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【虎語り#68】三塁手問題と伊勢孝夫さん
2024.6.22. T 2- 5 De 甲子園
6.21の試合を受けて、野球解説者・伊勢孝夫さんは以下のように仰ってました。
逆に打ちそうな雰囲気を漂わせていたのは佐藤輝。この日は5回の中前打1本で終わったけど、状態的に最悪だった二軍降格前と比べれば、ボール球の見逃し方なんかは随分と良くなっているよ。ピッチャーのモーションに合わせてタイミングも取れるようになってきているし、そろそろ本格的に打ち始める頃やろな。まあ見とき。
なので、大いに期待しておりましたが、本日の三塁手は渡邉諒選手でした。3打数1安打も、痛恨のエラーあり、敗北。まぁそういうこともあるでしょうが、遠慮せずにもっともっと直球を破壊してくれても、とも切望します。
一方、糸原健斗さんはやっぱり代打の方が向いているような気もしたりするので、いずれにせよ、サトテルの大化けは連覇に必須です。
ところで、上述の伊勢孝夫さんと言えば、現役時代、本塁打を打った選手の代走でホームインをした、という経験の持ち主です。
近鉄在籍時の1969年5月18日、対阪急ブレーブス戦で2回表にジムタイルが先制本塁打を放ったが、両足に故障を抱えていたジムタイルが一塁に到達する前に肉離れを起こしてしまい、審判団が走行困難とみて代走の起用を認めた。その代走に伊勢が起用され、伊勢がベンチから打席に向かい、そこからベースを一周した。その結果、本塁打・打点はジムタイルに記録されるものの伊勢に得点1が記録された(なお、この年のジムタイルは本塁打8、得点7という珍記録を残している)。本塁打の代走が認められた日本プロ野球第1号選手である(2例目は中日ドラゴンズ・山口幸司。1991年6月18日の対横浜大洋ホエールズ戦での彦野利勝の代走)。
筆者が小学生のころ、子供向けの野球の本を読んでいると、上記のくだりが書かれており、自分が生まれる前の出来事にも関わらず、記憶に深く刻まれておりました。ヤクルト打撃コーチ時代は、野村克也監督に師事し、2001年の近鉄リーグ優勝時には、ヘッドコーチとして辣腕をふるうなど、名伯楽ぶりは言うまでもないです。その伊勢さんのおっしゃることなので、佐藤輝明選手の今後の行く末を期待して「まあ見とき」ます。