でした。
ツヨシ。
自分の美学をつらぬくってのも心を保つのにいいかもね。みんな枠から外れないように同じような格好をするよりもさ。その人次第でどちらでもいいけど。どっちだよ
というわけでリーゼントおじさんのおはなしでした。おしまい