受験英語攻略法:効率的に点数を伸ばすための学習法
はじめに
受験英語は、ビジネスや日常の英会話と比べると、複雑な用語や表現が少なく、比較的攻略しやすい科目だと思います。最近では、英検やTOEIC、TOEFLなどの試験対策としても活用され、スピーキングやライティング能力も重要視されるようになっています。しかし、基礎力を高めるためには、受験英語を攻略するアプローチが非常に有効です。今回は、私が高校生のときに実践していた受験英語の勉強法をお伝えします。
自分の状況
私は小学校6年生から英語を学び始めましたが、基本的なアルファベットや文法以外はほとんど手を付けていませんでした。高校の定期試験でも教科書をほとんど読まずに放棄していたため、点数も芳しくなかった記憶があります。それでも最終的には、センター試験で198点、二次試験でも5~6割を取れるようになりました。
受験英語の戦略
受験英語も他の科目と同じように、基本的なルールをインプットし、それをアウトプットで確認するというサイクルが重要です。私は特に演習形式で進めていました。毎日の学習メニューとしては、単語学習(テスト形式)、桐原書店の英文法問題集、少し難しめの英語長文読解を行っていました。現在なら、これに英会話やリスニングアプリを追加するのも良いかもしれません。当時はCDしかありませんでしたが、今は便利なツールがたくさんあります。特に「ELSA Speak」や「SPEAK」はおすすめです。私自身も使っています。
単語学習
私は「ターゲット」の英単語集をExcelにリストアップし、ひたすら日本語訳の演習を毎日1周していました。これを3ヶ月間続けた結果、基本的な単語が定着し、新しい単語や長文読解にも対応できるようになりました。量をこなせば確実に力がつくので、気合いを入れて取り組むことが大切です。
英文法
桐原書店の英文法問題集も毎日必ず30分は演習していました。4周した頃には全問正解できるようになったため、次のステップに進みました。短期間で2周し、間違えた箇所を重点的に復習するのが効果的です。
英語長文
レベル別の英語長文問題集を使用していました。時間を決めて問題を解き、その後、文法レベルで1センテンスずつ理解し、解説を読みながら解答の根拠を把握していきました。この過程を繰り返すことで、英語の長文にも自信がつくようになりました。
リスニング
リスニングは、ひたすら聞いて、発音と文章を一致させる練習をしていました。最近思うのですが、日本語でもすべての発話を完璧に聞き取っているわけではありません。同じように、英語も「慣れ」が大切です。文型を理解しながら、音声と意味を一致させる経験を積むことが、リスニング力向上の鍵です。
過去問の使い方
過去問は、すべての科目に共通して重要です。受験英語でも、過去問を演習として使い、時間を設定して解き、解説を読み、解答の根拠を理解することを繰り返しました。ポイントは、過去問を何度も繰り返して解くことです。最初は力試しとして、次に時間配分を意識した演習、さらに3回目以降はスピードと正確さを高めるための演習と、目的を設定して取り組むと効果的です。
他の人に聞いた英語学習法
私自身が受験英語から英語学習に入ったため、他の人にもどのように英語を習得したのかを聞いたことがあります。やはり、基本は「慣れ」で、毎日続けることが重要だという意見が大半でした。たとえば、小学校からオーストラリアで生活し、現地の大学を卒業した友人に聞いたところ、彼でさえ「日本語の方が読むのは早いし、英語だと少しタイムラグがある」と話していました。つまり、ネイティブであっても、言語の慣れは時間がかかるものだと感じました。
最後に
今でも私は英語が得意とは言えませんが、海外の現地支店とのやり取りをする際には、もっとクリアに意図を伝えられる英語表現を使いたいと思うことがあります。受験英語に限らず、言語の上達には時間がかかるため、早めに取り組み、特に文法や単語、読解力を強化することが大切です。私の場合、文字からのアプローチが得意でしたが、リスニングが得意な人は、音からアプローチするのも良いと思います。勉強法について質問があれば、ぜひコメントでお知らせください。