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兵庫県知事選挙:兵庫県民の皆さま、この度は本当にお疲れ様です。。。

11/17(日)兵庫県知事選挙において、前職の斎藤元彦氏が再選を果たしました。率直な感想としては「ネットのチカラ」は凄い、というのと、「構図は分かりやすいが、真相究明は困難かも」というところです。

まずは「ネットのチカラ」についてですが、先日も触れた以下の記事が出たあたりから、明らかに潮目が変わったと感じました。

この記事の信憑性を一般市民が検証するのは、困難だとは思います。しかし、「ん?斎藤氏をフルボッコにしてるだけでよかったのか?」と疑問に思わせるには十分でした。ここからジワジワネットで情報が出回っていき、そして、もうすでに薪には着火剤がついた状態だったので、立花孝志氏のやったことといえば、その起こるべき火をひたすら炎上させたことだったのでは、と見ています。このスピード性に「ネットのチカラ」の凄さを感じざるを得ませんでした。

あと、「構図は分かりやすいが、真相究明は困難かも」についてですが、「パワハラ・おねだり」の件が出てきてから、知事が失職するまでの流れが、あまりにも「分かり易すぎる」という違和感を抱いてはいました。筆者も「ケッタイなヤツやなあ。人ひとり亡くなってるのに、この鉄面皮ぶりは何なんや」と思ってしまってましたが、ただとにかく、断片的に報道される「パワハラ・おねだり」のネタがあまりにもベタというか、稚拙というか。一方、井戸元知事時代のことに思いを馳せると、「そっちに戻るのもなぁ…」という感情もあり。。

そして一転、上述のネット情報の拡散です。「斎藤さん、叩かれ過ぎちゃう?井戸さんの時の方がヤバかったやん」という揺り戻しも、これまた分かり易すぎて、、ネット上の情報の真偽はともかく、世論が二転三転している、ということだけは明白です。

一方、本件の真相究明にいたるには、亡くなった県民局長という人のパソコンの内容を暴いたり、その他諸々、数多の「パンドラの箱」を開ける必要があるのでしょう。再選した知事、並びに引き続き県政に携わる人が「この一連の事件は、結局何だったのか?」を、県民に明らかにすべく尽力するのは勿論ですが、内容が如何なるものだろうが、その真相を受け止める覚悟というのも、県民の方々にも必要とされるのでしょう。「そのパンドラの箱、見れます?」と。この作業の大変さ、想像を絶します。

最後に、、もし筆者が兵庫県民だったら、と思うと、今回ばかりはゾッとします。あまりに情報が、いや、雑音が多すぎて、ワケ分からなくなって、本当にホンマに、誰に投票したらいいか分からない、となってしまってたと思います。この選挙において、きちんと投票した、兵庫県有権者の55.65%の人には心より敬意を払います。さぞかし悩みながら、メディアやネットの情報に右往左往しながら、一票を投じられたかと察します。この大いなる「民意」の吉凶は、よそ者ながら見守っていきたいと思います。

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