可愛さという武器
女子会、と口にするのをためらって可愛く生きてこれなかったな/ぐりこ 2024.12.15 うたの日
まだ女子会という言葉が世の中に発生して間もない頃のこと。
友人たちと久しぶりに会おうかと盛り上がった時に、一人が「いいね!女子会やろう!」と発言して大層盛り上がったことがあった。
みんなおばちゃんなのに「女子会」かあ、と恥ずかしくなっていたのは多分私一人だったはずだ。
昔から私は変に言葉に誠実なところがあり、さまざまな言葉に、いえいえわたしなんかがそんな、という意識を常に持ち続けて生きている。
そこが自分の可愛げのなさに一直線につながっているのも自覚している。
実際、女子会!と高らかに口にした友人たちは学生の頃からとてもモテていた。
女子力の違いとでもいうべきか。
彼女たちが料理をするのは女子力、一方、私が料理をするのは家事スキル、くらいの違いである。
もう今更どうにもならないので、次に生まれ変わったら可愛さを武器に生きていける女の子になるか人間に生まれ変わらないかにしたいと思う。
ちなみに女子会、女子力と並んで私が自分で絶対に口にしない言葉は「釣りガール」である。