【ウィーディ紹介】イベリア沼に堕ちたドクターによるイベリア星6紹介➂
サムネ提供:レンリネ様
始めに。
こんにちは、イベリア・エーギル交流会の藍繕なつきです。
この記事はイベリア陣営・出身縛りにおける各オペレーターの性能紹介記事となります。イベリア縛りにおける星6キャラ4人を計4回に分けてご紹介します。
最初の記事、イベリア攻略の魅力紹介をまだご覧になっていない方は、ぜひ下記リンク先からご覧ください。
イベリア縛りにおいても星6の存在は大きいです。この4人を軸にして陣形を組み立てることが多いので、初心者の方はまず星6から育てるというのも良い選択だと思います。
では、早速3人目を見ていきましょう。
【ウィーディ紹介】
育成優先度 A
初心者おすすめ度 C
性能ポテンシャル S+
(上記評価はイベリア部隊内における評価であり、必ずしもアークナイツというゲーム全体における評価ではありません。また評価は僕の主観によるものであり、必ずしも正しいものではないことをご了承ください)
* 難敵対策のスペシャリスト
* S3の確定ダメージが強力
* スキルサイクルと蓄水砲の扱いが鍵
アークナイツが上手い方ほど、この子が好きな方は多いのではないでしょうか。強制移動のエキスパート、蓄水砲による驚くべき拡張性。ウィーディ。
メインスキルのS3はこのゲームでも数少ない確定ダメージを付与できるスキルです。この確定ダメージによって対処の難しい難敵にも有効打を与えることが出来ます。
さらには配置の自由度がおそろしく高い蓄水砲の存在により、ウィーディが場に存在しているだけで八面六臂の活躍が可能です。ウィーディを制する者がイベリアを制す、と言っても過言では無いかもしれません。
ただし、ウィーディの素のステータスは敵を抱えるには心許ない数値なので、スキル発動の仕方こそが彼女を活かす鍵となって来ます。そんなウィーディを活かす考え方をご紹介していきます。
【ウィーディの使い方】
* 難敵対策のスペシャリスト
ウィーディで一番使用されるスキルはS3です。まずはS3の使用を前提とした紹介を行います。
S2、S1についても上級者向け余談の項目にて触れていくので、ご興味のある方はそちらもご覧ください。
S3、LN2キャノンの説明文を下記に引用します。(特化3時点)
圧縮液体窒素砲を発射し、攻撃対象とその周囲の敵全員に攻撃力の350%の範囲術ダメージを与え、力強く突き飛ばし、次の状態を付与:8秒間、移動距離に応じて確定ダメージを受ける
自身の隣接4マス内の蓄水砲も同時に圧縮液体窒素砲を発射する
攻撃範囲(蓄水砲も同じ)
●□□□□
S3により敵を力強く吹き飛ばし、確定ダメージを与えることでブロックするのが難しい敵を寄せ付けずに倒すということが出来ます。
ウィーディS3が刺さる敵の最も分かりやすい例として、リーパーが挙げられるでしょう。
リーパーは防御力、術耐性共に非常に高く、通常攻撃でダメージを通しづらいです。しかしウィーディのS3は非常に刺さる。リーパーに特効と言って良い量のダメージが入ります。
抱えるのが困難な他の敵の例として、狂化寄生兵やリヴェンジャー系統も挙げられるでしょう。
これらの敵は比較的重量も軽いので、蓄水砲付きLN2キャノンで大きく吹き飛ばす事が出来ます。
狂化寄生兵については時間経過でダメージも受けるので、その自然発生のダメージとLN2キャノンの状態異常でダメージを増やすことが出来ます。
危機契約#12において、抱えるのが難しい敵としてリヴェンジャー、ヴェンデッタがいました。これらの相手も抱えずに吹き飛ばす選択肢が取れます。
グラウコスやインディゴのバインドなどと組み合わせれば、ブロックなしで完封することも可能です。
抱えたくない難敵を吹き飛ばし、敵の到達時間を遅らせると共に移動距離に応じたダメージを与えることが出来る。
これが分かりやすいウィーディの強みでしょう。
また、ウィーディS3はゴースト兵に対しても刺さります。ゴースト兵は重量が軽くてスキルによる移動量が大きい上に、そもそもブロックされずに移動し続ける敵なので、S3の移動分のダメージが入りやすいです。
このように、一癖も二癖もある難敵に対して、有効打を打てるというのがウィーディS3の長所でしょう。
ただし、注意点としてウィーディのスキルは強制移動に伴うダメージとなる為、重量5以上の敵となると吹き飛ばしの移動距離が小さく、有効打とは言いづらくなります。重量5以上では蓄水砲と合わせても吹き飛ばす距離はあまり稼げません。
こういった敵はウィーディをメインとして対処するのではなく、高台火力をメインとして対処することを考えましょう。
* S3の確定ダメージが強力
S3の仕様をもう少し詳しく見ていきましょう。まずは確定ダメージについてです。
ウィーディのS3は、吹き飛ばした敵に状態異常を付与します。状態異常のかかった敵は白いもやのようなものが付いていることで見分けがつきます。
確定ダメージは、この状態異常中の白いもやがかかった敵に対して付与されます。その確定ダメージの大きさは、『状態異常の効果時間内における、敵の移動距離に応じて計算』されます。
これがどういうことかと言うと、たとえばダメージを受けた後も高速で長距離を移動するリーパーを考えた時に、『リーパーを吹き飛ばした距離分のダメージ』に加えて、『リーパー自身が動いた距離分のダメージ』も入ります。『敵を吹き飛ばした距離+敵が自分で動いた距離』分だけダメージが入るということですね。
そして、状態異常の付与された敵は1マス移動した分につき1200ダメージを受けます。これは確定ダメージであり固定値です。これが強い。
どんなに防御の高い相手でも、危機契約でウィーディの攻撃力がどんなに下がっていても、敵が移動した分のダメージを確実に与えられるのは強力です。厄介な敵に対峙した時ほど、この確定ダメージの有難みが分かるでしょう。
さらに、LN2キャノンは範囲攻撃です。着弾した場所から1.2マス分の攻撃範囲があり、範囲内にいる敵すべてを吹き飛ばした上で確定ダメージの状態異常を付与出来ます。
そのため、このスキルの対象は難敵のみならず、敵の群れに向けて纏めて消し飛ばすなんてことも出来ます。
LN2キャノンは、使いどころが非常に重要になってくるメインスキルですね。
* スキルサイクルと蓄水砲の扱いが鍵
そんな風に使いどころが重要になってくるLN2キャノンですが、今度はそのスキルサイクルを見てみましょう。
必要SPが特化3で33。連発は難しいけれど、要所に合わせて発射するという使い方になるでしょう。
ここでこの必要SPを加速する方法があります。それが蓄水砲をウィーディに隣接させるというやり方です。
これにより、SPを3秒に1回復(モジュール強化で最大2秒に1回復)することが出来ます。
難敵の到来に合わせてLN2キャノンを発射する為に、蓄水砲をウィーディに隣接させてSPを貯めましょう。
そして最後に。ウィーディと蓄水砲を隣接させたままでLN2キャノンを発射すると、蓄水砲も同じスキルを発動します。
その発動の仕方には下図のように様々なバリエーションがあります。
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□□□□☆
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☆
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(●:ウィーディ、☆:蓄水砲、□:攻撃範囲)
ウィーディと蓄水砲が同じ方向を向けば、同一範囲内の敵を強力に押し出しする事が出来ます。
別方向を向けば、二方向を同時に攻撃出来ます。確定ダメージの状態異常も二か所に同時に付与出来ます。
このように、蓄水砲を上手く使うことで大きな成果を上げることが出来ます。蓄水砲を賢く使ってあげましょう。
【スキル特化優先度について】
取り合えずはスキル3を特化3にしましょう。特化3にすることで、スキルの力加減が「かなりの力」→「力強く」へと大きくなります。
力加減の増加によるスキルの影響力は大きいです。スキル3は最優先で特化3にしましょう。
スキル1、2に関しても特化3で力加減が増加します。
スキル3>2≧1という優先順位での特化がお勧めです。
イベリア縛りで高難易度を目指すのなら、全スキル特化3を目指しましょう。
【モジュール評価】
(重要度を☆最大5つで評価)
モジュール装備 ☆☆☆☆
level2 ☆☆☆☆
level3 ☆☆☆☆
モジュール装備 ☆☆☆☆
level2 ☆☆☆☆
level3 ☆☆☆☆
モジュール装備は必須ではありませんが、高難易度を目指すのなら確実にレベル3まで上げたい。
(以下、上級者向けの細かい話になるので読み飛ばして頂いても大丈夫です)
まずモジュール装備で得られる高台配置時のコスト半分返却は地味に大きいです。序盤からウィーディを配置しやすくなります。この効果は特にコスト制約のかかりやすい危機契約で実感しやすい。
さらに、危機契約では経験上、職業制限が「前衛か特殊か」の二択になりやすく、前衛二人をまずブロッカーとして採用しがちなイベリア勢としては特殊のコスト〇倍契約を取ることが多いです。そういう時にモジュール装備をしていると何が起こるか。
たとえば無凸のウィーディがコスト2倍契約でコスト44になったとして、このウィーディを高台に配置すると22ものコストが返却されます。その返却分だけでアイリーニ(初回)を配置出来ますね。このように、コストが増加した分もちゃんと返却分に反映されるので、モジュール装備はお勧めです。
なお、モジュール説明文には「高台配置時にコスト返却」と書いてありますが、「遠近どちらも配置可能なマス」についてもコスト返却は起こります。有り難いですね。
モジュール強化も、強化を進めるほどに蓄水砲によるSP加速が大きくなります。
ウィーディはスキル発動のタイミングが命となるキャラなので、出来ればモジュール強化も行いましょう。
【上級者向けの余談】
* LN2キャノンのスキルサイクルと蓄水砲の再配置時間
人によっては基本的なことと感じられるかもしれませんが、意外と話がややこしいのでここでお話しします。
蓄水砲の配置可能時間と、再配置時間についてです。
配置可能時間:20秒
再配置時間:35秒
となっています。
まず配置可能時間についてです。この20秒の間にウィーディに蓄水砲を隣接させてSP加速が出来るので、モジュール最大強化でも加速できるSPの最大値は9です。
モジュール強化なしなら最大で6であり、そこまで大幅な加速は出来ない事を覚えておきましょう。
また、蓄水砲の再配置時間(35秒)は、ウィーディS3のリキャスト時間(33秒)より僅かに長いです。
これは、たとえばLN2キャノンを発射直後に蓄水砲を撤退させた場合、ウィーディのLN2キャノンのSPが再び貯まった後に蓄水砲が使えるようになるということです。
これは地味に重要なので覚えておきましょう。
つまり、二回目以降のLN2キャノンを発射する時に蓄水砲を使うためには、最初の発射後にすぐに蓄水砲を撤退させないと蓄水砲の再配置が間に合わないということです。
蓄水砲の再配置時間を考えた上で、LN2キャノン発射時にウィーディの近くに蓄水砲を置けるように気を配りましょう。
ここ辺りの時間配分は、経験を積んで分かってくる部分も多いです。とにかくまずは蓄水砲を使ってみましょう。
* 蓄水砲による攻撃キャンセル、ブロック替え、敵の位置調整など
蓄水砲は昇進2時点で〝相当の力〟で敵を押し出します。配置した途端にすぐ敵を押し出せるという小回りが効くところが強みです。これを利用して、様々な事が出来ます。
ただし、これから紹介する小ネタは重量3以下の相手に限る話になります。重量4以上となると、相当の力(数値換算で1)ではビクともしません。
重量と推力の関係について詳しく知りたい方は、下記リンク先のアークナイツwikiを読んでみてください。
まずは攻撃キャンセルについて。
その名の通り、敵が攻撃をしようとしているモーション中に蓄水砲の推力をぶつける事で、発生しようとしていた敵の攻撃をキャンセル出来るというものです。キャンセルされた敵はもう一度攻撃を出そうとしますが、攻撃キャンセルによって少なくとも敵の攻撃がもう一度発生するまでの猶予が出来る訳です、
この小技で何が出来るかというと、たとえば遠隔地にいる高台オペレーターが敵の攻撃で倒れそうな時、あと一撃が無ければ生存出来るという時に蓄水砲でちょっかいを出す。そうして出来た猶予のお陰で高台オペレーターが反撃し、生存するなんて言う事が起きたりします。
また、たとえばサルカズ術師。最初に拘束術を行ってきますが、その攻撃をキャンセルする事で、拘束術を無かった事にする事が出来ます。一度拘束術をキャンセルされた術師は、以降拘束術を使ってきません。
このように強制移動をかける事で敵の攻撃をキャンセルし、味方オペレーターを守るような意外な活躍をしてくれたりします。蓄水砲でオペレーターを守る手段がある事は覚えておいて損は無い筈です。
なお、更に細かい話になりますが、蓄水砲の押し出しには僅かですがダメージが入ります。昇進2レベル90で585の攻撃力。
チャートによっては、ごく僅かになった敵の残り体力を蓄水砲で削り切るというものも存在します。
蓄水砲によって僅かにダメージが入る事だけでも覚えておきましょう。
次に、ブロック替え。
これはまだ実例を見たことは無いのですが、例えば二ブロックの味方がブロックしている敵に強制移動をかける事で敵のブロックを外し、もう一人の敵を攻撃対象と出来るものです。
蓄水砲の押し出しは単体攻撃であり、複数体を攻撃する事が出来ません。その為に片方を押し出してもう片方を攻撃対象とする事が可能です。たとえばアイリーニが先に重装を抱えた後に雑魚犬を抱えた際に、重装を殴っても処理が進まないから先に犬を倒したいというシチュエーションがあると思います。
こういう時に押し出しが使えるでしょう。まだ使われているのは見た事ないのですが、実用性のある使い方だと思います。
最後に敵の位置調整。
気軽にぽんと置ける蓄水砲でも、相手が軽い敵であれば動きをかなり阻害できます。
たとえば、ブロックしていない敵がソーンズの攻撃範囲に入った場合。
しばらくの間敵をその攻撃範囲内に留めておきたい場合に、蓄水砲による敵の移動の遅延が出来たりします。 相当の力でも敵の重量が2以下であればそれなりに敵を押し留める事が出来るので、広範囲攻撃と合わせて活用しましょう。
* スキル2、スキル1の使い方
最後に、ウィーディの他のスキルもご紹介します。
スキル2、永続の押し出しスキルです。
SPが貯まった後は攻撃速度が低下し攻撃力が上昇、遠距離範囲攻撃を行います。
●□□□(特化2以降の攻撃範囲)
この攻撃は対空出来ません。LN2キャノンは対空可能である事との違いに注意しましょう。見た目は似てるんですけどね。
蓄水砲を使って最初はSP加速を行い、発動を早めましょう。
スキル発動後も、スキルの攻撃間隔の間を埋めるように蓄水砲の押し出しも添えて補ってあげると良いです。
スキル2は相当の力までしか上がらないので、軽い敵が来るルートを一人で完封するという使い方がよく見られます。常時押し出しが出来るので、軽い敵のみ流れてくるルートに採用しましょう。
スキル2のダメージ自体は大きくないので決して処理力に長けているわけではありません。基本的に軽い敵を押し続けられるルートを選びましょう。
スキル1は自動発動で、かなりの力による突き飛ばしとスタン付与が出来るスキルです。
スタンが効く相手に有効なので、昔はマドロックの巨象を完封する目的で採用されていたことがあるのだとか。危機契約#4ですね。
また、狂人号のプレデターのような敵にも有効です。スタンで回避を無効にしつつ、軽いプレデターと距離を離すことが出来ます。
このように、ぶつける相手の性質を見て採用するスキルだと思います。
余談ですが、このS1とS3はスキル発動から押し出しまでの時間が他の推撃手と比較して早いという特徴があります。その為、敵の攻撃キャンセルを比較的狙いやすいので、攻撃キャンセルを狙った起用も有りうるでしょう。
(潜在上げの評価)
ウィーディの潜在上げはそこまで影響が大きいものがありません。強いて言うなら最初の1凸はしておきたい感じでしょうか。
モジュールの項目でも話しましたが、イベリア縛りでは特殊のコスト契約を取る事が多かったので、ウィーディの素のコストが減っているとコスト契約の影響が小さくなります。
しかし、ウィーディが推しなら勿論完凸しましょう。何しろ可愛いですからね。
終わりに。
以上でウィーディの紹介を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。
今回の記事作成に当たり、ssiuさんに監修をお願いしました。私は強制移動を扱った経験が決して多い方では無かったので、ssiuさんからのアドバイスやご指摘が非常に役立ちました。この記事の随所にssiuさんのアドバイスが活かされています。本当にありがとうございました。
ssiuさんは一定の分野に留まらない多彩な攻略をされていますが、特に強制移動を使った攻略はその熟練度と美しさに溜め息の出るものばかりです。
下記にssiuさんの代表作をひとつご紹介します。他にも素晴らしい攻略を多数されているので、ぜひご覧になってください。
さて、来週末にはルーメンの紹介を行います。この下にリンクを貼りますので、良ければ読んでくださいまし。
ルーメン紹介記事
(ここにリンクが貼られます)
また、私の所属しているイベリア・エーギル交流会では随時メンバーを募集中です!推しの雑談をしたい方、ガチ攻略の報告をしたい方、歓迎です。
ぜひ、下記リンク先からディスコードの様子を覗きに来てください。
書いてる人の自己紹介
藍繕なつき
限界イベリアオタク。最推しはアズリウス。
基本は危機契約専門でやってます。たまに海の小塔を立てるかも。
危機契約の記録
♯9 旧約20等級、新約24等級
♯10 旧約20等級、新約24等級
♯11 旧約24等級、新約28等級
(イベリア星五のみ五人、旧約22等級)
♯12 旧約20等級、新約24等級(焔と鋼)