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三角保ち合い/アセトラ・ディセトラ |【テクニカル分析】


今回は三角保ち合いについてお伝えいたします。

チャートパターンの記事で簡単に触れていますのでまずはそちらを確認してからのほうがスムーズにに理解できるでしょう!



■ 三角保ち合いとは


三角保ち合い(シンメリカルトライアングル)とは、価格が上昇傾向と下降傾向の中間で横ばいに進む形状を描きます。

この形状は、三角形に似ていることからこの名前が付きました。

三角保合いは通常、2つのトレンドラインで囲まれた三角形の形状をしています。上昇トレンドラインと下降トレンドラインです。

最終的に、価格はいずれかのラインを突破して、上昇または下降のトレンドを形成していきます。

要するに相場が拮抗(上昇と下降が戦っている)状態に出現する形と言う事ですね!



■ アセンディングトライアングル


三角形の左上が直角になる三角形の保ち合いが
アセンディングトライアングル”です。

株価が上昇・下落を繰り返すなかで、投資家が前回の安値まで株価が下落するのを待てずに買いを入れてくるため、安値が切りあがってくる形です。

つまり、このチャートがあらわれるときは「この先株価は上がる!」という先高感が強く投資家が強気になっているときです。

この形のチャートがあらわれたときには、頂点をつけた後に上昇する確率が高くなります。



■ ディセンディングトライアングル


三角形の左下が直角になっている三角形の保合いが
“ディセンディングトライアングル”になります。

アセンディングトライアングルの三角形を上下逆にした形で、徐々に上値が切り下がってくるパターンになります。


下値は一定で底堅く安定しているものの、上昇に戻る力が弱いため、
前回の高値まで上昇しないだろうから、とりあえず前回の高値より下でも売っておこうと徐々に注意を払う投資家が増えているパターンです。

その後、底堅いと思われていた下値から窓をあけて下落したり、三角形の頂点から下に均衡が破られた時に、投資家は一斉に損失確定させるロスカットを行なったり、新規売りを行なう参加者も多くなります。

このため、三角形の左下が直角になっている「三角保合い」の形の頂点をつけたときは、その後株価が下落する確率が高いチャートと言えます。



■ エントリーポイント


エントリーポイントはブレイクからレジサポ転換してエントリーが望ましいです。

ブレイクしたからとっさにエントリーをしてしますとダマしにあうこともよくありますので注意が必要となります。



■ まとめ・注意点


チャートパターンのすべてにいえることですが、ローソク足がブレイク確定したのを確認してからエントリーを必ずするようにしましょう。

飛び乗りのエントリーは高値掴みをしてしましかねないため、細心の注意が必要となります。

またアセンディングトライアングルだから上にいく。
ディセンディングトライアングルだから下にいく。という風に考えすぎるのはよくありません。

当然逆にブレイクすることもあります。
ですから最後まで見極めてブレイク確定した方向性についていくようにしましょう!

相場の格言でいう『頭と尻尾はくれてやれ』と言う事ですね!



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