修行だったバイトの話
こないだの日曜日、半年働いたホテル清掃のバイトを辞めた。
基本時給1100円、日曜は1200円、交通費補助あり、午前中に働ける、という条件に惹かれて始めたバイト。働き始めたときはさくらハウスに住まわせてもらってたので、自転車を借りたりまちのりを使ったりして交通費かけずに汗だくで通ってたのが懐かしい。その節は本当にありがとう
入って最初に思ったのは「人が嫌かも~」だった。次は「結構大変かも~」。その次は「ちょっと楽しいかも~」だ。ホテル清掃はきつい仕事だった。時給高いだけあるって感じ。スマホをぽっけに入れて5時間働くと6km歩ける。そのくらい腕も足も頭も酷使する仕事だった。
その日の予約状況によってこなさなきゃいけない部屋数のノルマがある。仕事が早い人、遅い人、ベッド担当のベテラン、水回り担当、チェッカーさんなど、様々な人の手を借りながら一つの部屋が完成していくのである。だから誰かのミスも誰かがカバーして、効率よくかつ綺麗に部屋を整えていかねばならない。もちろん早い人はカバーしなきゃだから、言っていしまえば不公平で損なのだ。歩合制ってこういう時のためにあるのかもしれないね。でも、できない人は回数が足りていなかったり責任意識が芽生えるのが遅いだけで「時間が解決してくれること」だから仕方ないと思うんだ!!!私も当初はちんたらやってたので反省はしている。
仕事が遅い人にきつく当たる人がいた。言い方がとにかくきつい。正論パンチの石川弁キャノンを心に何回も受けた。やっぱり私はメンタルが弱かった。家に帰ってボロボロ泣いた日にやめようって思った。
清掃の現場は女所帯。愚痴も不満も表出する。おばちゃんから高2までいる。仕事に入る頻度も天と地ほどもあるのでペースもやり方も人それぞれ。なんかいろんな人がいた。優しい尼崎さん、中田さん、小津さん、白尾さん、名前忘れちゃったけどやめるときに「さみしいけど頑張って」って言ってくれた内灘の人、ほとんど休んでない課長、メンタルの強い安ちゃん、中川ちゃん、お世話になりました。本田さんと矢野さんは言い方もうちょっと気をつけてください、人が辞めちゃうぜよ。でもあなたたちのおかげで効率よくすることの大切さとデメリットにも気が付けたよ。すこし強くなれました。しぇしぇ。
本田さんに詰められているときの安ちゃんをずっと「そんな日もあるわいね」「そんな遅く仕事しようなんて調節できんよ~」と優しく庇っていた白尾さん、さすが年長者、優しい気配りの出来る人だと本当に感動した。ああいう大人になりたいな。
あとはクリーニングに出した制服を返して給料もらっておしまい。
修行だったバイトの話。