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ポッドキャストで楽曲が流れない問題②
先日、ラジオ番組では普通にオンエアされている「歌」「楽曲」が、ポッドキャストでは何故カットされるのか、について考えてみました。
ラジオ番組は「放送」で、ポッドキャストは「配信」という違いがあるところまでは考えが及びましたが、そこで止まってました。本稿ではその追記などを。。
以下のサイトなどを見ると、明確かつ端的に説明して下さってました。
Q 「放送」と「配信」の違いについて教えてください。
A 電波を使用するか、インターネット回線を使用するかという違いがあります
確かに。言われてみれば当たり前すぎるのですが、確かにその違いですよね。
「放送」の方は、電波に乗せて発信するので、その「電波」の及ぶ範囲は限定的。「配信」の方は、ネット回線に乗せるので、インターネットさえあれば、範囲は無限大。
JASRACと、NHKや民放など放送事業者との間に締結されている、「
包括的利用許諾契約」は、「電波」を使用する発信において、ということなのでしょう。「電波」は、及ぶ範囲が限定的だからOK、かと。
確かに「風街ラヂオ」はTBSによる「放送」で、関東圏にのみ「電波」が及んでます。ただそのポッドキャストはインターネットを介した「配信」なので、上記の包括的利用許諾契約の範囲外になるので、楽曲がカットされる、と。こういう理解が正しいなら、得心がいきます。
となると、radikoプレミアムはどうなるのでしょうか。しかるべき料金を支払って、「放送」を「ネット回線」で聴くことになります。「包括的利用許諾契約」が及ばない分を、配信者がJASRACに許諾料を支払って、この分は「radikoプレミアム」の使用料金で充当される、などということなのでしょうか(間違っていたらすいません)。
とにかく少しだけ理解が進みました。ラジオもテレビも基本同じなのでしょう。例えば「M-1グランプリ」は「全国ネット」とうたわれていますが、大阪・朝日放送テレビ(ABC)が制作し、東京・テレビ朝日から放送されます。テレ朝から電波の及ぶ範囲は限定的ですが、全国の各放送局(この場合ANN系列局)が、同じコンテンツを電波に乗せるので、全国等しく同じものが視聴できる、と。インターネットが普及したために、こうした「当たり前」が無自覚、というか曖昧になっておりました。
確かに、お笑いの賞レースなどで、ネタ中に歌や楽曲が使用されると、放送ではそのまま流れても、YoutubeやTVerなどの配信になると無音になったりする理由も分かりました。それでも、先のM-1開催記者会見で、フースーヤはかなりギリギリなことをやっておりました。
麒麟・川島さんなど、皆が「アカンアカン」というのは、そういうことだったんですね。