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キングオブコント 2024~決勝 1stステージ①

10/12(土) TBS「キングオブコント2024」において、「ラブレターズ」が17代王者に輝きました。1st①、1st②、最終決戦、の3稿にわたって、結果と私見を述べて参りたいと思います(芸名敬称略)。


01. ロングコートダディ

花屋の店員に扮する堂前に、兎が客としてやってくるが、花束のアレンジに文句をつけまくる迷惑客である、という設定。序盤は設定やシステムの開示に時間を要した気もしましたが、堂前が兎に放つ「花言葉(ほな勝手にしてくれや・さらば肉団子サラリーマン)」のセンスは秀逸でしたし、最後、店に車が突っ込んで、兎が堂前を救ってあげても「まだマイナスです」というセリフも切れ味抜群でした。1番手でありながらも、早速の高得点。

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じろう&   山内   &   秋山   &   小峠   &   飯塚   &   合計   \\
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96 & 95 & 94 & 94 & 96 & 475\\
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02. ダンビラムーチョ

太鼓奏者を演じる大原。しかし、1曲に4打しか叩けない、という設定。その4打をどこで出すか、というのがボケになるのですが、ベタながらも実にいいタイミングで叩いてたと思います。最後原田が太鼓を乱打する、という展開になって盛り上がったのですが、そうした二人の絡みになるのが少し遅かった気もしました。しかし、ご機嫌な良ネタでした。

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じろう&   山内   &   秋山   &   小峠   &   飯塚   &   合計   \\
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94 & 94 & 95 & 93 & 93 & 469\\
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03. シティホテル3号室

通販番組で、極力値下げをしたくないがために、司会と売り手が小芝居を演じていくという設定。設定は面白いとは思い、セリフ回しも秀でた個所もありましたが、ネタ自体ちょっと弱さを感じてしまいました。

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じろう&   山内   &   秋山   &   小峠   &   飯塚   &   合計   \\
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93 & 92 & 94 & 95 & 97 & 471\\
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04. や団

本間の1万円を、会社の同僚である中嶋か伊藤のどちらかが、パクったのではないか、という設定。伊藤が中嶋のケツの穴に手を突っ込んで、という拷問を繰り広げるも、見つからず、しかし結局は中嶋が喉奥に飲み込んで隠していた、というエキセントリックな展開。や団らしい、といえば、らしいネタで、相応の爆発力がありましたが、やはり「ケツの穴」は少々グロく感じてしまいました。

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じろう&   山内   &   秋山   &   小峠   &   飯塚   &   合計   \\
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96 & 94 & 96 & 96 & 92 & 474\\
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05. コットン

勿体ない!いかにも勿体なかった、、、
大人顔負けの愛憎にまみれた人形劇を、小学生に扮した西村が熱演しているのを、老人に扮するきょんが見ていて…という設定。最後にきょんがその人形劇にワーッと絡んでいくのですが、ネタ中ほとんどが「人形劇」に終始し、きょんのキャラがほぼゼロだったのが、実に勿体ない。元アナウンサーの西村の人形劇は実に上手だったんですが、上手過ぎて「人形劇」過ぎました。

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じろう&   山内   &   秋山   &   小峠   &   飯塚   &   合計   \\
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91 & 91 & 93 & 93 & 93 & 461\\
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続きは次稿にて

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