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第14回 ytv漫才新人賞 決定戦

3/2(日) 「ytv漫才新人賞」決定戦が開催され、フースーヤが優勝いたしました。申し分のない「漫才」で、堂々の優勝でした。

各コンビのFirst Roundでの得点は以下の通りです。

赤太字:各審査員の最高得点コンビ
下線:最終決戦での得票
翠星チークダンスとタチマチの順位は審査員の多数決による

先の投稿でも述べましたが、粗品さんの審査員評が圧巻でした。
コメント全て聴き応え十分で、その得点となっていることにも全て納得させられるものでした。そして何より、演者そして漫才に対しての並々ならぬ「愛」を感じました。得点こそ、他の審査員と比べて低くなっておりますが、全体的にみても、偏ったものでもありません。

これ以上、何をか述べんや、というところですが、それでも私見を綴ります。

フースーヤ

アホアホなギャグ炸裂で、ウケも一番でした。最終決戦(2本目)の「Perfume」のくだりは何回見ても飽きない。粗品さんからも、2本目では「漫才の本線」でもしっかり笑いをとれていたことを評価されてました。

最後の田中ショータイムさんのコメントで「漫才じゃないと言われたりもしたが、やりたいことをやっとけば結果はついてくる」と、普段あれだけチョケるのに、ここはボケなしで、感慨ひとしおに語っておられたのがとても印象的でした。

翠星チークダンス

First Roundのネタは、何度見ても面白い。木佐さんのめんどくさい女性みたいなキャラと、それに対してキレキレに突っ込むちろるさんとの掛け合いがしっかりと「漫才」なので、すごくいい。2本目も、その流れを受けてのネタで、いずれも笑えましたが、ウケ量でもフースーヤに及ばす。

2023年、2024年と、M-1ではいずれも3回戦敗退という苦杯を舐めてますが、正直割りを食ってるコンビと思います。今年こそは、準決勝進出以上を期待せざるを得ません。

最終決戦に進めなかった組については、ぐろうはいいネタでしたが、どうも本調子ではなかったように見えました。1番手にもかかわらず、応援に駆け付けたご家族のお手製のポテトサラダを食してしまったことで、リズムが狂った、、ということも無いのでしょうが、本来の力が発揮されてなかったように思えました。

マーメイドは、尻にモノを出し入れするという「らしい」ネタではありましたが、彼らのセンスからすれば、もっと面白いワードやフレーズが織り込まれてても、と思えました。設定の性質上、それが足りなかった分、ウケに繋がらなかったような、、勿体ない。

正直言いますと、上位2組と他の組とでは、得点以上に大きな差を感じてしまいました。とはいえ、2024年 M-1準優勝のバッテリィズは、前年のこの大会では3位でした。年末までにはまだまだ月日があります。今大会に出場した中から、M-1で大ハネするコンビが出てくるのを楽しみにしたいと思います。

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