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映画犬神家の一族(1976年)
大変恐縮ではありますが、犬神家の一族について書いていこうと思います
どうぞよろしくお願いいたします
皆さんもご存知の通り、横溝正史先生の作品です
映画作品は市川崑監督が撮られています
私は市川監督独特の、あの陰影の世界観が大好きで、暗いとおっしゃる方も存じ上げますが、暗さの中に人間の業なのか、様々な感情を表しているのではないかと何度みても素晴らしい作品だなと思うのであります
あらすじ
舞台は昭和22年 信州那須市 一代で財を築いた犬神佐兵衛(いぬがみさへい)が莫大な財産を残し他界 亡くなる寸前に遺言書がある旨を伝える
遺言書は「一族がすべてが揃ってから発表」というもので、長女松子の一人息子佐清(すけきよ)の復員を待つ事になる
そして、我らが名探偵金田一耕助に犬神家の顧問弁護士若林から「近々、容易ない事態が勃発するのではないか」と手紙が来ます しかし若林弁護士は毒殺 金田一は、若林の上司にあたる犬神家の顧問弁護士、古館から引き続き調査継続を依頼される...
そしてとうとう佐清が復員から戻って遺言書が発表される
しかし一族の前に現れた佐清を名乗る男は黒頭巾を被って異様な佇まいだった
発表前に顧問弁護士の古館から、「顔をみせてほしい」と言われ 黒頭巾の下には白いゴムマスクを被っていた 顔面は凄まじいやけどで直視できないためゴムマスクで顔を隠しているという
そんな混乱の中で遺言書が発表され、毒殺された若林が苦慮していた
「容易ない事態」血みどろの連続殺人が起こってしまう。。。
難しいあらすじでした 本当に好きな映画なのでたくさんの方に見て頂きたいですのですが、複雑なストーリーと人間関係が絡み合っているため何度も書き直しました
このあらすじで映画冒頭30分くらいです
登場人物が多いので初めてご覧になる方は大変だと思いますが、頑張って見て頂きたいです
原作もこちらです
しつこいようですが また角川文庫のこの表紙がお気に入りです
本日もご覧いただきありがとうございました