パリ五輪開会式 極私的雑感② マリー・アントワネット~高校時代の「ディベート授業」
昨日に引き続き、パリ五輪開会式について。
マリー・アントワネットを想起する女性が斬首され、彼女が幽閉されたコンシェルジュリーが赤い煙幕で包まれる、という演出が話題になっています。
これも評価が分かれるところでしょうが、「フランスにはこうした革命の歴史がありました」という「事実」を表現したに過ぎない、と当のフランス人は言うんだろうな、と想像しました。
…マリー・アントワネットで思い出した、個人的な思い出を。
かれこれ30年ほど前、筆者が高校生の頃、世界史の授業で、先生が「ディベートをやるぞ」と言い出して、そのお題が「マリー・アントワネットは本当に悪女か?」というもの。筆者は「いや、悪女ではない」という立場の方に回され「無理ゲー」を強いられることに。チーム戦だったが、こんな無理ゲーに誰も前向きに取り組むはずもなく、しかも相手チームは女子。女子が「悪」て言うてたら、そら「悪女」やん。筆者はこの無理ゲーに孤軍奮闘することに…。
ディベート内容はほとんど覚えてませんが「彼女自身の生い立ちからして、『パンがなければ肉(?)を食べれば?』みたいなことも、悪気無く言ってしまうがな」みたいなことを強弁していた気がします。結果は当然敗北でしたが、普段は盛り上がりに欠けていた当時のクラスが、それなりに盛り上がり、自分でも「噛ませ犬」役はそれなりにこなせたかな、と多少の自己満足を得てました。
そして30年ほど経ちました。なんと、今、こんなことになってますやん。
当時は便利なインターネットも無く、また、マリーアントワネットの評価も当然「悪女」というものでしたが、今この状況でディベートに挑んだら、、勝ててたかも。(いや、有利なネタ持ってても、喋りで滑って、やっぱり負けてたかな、、)
しかし、こうして歴史的研究が重ねられ、人物の評価が変わっていくのは「コロンブス」の件とも同じですね。
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