【メガトンブロアー採用】ルギアに勝ちたいカビゴン
こんにちは。きょーすけと申します。
Twitterアカウント(@kyosuke____p)
普段は栃木県足利市周辺でポケカをしたり麺を食べたりしています。好きなポケモンはロコンです。
今回はシティリーグS1、CL東京で使用したカビゴンについてまとめます。拙い文章かと思いますが全文無料なのでぜひ読んでいってください。
大会の結果
9/19 シティリーグS1 ベスト8
⭕️リザードン
⭕️リザードン
⭕️ドラパルト(ピジョット)
⭕️タケルライコ
⭕️ドラパルト(ネイティオ)
❌タケルライコ(大空洞)
トナメ
❌タケルライコ
9/22〜23 CL東京
DAY1
⭕️リザードン
⭕️ルギア
⭕️レジドラゴ
❌トドロクツキ
⭕️タケルライコ
❌ドラパルト(ボム、メテノ)
⭕️サーナイト
DAY2
❌タケルライコ(後1種切れ)
❌ミライドン(後1種切れ)
⭕️リザードン
⭕️タケルライコ
⭕️レジドラゴ
❌レジドラゴ
❌カビゴン
❌リザードン
こんな感じです。シティのトナメ、CLのDAY2には進めたものの勝ちきれない結果となりました。マッチングは大体想定通りで不利対面もかなり避けられていたので悔しさが残ります。
各対面への戦い方は後述します。
カビゴンを使用するまでの経緯
カビゴンを使用する前はロストバレットやサーナイトを主に使っていました。しかし、ファントムダイブやカースドボムの登場によりスピーディなゲーム展開が増え、少しの出遅れが許されにくい環境になり、これらのデッキが使いにくく感じました。そこで、初動のハードルが低くて安定しやすく、環境の多くのデッキに有利を取れるカビゴンを練習しようと考え、8月ごろから使用していました。
使用デッキ
下画像の通りです。
各種採用について
カビゴン 4枚
特性とおせんぼによって、攻撃できないポケモンをバトル場に縛ることができます。
3枚でも良いと考えたこともありましたが、カビゴンで縛って勝つ対面(ドラパルト、サーナイトなど)に対してカビゴンを準備しやすくするために4枚採用しました。
ミミッキュ 2枚
特性しんぴのまもりによって、V、exのポケモンからダメージを受けません。
カビゴンLOはカビゴンを使って攻撃できないポケモンを縛って勝つ方法以外に、相手が絶対にきぜつさせることができないポケモンを準備して勝つ方法があります。後者の勝ち方をする時や逃げるためのエネルギーが多いV、exのポケモンがバトル場にいる時に使います。
ほとんどのデッキがミミッキュを突破する手段を準備していますが複数回倒すとなると話が変わる場合も多いため2枚採用としました。
オーガポン いしずえのめんex 2枚
特性いしずえのかまえによって、特性を持ったポケモンからダメージを受けません。
ミミッキュと同様な運用方法ですが特に対リザードンではオーガポンをよく使います。
こちらも2面処理するのが大変であるため2枚採用しています。
ロトムV 2枚
このデッキのエンジンです。特性で手札を蓄えて相手の動き方に対して最適なカードを使うための準備をしてくれます。
ヒスイのヘビーボールも採用していますが複数のカードが落ちたときに他を優先したいため2枚採用しています。
ネストボール 4枚
採用している全てのポケモンをベンチに出すことができます。ポケモンを場に並べることは大事ですが、序盤に使いすぎると終盤の手札干渉後に本当に必要なポケモンが出せなくなってしまうため、残せるときは残しておきたいです。
ヒスイのヘビーボール 1枚
自分からサイドを取ることがない為、必要なポケモンがサイドに落ちた場合に助けてくれる唯一のカードです。サイドに落ちたカードを直接確認できるカードでもある為、時間を短縮できます。手札をトラッシュする必要があるカードは不採用なので初手に来たら使ってしまって問題ありません。また、ペパーでボールを持ってくる場面も多くありますが持ってきたいポケモンがサイドにいる場合にはヘビーボールから使い山札にネストボールを残したりもします。
おはやし笛 4枚
カビゴンで縛る対象のポケモンを強制的にベンチに出すことができるカードです。また、ミミッキュ、オーガポンを倒すことができないポケモンで場を埋めてしまうことも狙えます。
ヒットすると勝率が上がる強カードであるため4枚採用です。
カウンターキャッチャー 4枚
自分からサイドを取らないので極めて相性が良いです。カースドボム等でたまに使えないので注意。
ポケギア3.0 4枚
序盤に場を準備するために使ったり、その時々に必要なサポートを引き込んでくれるカードです。たくさん使いたいため4枚採用ですがロトムが場から消えた後に使いたいためなるべく残した方が強い山が作れます。
ともだちてちょう 2枚
1枚採用のサポートも多くありますがそれらを複数回使用することができます。終盤欲しいサポートが引けるように山札を作りましょう。
夜のタンカ 1枚
きぜつしたポケモンを即座にベンチに出すことができるため採用枚数より多く同じポケモンを使用できます。
いれかえカート 1枚
カビゴン以外のポケモン→カビゴンを出すときによく使います。ボタンでも似たことができますがグッズであることを評価し1枚採用。
メガトンブロアー 1枚
このデッキレシピの中で最も特徴的なカードです。相手のポケモン全員についているポケモンのどうぐと特殊エネルギー、場のスタジアムをトラッシュするという1枚のグッズの効果としては破格な性能をしています。
メガトンブロアーとシンオウ神殿を合わせて従来不利であったルギアとも戦えるようになりました。
ぱっと見、対ルギアに特化したカードに見えますが、どうぐ、スタジアムをトラッシュできるため、ルギア以外との対戦でもきらめく結晶や森の封印石、ジャミングタワーやロストシティといったカードを剥がすためにも使えます。
使うと自分のスタジアムもトラッシュされてしまうため順番に注意が必要です。
ハンディサーキュレーター 3枚
このカードを使って、攻撃するためのエネルギーがない状態を作って勝ちを狙うこともあります。この勝ち方を狙う場合、場のポケモン全てにハンディサーキュレーターがついているとボス等で避けることができなくなって強いため多めの3枚採用。
勇気のおまもり 2枚
ロトムVに貼ってファントムダイブやストームダイブを耐えたり、オーガポンに貼ってボムの要求をヨノワール2回まで引き上げたりします。ヒーローマントが不採用であるため2枚採用していますがまけんきチョッキやゴージャスマントを検討しても良かったかも。
森の封印石 1枚
このデッキにはピジョットVが採用されていないため中盤以降は使いにくいです。序盤にロトムVに貼って使用することが多いです。
ペパー 4枚
ボールでポケモンを展開、おはやし笛でベンチを埋める、カウンターキャッチャーで裏を呼ぶetc…色々な使い方ができます。初手に欲しいのもあり4枚採用。
ボタン 3枚
場をカビゴンだけにして逃げられなくする、場を倒せないポケモンだけにしてサイドを取られないようにする等の使い方をします。ダメージを負ったポケモンに使うと回復もできます。
野盗三姉妹 3枚
相手のグッズをトラッシュすることでリソースを破壊できるカードです。序盤からどんどん使っていきたいので3枚採用。
ビワ 2枚
野盗三姉妹と同様、相手のリソースを破壊します。また、手札を確認できるので次の相手の動きをある程度予測することができます。野盗三姉妹と違い連打しないので2枚採用。
シマボシ 1枚
反対に自分のリソースを回復するカード。コイントスを成功させる必要はありますがどんなカードも戻すことができます。ACE SPECを複数回使う、ともだちてちょうを戻して自身の山切れを防ぐといったことが可能になります。
クセロシキのたくらみ 1枚
ターン数が多くなるため、お互い手札の量も多くなります。そういったタイミングで使うと相手の手札をたくさんトラッシュすることができます。手札をトラッシュさせることはナンジャモ等で山札に戻す量が減るため山札を削っていることとほぼ同義になります。
ボスの指令 1枚
カウンターキャッチャーで役割を果たせますがサイドを取られていない序盤やカースドボムでサイドを調整された際のベンチを呼ぶ手段として使えます。ともだちてちょう、エール団の応援で使い回せることも評価します。
ナンジャモ 1枚
クセロシキ→ナンジャモの順で使うことで山札の数を減らす、相手の手札を減らして動きを制限しているうちに詰み盤面を作りにいく、ペパーでサーチできないカードを引きにいく等の時に使用します。
エール団の応援 1枚
ポケモンとサポートを合わせて3枚山札に戻すことができます。終盤に使うことで欲しいサポートを引きやすい山を作ることができます。
シンオウ神殿 2枚
主に対ルギアの時に使います。対ルギア以外でも相手に利用されないスタジアムとしてポケストップ等を剥がすときに有効です。
ルギア対面で必ず使いたいので2枚採用。
ボウルタウン 1枚
種切れを防ぐためにボールの代替として採用。継続してカビゴンを並べられる可能性がある点が優秀です。
ミストエネルギー 2枚
ファントムダイブ、くるいえぐる等から守ってくれるカード。ミミッキュに貼るとミュウexにゴーストアイをパクられても無効化できます。サーチできるカードがない、逃げ札にもなるため2枚採用。
採用を検討した不採用カード
ピジョットV
特性により自分の山札切れを防いでくれますが、エール団の応援、シマボシ、ともだちてちょうを使えばほぼ山札が切れることはありません。ヒーローマントを採用している型ならヒーローマントをつけて一度耐えてから特性で山札に戻り攻撃をなかったことにすることができますが勇気のおまもりでは耐久が足りず同じことはできないことも加味して不採用としましたが森の封印石と相性が良く、ロトムVには勇気のおもまりを貼ることができるようになるため採用したいカードでもあります。
エリカの招待
手札にあるたねポケモンをバトル場に呼び出すことができるカードですが、手札にあるポケモンはトラッシュや山札の下に送ることでケアできてしまうため、おはやし笛より優先順位が低いと判断し不採用としました。
ハバタクカミ&重力玉&災いの荒野、オンバーンex、リキキリンex(トドロクツキ対策のカード)
ハバタクカミに重力玉をつけ、災いの荒野を貼りながらモモワロウをバトル場に呼ぶことで特性を消し、逃げるためのエネルギーが3個必要な攻撃できない(技は使用可だがダメージが0)ポケモンとして縛る対象とすることができます。しかし、モモワロウを2体出す、スタジアムを温存すること等でケアされてしまうため、不採用としました。
オンバーン、リキキリンについてはCLの前週のシティリーグでオンバーン+ミストエネルギー採用のカビゴンがかなり結果を出していたことに加えてCLでのルギア増加に備えてトドロクツキ側がシンオウ神殿や改造ハンマーを入れてくることが予想できたためトドロクツキ対面を割り切り、その分ルギアに勝てるようにデッキを組みました。
イーユイex
採用すると能動的に相手の山札を削ることができますが炎エネルギーを同時に採用する必要があるため、枠が足らず不採用となりました。その結果、ミラーに絶対勝てない構築となってしまいました。
各対面の戦い方
ルギア
微不利〜五分
対ルギアはジェットエネルギーが4枚採用されていることで逃げる以外のいれかえ手段が豊富なのでカビゴンで縛りにくく、また、チラチーノが採用されていることからミミッキュ、オーガポンで詰ませるプランが立てられません。そのためデッキ単位で不利とされていますが、今回の構築にはメガトンブロアーとシンオウ神殿が採用されています。攻撃された返しに後ろの攻撃しづらいポケモン(テツノカイナ≧ガチグマ>アーケオス、場合によってネオラント)を呼び出し、メガトンブロアーでエネルギーをトラッシュするとルギア側は攻撃へのハードルを上げられます。同時にシンオウ神殿を貼るとジェットエネルギーの効果が消え更に時間を稼ぐことができます。相手が止まっている間にシマボシでメガトンブロアーを山札に戻し、相手が攻撃してきたらメガトンブロアーを使ってどんどんエネルギーをトラッシュさせます。相手はスタジアムの張り替えとジェットエネルギーを同時に使いたいのでドローゴーする場合が多いです。そのタイミングでクセロシキのたくらみを使用すると手札のエネルギーやボスの指令をトラッシュさせることができたりします。それでも縛る対象がアーケオスしかいない場合はあまり時間が作れず間に合わなくなってしまうことがあり、また、早期にロトムVを倒されてしまうとパーツが揃わず押し切られてしまう場合があるので有利とまでは言えません。
タケルライコ
微有利
勝つプランは3つあります。
①ミミッキュを倒すことができないポケモンで盤面を埋める
②いれかえカート、プライムキャッチャーを全てトラッシュして縛る
③ハンディサーキュレーターでエネルギーを3回後ろにつけかえて攻撃不能にする
まずは最も楽に詰ませる①を狙います。大体決まらないのであくまで自分の場の展開を優先です。ダメなら②を狙います。グッズが多く入っているデッキなので野盗三姉妹のヒット率は高く、強く使うことができます。
タケルライコが攻撃した場合はミミッキュを、スナノケガワが攻撃した場合はカビゴンをバトル場に出すことで相手に要求を与えることができます。ミミッキュにはおまもり、カビゴンにはサーキュレーターを貼ると強いです。
相手に速攻でサイドを進められてしまい押し切られることがあるので微不利です。
リザードン
有利〜五分
オーガポンが最も活きる対面です。相手はカースドボムでオーガポンを倒しにくるので野盗三姉妹をどんどん使い、つりざお、飴をトラッシュしてカースドボムの回数を制限し、オーガポン2体を押し付けます。ヨノワール+サマヨール+ひをはく30ダメージでちょうど倒されてしまいますがおまもりを貼るとヨノワール2回まで要求を引き上げられますが、ハンディサーキュレーターを貼った方が強いケースもあります。
ネジキやフトゥーが採用されていることが多いのでカビゴンで縛って勝つプランは通しにくいです。また、キャンセルコロンの採用がまれに見られますがその場合オーガポンをワンパンされてしまい厳しいゲームになります。野盗三姉妹で落としましょう。
ドラパルト
有利〜微不利
構築(カースドボムの有無)によって有利不利がかなり変わる印象です。ファントムダイブとカースドボムで一気に盤面からポケモンが消えてしまうためカビゴンを多めに置いたりミストエネでケアする必要があります。いれかえる手段は少ないデッキなのでおはやし笛でマナフィ等をヒットさせカビゴンで縛ることを狙います。基本エネルギーは3-3で採用されていることが多く、同じタイプのエネルギーをハンディサーキュレーターで後ろに送り続けることが有効です。きらめく結晶をつけている場合でもメガトンブロアーで対処できます。
サーナイト
五分
ハンディサーキュレーターを使ってエネ切れを狙います。クレッフィ、ハバタクカミはカビゴンの特性を消して逃げることができます。エネルギーの付け替え先として弱いためおはやし笛を使い、それ以外のポケモンを並べたいです。つりざお、タンカを削っておくと悪エネルギーが再利用できなくなるため野盗三姉妹やビワも積極的に使いたいです。基本はカビゴンを並べることが多いですが、相手の盤面によってはミミッキュやオーガポンの突破が難しくなっている場合もあるので頭に入れておきましょう。
レジドラゴ
五分〜微有利
いれかえ、プライムキャッチャー、キャンセルコロンが採用されていて、且つ、レガシースターで再利用されてしまいます。これらを使われる前に野盗三姉妹、ビワでトラッシュできるかが鍵になります。トラッシュしてしまえばオーガポンを倒すことが難しいことやカビゴンで縛れるポケモンが多いデッキであることからかなり勝てると思われます。
テツノイバラ
不利
ロトムVの特性が使えない、且つ、ジャッジマンを使われることで思い通りの動きをさせてくれません。
野盗三姉妹、ビワでキャンセルコロンをトラッシュしミミッキュを押し付けると勝てます。キャンセルコロンは2枚採用が多いことから夜のタンカで戻して3回押し付けることも有効です。ロストシティでロストに送られなければ狙いましょう。
トドロクツキ
無理。
盤面をモモワロウ以外で埋めるor小ツキ以外で埋めてミミッキュにミストエネを貼るという勝ち筋が一応あるにはあります。
カビゴン
この構築では勝てません。CLで対戦したカビゴンにはホシガリス(svD)が入っており炎エネルギーの枠を作らなくても相手の山札を削ることが可能な構築になっていました。勉強不足を実感しました。
終わりに
不慣れなもので、書き終えるまでかなり時間がかかってしまいました。ご指摘等ございましたらTwitterアカウントまでご連絡いただけますと幸いです。
皆さんもメガトンブロアー回していきましょう🌪️🌪️🌪️
長々とお付き合い頂きありがとうございました。