2016年(4)

紆余曲折あって、再開発計画で新規に出店した小売業種に入社。
前職を辞めたのが2015年の5月、別のデータ入力会社に入ったが仕事についていけず4か月でリタイア。
更に2か月後に同業の別会社入るも、経営者のワンマンぶりが合わず2か月経たずに退社。

以前は端末機の前に座って、ほとんど動かずひたすらキーを叩いていた。
初日は2時間の品出し業務で、ヘトヘトに。
開店時間前の仕事なので、丁寧に教えてくれるような人もいないし、暇もない。見よう見まねで、とにかく動く。

あっという間に気が付いたら、8年勤めていた。
どの部門でもマンパワーが足りず、現場(従業員)の負担が重い。
一人に休まれると、周りの人間がその負担を丸々肩代わりすることになる。
入れ替わりが激しく、1週間~1か月で辞めていくのは頻繁にある。
初日に来なかったり、無断で休んでそのまま退職していく。
やる人間はきっちりやるが、やらない人間は本当にやらない、極端な二極化を感じている。
ただのアルバイトだと思っているようだが、お金を貰って働いている以上はプロ。
勤務時間を守る、就業中は私語をしない、言われたことを当たり前にやるという仕事以前の、人としての基本がかなり疎か。
適当な品出しは、見ればすぐに分かる。

人出不足を謳っているいる割には、時給が全くあがらない。上げる気もない。
何年勤めても、昨日今日入った人間と時給が全く同じ。モチベーションが上がる訳ない。
煩雑な付随業務が増るばかり。
足腰、腕、関節周り、身体中どこも重い。
毎日ストレッチと筋トレを織り交ぜて、身体を馴染ませているがそれでも痛い。

95%は良客なのだが、残りの5%でいらぬ苦労を強いられる。
新しい日付の商品が欲しくて、陳列をぐちゃぐちゃにしてそのまま放置していく。
10人中1人ぐらいの割合だが、その1人の為にやる気が削がれ、疲弊する。
冷蔵保存の商品をワザと常温の棚に放置していく。
例えるなら肉や魚をお菓子の棚に置いていく。鮮度の観点から、見つけたら廃棄処分になる。やっていることは万引きと同じ、明確な犯罪行為。
買物かごに乱雑に商品を入れて、また売場に戻す人がいるが、レジ精算が済むまでは店の商品であって、客の商品ではない。
客相はバラバラだが、従業員を奴隷か召使かと思っている人も一定数いる。
自分出来ることは、自分でしてほしい。
初対面の赤の他人に、そのような態度がとれる神経を疑う。道端を歩いている他人にも、同じ態度で接しているのだろうか。
店側、業界全体としても問題は多々あると思うが、客側にも問題はある、なので余計に人が集まらない。

先日、全都道府県で人口が減少しているとの報道を目にした。
減ることは合っても、人口が増加していくことはないだろう。
試算だが5年後には400万人減っている。更に5年後には300万。
2056年には総人口が1億を下回る。
もっと一人一人のマンパワーを高く評価すべき。
富んでいるのは上辺だけで、大多数の人間は貧困に叩き落される、現にそうなっている。










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