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関西若手漫才師の登竜門~関西ローカルの賞レースは「M-1の前哨戦」たりえるのか?

過日、ytv漫才新人賞のROUND3が放送され、最終決戦へ進出した7組が決定した旨は以下の記事などでお伝えしました。

ところで、「M-1グランプリ」は2019年にミルクボーイが優勝して以来、関西出身のコンビは優勝しておりません。それまでが関西勢が強すぎた、ということで、2020~2024年まで関東拠点のコンビが勝っていることは別に不思議でも何でもないのですが、どうしても関西在住の人間にとっては、気にしてしまいます。

関西ローカル局で放送される賞レースとしては「ABCお笑いグランプリ」がありますが、こちらは漫才・コント・ピン芸を交えた異種格闘技戦なので、「若手漫才賞レース」と言えば、「上方漫才大賞」の新人賞か、上述の「ytv漫才新人賞」あたりになります。

これらは「関西若手漫才師の登竜門」などと言われたりしていますが、こうした賞レースで揉まれて、M-1でも好成績が残せられれば、と願ったりしますが、まずは前年の結果を記しますと、

第13回(2023 - 24)ytv漫才新人賞と2024M-1戦績

[順位]コンビ名・・・・・・2024 M-1戦績
[1] 空前メテオ・・・・・・3回戦敗退    
[2] ぐろう・・・・・・・・準々決勝敗退
[3] バッテリィズ・・・・・準優勝
[4]ドーナツ・ピーナツ・・準々決勝敗退
[5]たくろう・・・・・・・準々決勝敗退
[6]ぎょうぶ・・・・・・・3回戦敗退 
[7]ハイツ友の会・・・・・2024.3.解散

やはりバッテリィズのM-1準優勝は光ってますね。しかしこのytvでは3位だったんですね、、(たしかM-1の2本目と同じ「世界遺産」のネタだったかと)。それにしても空前メテオが3回戦敗退は無念すぎます。ドーナツ・ピーナツは前年M-1は準決勝までいきましたが、この年は準々決勝で敗退。ぐろう、たくろうは、準々決勝のネタを見る限りはかなり惜しかったですが、、

なお、ytv 第11回(2021 - 22)で優勝したカベポスターは、2022年M-1決勝進出(8位)、4位のさや香はM-1準優勝と大きく躍動しましたが、他の年についても、ytvとM-1の戦績が比例しているわけでもありません。

確かに、ytv最終決戦が3月で、M-1は予選を含めると8~12月と、半年も空けば、力量も運も大いに流動するものではありますし、審査員の観点もかなりことなるので、そんな簡単な相関関係が出るわけではないのでしょう。しかし、、もっと関西勢がハネる予感が抱けるような賞レースになってほしいです。手前勝手で贅沢なのはわかってますが、、


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