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絶対必見!安ホテルのトレンドは中国系か?アラビア系か?

前回の続きと言う事で、遂にこの歳で野宿、初体験かー?
と焦ったのでしたが、いずれにしてもホテルをブッキングしなければならない?

と言う命題で、先ずはブッキングを拒否されたホテルのおねーさんに聞いてみます。

焦る気持ちを抑えつつ、ゆっくりとそして、あくまでも優しくこの辺に別のホテルは何処かある?
と聞きました。

すると、不細工で不親切そうな彼女曰く、
そうだねぇー、大通りの5、6件先に安ホテルあるよ、との事です。

そうか、大通りには安ホテルがあるのね、それにしてもずいぶんとアバウトな受け答えだねぇー、
と心の中で思いつつ、表情はクールに行きます。
そして、非常時には別案も大切です。

次のプランBはどうしたものか?

そうだ、あなたにチップをあげるからこのホテルのロビーとか、一階のフロント辺りに一晩居させてよ、
と言ってみましょう。
一日中ハイウェイを走り回って、埃まみれで疲れ果てているので、あまり身体と頭をつかいたくありません。

それから脳みそをフル回転しつつ、もう一つプランCも考えました。

とりあえず、当日だけれどネットでこの辺のホテルを探すしかない?

という事の3択で、彼女の顔を見ながら、やはりこのタイミングではどうしたらよいか?不機嫌そうな彼女の顔を眺めつつ、すかさずプランCを実行します。

そうこうしている間に、携帯の電池がそろそろ切れそうになる前にしなければなりません。
何処とも分からない安ホテルを頭の中で考えもまとまらずに、よくわからない中でネットからゲットです。

はやる気持ちを抑えつつ、バイクのエンジンに火をつけて、急いで駆けつけて行ってみたら、なーんとリゾートからは想像もできない裏寂れたアラブ人街の真っ只中にあるアラブ系ホテルとなりました。

全ての人が、短髪で目力がやたら強い、にーちゃんたちがホテルのロビーに屯しているのです。

イカした髭をツヤっと生やしている男たちが、こちらをギラっと睨みつける中で、こちらはアジア人特有の童顔でツルッとした、髭なし日本人がただ1人、コーランの音楽と、強烈なコロンの香りたなびく不思議ゾーンのホテルにステイすることになりました、

なんだか、南国の灼熱の太陽の下で、どんどんと深みにハマってゆきそうな旅の道中です。
不安と共にワクワク感も感じている自分がちょっと怖いです。

コーランと強烈なコロンの香りたなびくホテルの中で、脳内ドーパミンが出てクラクラするような状況ですが、そこでひと言。
まぁ、野宿するよりマシか?

走行距離、20キロ

コーランと煙りたなびく夜の月



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