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【歌詞語り】乃紫「バレンタイン決戦」
筆者はいわゆる「義理チョコ」文化は御免被りたい方ですが、チョコレートは好物です。365日、チョコレート食えます。
まぁこんな筆者ごときが「義理チョコ文化、御免被り願う」などと言うまでもなく、2.14の様相はだいぶ前から変わってきております。「友チョコ」なんてもう定番でしょうし、街頭インタビューなんかでも、男性の方がパートナーの女性にチョコをあげる、とか言ってたり。そんなこんなで「結局、誰が誰にチョコあげる日やったっけ?」とかなってきてるオッサンですが、まぁ海外とかではそれが当然だったりもするので、ある意味本来の意義に近づいているのかも知れません。
そんな令和のある日、FMラジオを聴いていると、こんな歌が聴こえてきました。
乃紫「バレンタイン決戦」
作詞・作曲:乃紫
発売年:2025
年の頃は中学生か高校生くらいでしょうか。男子生徒にチョコをあげようとしている女子生徒を奮い立たせるような、どストライクなバレンタインソングです。チョコのベクトルは明らかに「女→男」です。そんな世界はもう無くなっている、とオッサンは勝手に思っておりましたが、こんな「ベタ」はまだまだあるのだなぁ、と感銘を覚えた次第です。
確かにこの歌を作られた乃紫さん自身も、「昭和と令和」を意識されていることを、以下のようにポストされております。
「バレンタイン決戦」1/29 (水)リリース
— 乃紫(noa) (@noa__aburasoba) January 25, 2025
昭和と令和、両方が味わえるバレンタインの新定番曲🎧🍫 pic.twitter.com/hzLOztIrfV
そしてこれは憶測ですが、「決戦」というワードは、DREAMS COME TRUE「決戦は金曜日」のオマージュで、「平成」も味わえるのでは、と思ってます。
「義理チョコ文化」が無くなってきたら、今度は「友チョコ」とか言い出して、どうにかしてチョコを売り捌こうとしている「大人の事情」をよそに、この2.14という日を、若者たちはどう過ごすのでしょうか。この「チョコレート決戦」がどれだけ「売れる」のかも併せて見ていきたいところです。