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アラサー女、恋活する③

今年の占いで、挑戦することが大事、趣味を増やそう、などと書いてありました。趣味がたくさんありすぎるので(といっても全てインドア)どうしようかなと考えていたところ、何かの記事で、恋愛を重く取るな、彼氏を作ることを趣味にしたら気楽だというのを見て、なるほどと思いました。なので、結婚というよりまず私は恋愛だろうなと思い、タイトル変更します。
けれども、婚活より、恋活の方がどうもむず痒いのは一体どうしてだい。 

さて、備忘録も第三弾。

三人目(後先考えない男子)


一個下で鉄道系の仕事に就いている方。出身地は関西圏。仮にS氏とします。
食事に行く約束をしたあと「分かりやすいようにアプリの写真と同じ服を着て来ます」と言われた。分かりやすいように、と言われても田舎であるため、店の外で待たれたら大抵分かる。と思いつつも当日店の前に行くと、写真のまんまの人が店の外にいました。案の定、待っているのは彼一人だけ。

「写真の服を着たのはいいけど暑くて…春に着るもんじゃなかったです」と照れ臭そうに言っていて、ちょっと可愛いなあと思いました。声が少し高めで喋り方も柔らかそうな感じでした。
集合がランチ時間より少し遅めだったので私は軽食を食べてから待ち合わせに行きましたが、彼は何も食べていないということだったので、私はデザート、彼はランチプレートを注文しました。
人見知りなようで、すごく話が弾むことはなかったですが、その慣れていない感じがまた可愛いなあと思いました。
ふとその彼に「指がきれいですね」と言われて、恋愛初心者女、簡単にときめきました。からっからの心臓に急にときめき台詞を言われると、アラサー太刀打ちできねえでごわす。
 
褒められると照れる癖がある私は、手を隠してしまうという非モテ感をごりごり出してしまう。トホホ。

ランチを奢ってくれました。お店を出た後に「近く散歩しませんか」と言われ、海辺が近かったのでそこで歩くことになりました。会話を覚えていないけど穏やかな時間が流れてたのは覚えてる。
解散時に「またご飯行きましょう」「ぜひ」という会話をして別れました。
年下、という面もあって、ちょっと頼りなさそうな感じも可愛いななんて思います。年齢という固定概念は失礼なもんですが、それでも考えてしまう、年下、年上問題。

マッチングアプリをする前は、絶対に私は年上がいい!と思っていました。でも恋愛大先生の友人が「この年代だとそれなりに仕事もしてきてるんだから、同年代も年下でも、話が通じるんだったら恋愛対象だよ」という話をされて、なるほどと勉強になりました。
会話がいかに大事であるか。この歳になるとしみじみと実感する問題なのかなと思います。
そんな彼女は七つくらい下の方と結婚しました。本当におめでとう。

さて、なんとその一個下の男性と、またご飯に行くことになりました。ここで初めて「2回目」です。アプリの中で焼き肉が好きだという話をしていたためか、「次は焼き肉に行きましょう」と言われました。さらに私が好きな焼き肉店を予約してくれて彼の株は急上昇!
これはいいぞ……いける……(まるでカイジのざわめき感)とうきうきしながら焼き肉店へ。

焼き肉は彼と話して決めましたが、いざ注文となると彼は全て二人前や三人前を注文しました。大丈夫かな?と心配になるワイ。
なぜなら彼、細身。超細い。うっすら敵視するくらい細いので、もしかしてそんな体型でも大食いなのかもしれない、と思っていましたが、案の定というのか……少し経つと彼、

「ごめんなさい、もう僕お腹いっぱいで…」

オーーーイ!!

私「え?もう無理そうですか?まだお肉ありますけど」

S「そうですね…ちょっと休憩しながら食べます……あれだったら全部食べていいんで」

私「いやいや……」

全部って、まだほとんど残ってるんだが……

S「僕、小食なんですよ」

じゃあなぜ多く頼んだ……
私がめちゃくちゃ食べると思ったのか、私が焼き肉が好きだと言ったためか。。。
なんだかそこで私の気持ちは急降下。
そしてS氏は休憩しながらと言いつつも、それから手をつけることは少なく(カルピスソーダ飲んでた)私は食事を残すことが信じられないので、もうなんだか意地になって食べました。
会話という会話もなくひたすらに食べるワイ。
そして最終的に胸やけしながらも食べ終えました。(「お残しは許しまへんで」)

代金は私が多く食べたので(仕方ないですが何か???でも高い肉食べれて幸せだったよありがとよ)お金を払おうとしたところ、彼はさっと奢ってくれました。そこはスマートかい。

でもさすがに悪かったので、彼の駐車料金を払いました。
S「また」
私「あ、はい、また…」
と言って別れました。
メッセージで食事のお礼をしましたが、肉を食らう私の姿に呆気に取られたのか、特にやりとりは続かず、自然消滅。

これにて三人目の年下男性は終了。


四人目(トイレ長い男子)

三つ上の会社員。仮にR氏とします。
ランチすることになり、パスタ屋さんへ。梅雨時期で、雨が降っていたのを覚えてます。そしてお店の駐車場に車を停めて出たら、ずんずんと近づいてくる男性。
「あの、ごり村さんですか?」
「あ、ハイ……」
白シャツで爽やかな雰囲気でしたけど、急に来て怖かった。

気を取り直してお店へ。店内が暑かったのと、パスタも温かかったのもあり、私、恥ずかしくも汗がダラダラでした。暑い暑い言いながら、手をぱたぱたしながらパスタ食う私、めちゃくちゃ不快だっただろうな……
R氏は「そんなに暑いですか?」と苦笑しながら涼しい顔で食べてた(気がする)
暑がりで悪かったなチクショー。(そんでもって寒がり)

特に会話が盛り上がるわけでもなく食べ進め、R氏は一足先に食べ終わると「トイレに」と言って席を立ちました。テーブルに伏せていたスマホを持って行ったのを覚えてる。

ただ戻ってくるのが本当に遅かった。トイレ事情は人それぞれあるからいいんですが、一人でパスタをひたすら食べる私…。とても暑がっていたようで、店長さんに「大丈夫ですか?」と優しく声を掛けられる始末でした。なんて恥ずかしい。(しかもこの店の店長さんが好みのイケメンだったから余計恥ずかしかった。帰りたかった。なんなら店長と飯食べたかった。どうですか?僕のパスタ、ええとても美味しいですわ、それは良かった、エトセトラ)

妄想もそこまでに。食べ終わったころにR氏は戻ってきました。
お店をでると「この後、どこか行きますか?映画でも…」と言われてびっくりした。
私に興味を持ってる感じはなかったので、どういう意図で聞いているのかと疑うレベルだった。(人間不信)
ただ外は大雨だったこともあり、行く気持ちが全然沸いてこなかった。
なので、この後用事があるといって帰ると言うと、じゃあLINE交換してください、と言われて仕方なく(ここ取り消し線)交換しました。

トイレが長かったのはお腹を壊したのかもしれない、スマホを持っていったのは、映画のことでも調べてたのかもしれない、と色々言いように考えましたが、私は気持ちは上がらず、LINEも続かず、これにて四人目の方も終了。

多分この時点でお気づきかと思うが、私は人を好きになりにくいうえに、冷めやすい傾向にある。
なんて面倒な性格をしているんだ…と時々げんなりしますが、それだけ惹かれるところがなかったと、いいように捉えてるハッピーマインドです。


この記事が、少しでもふふっと笑える材料になってくれればこれ幸い。


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