【新聞記事考察】逆に在庫を持つ時代
先日の新聞記事で、ジャストインタイムの終わりとありました。
コロナ前は、特に製造業は必要な時に必要な量を調達して、製造、出荷という「ジャストインタイム」方式で在庫を持たず、コストを減らすことで利益を生み出していました。
しかしながら、コロナになり、またウクライナ危機になり、それに伴い、海外からの部品の供給が断絶し始めています。特に半導体は2年近くリードタイムがかかっています。
そこで、これから求められるのは、ジャストインタイムでなく、「ジャストインケース」(万が一への備え)です。コストをかけてでも工場を止めないために、在庫を持ち、供給を止めないことです。
これからは、逆に在庫を確保していることが、市場価値を高めるかもしれないし、在庫を持ちながら、原価高騰する中、利益を出すことが、製造業の生き残りを決める事になると思います。