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【歌詞語り】やしきたかじん「東京」:齋藤飛鳥が「沁みる」と

11/2(土) 日テレ 「ANOTHER SKY」 より。

この日は本当にたまたま見ておりましたが、ゲストの齋藤飛鳥さんが「乃木坂46の卒業コンサート以上の景色が望めないと思い、引退も考えていた」と語っておられました。AKBやら坂道やらには全く疎い筆者ですが、将来まだまだ可能性を持っている若者にそう思わせるなんて、さぞそれは凄い「景色」だったのでしょう。

そんな齋藤さんが、やしきたかじんさんのヒット曲「東京」を聴いて「沁みる」と仰ってました。此は如何に?

やしきたかじん「東京」
発売年:1993
作詞:及川眠子
作曲:川上明彦

作詞は「エヴァンゲリオン」で有名な及川眠子さん。
(おそらく大阪から)上京してきた女性が、男性と別れてしまったことを歌ったものです。「東京」というタイトルですが、語り手の女性が関西弁であったりと、「関西(大阪)」が故郷であることを容易に想起させられます。

ずっと東京在住の齋藤さんが、この歌が沁みる、というのは、番組中でも仰ってましたが、「大阪」という街に「人間らしさ」「愛情」というものを感じたとのことで、この歌にもそうした感情を得たものと想像します。齋藤さんの親戚に大阪の人がいた、というきっかけもあったのでしょうが、実際に街を離れなくても、自分が住んでいない街に想いを馳せる、追体験ができる、というのが歌(ひいては創作一般)のチカラでしょう。

そして、この歌については、やしきたかじんさんの歌唱によるところも大きいのは言うまでもないかと。
(しかし、たかじんさんがいなくなってから、どことなく、なんとなく、東西問わず「テレビ」全般が凡庸になっているような気がします…いいのか悪いのか)

齋藤さんは、5年後も芸能界にいるかどうかは分からない、ということを仰ってましたが、卒業コンサートほどではないにしても、まだまだ見たことのない景色はいっぱいあるもんだけどなぁ、と勝手ながら思います。

ところで。Xで「巨人師匠」というワードがトレンドになっていましたが、
オール巨人師匠が、NHKで「東京」をお歌いになったようですね。

巨人師匠の歌唱を聞き逃した私は「パンパン」ですわ。

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