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【歌詞語り】「ラブユー東京」~「ラブユー貧乏」

明け方に雨が降っていたのか、朝、虹を見れました。出勤時、自宅から駅までの緩やかな下り坂を歩いている間、しっかりと眺めることができ、波動があがりました。

そして「七色の虹」を見ながら、筆者の脳内で自ずと再生されたのはこの歌です。

黒沢明とロス・プリモス「ラブユー東京」
発売年:1966
作詞: 上原尚
作曲:中川博之

七色の虹が 消えてしまったの
シャボン玉のような あたしの涙

「ラブユー東京」作詞:上原尚

「ムード歌謡」といえばこの歌、というくらい、コテコテのムード歌謡のメロディーに乗せて、失恋した女性の心情が歌われています。

「七色の虹」から始まりますが、この歌の核は、「七色」を受けての「シャボン玉」です。一番では「悲しみの涙」の比喩として歌われていますが、

いつまでもあたし めそめそしないわ
シャボン玉のような 明るい涙
 (中略)
幸せの星を きっとみつけるの
シャボン玉のような 夢見る涙

同上

と、前向きな涙に変わっています。ネットリした雰囲気が印象的だったのですが、改めて歌詞を見返すと、結構ポジティブな歌だったのだと、再発見でした。こういうのも「エモい」と言っていいのではないでしょうか。

「ラブユー東京」と言えば、「ラブユー貧乏」も外せません。「ー東京」の替え歌なのですが、これは「オレたちひょうきん族」の1コーナーで、明石家さんまさんが歌謡ショーの司会者という体で、「何人トリオ」という、村上ショージさん、前田政二さん、Mr.オクレさんのトリオが、それぞれの貧乏ネタを披露するときに、「貧乏~、貧乏~、涙の貧乏~」などと歌われてました。

当時、筆者が一番ハマったのはオクレさんのネタでした。

https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=643

記憶が確かなら、、ある回のオクレさんの貧乏ネタで、
「シシュウ、死んでる臭いの死臭をおかずにしてご飯を食べてました」みたいなことを言ってて、小学生ながら、そのシュールさに度肝を抜かれてました。記憶違いならごめんなさい、なのですが、本当なら今ではコンプラ的にアウトになってしまうのかな。。

ん?確か「虹を見てラッキー」という話が、気がついたらオクレさんの貧乏ネタの話に。。これはこれで「エモい」と言ってのけてやります。


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